サブタイ「キスとバストとポニーテール」からして原作4巻のアレを想像していたら、5巻の内容をはしょりつつも吉井姉弟の関係に話を絞ってまとめた原作忠実回。確かにキスもバストもポニテもあった。正しい上に良いミスリードだぜ……玲でないと思ってたから、5巻の内容を持ってくるとは思ってなかったし。
原作読者からすると飛ばされた部分が多少残念ではあるんだけど、無理なくまとまった印象を受けました。
原作未読者は違和感なく見れる感じなんじゃないかな。
5巻序盤の男子萌え展開を全面に押し出してがっつりと雄明BLサービスも満載、さりげなく(本当にさりげなくだけど)ここんとこ影の薄かった久保君も出たし……何より吉井家でのお泊り回で、もう何の違和感もなく自然に雄二を誘って夕飯を作ろうとする明久が!!!!!もう明久の家が自分の家であるかのようにキッチンで夕飯の準備手伝う雄二が!!!!!悪友いやっほおおおおおう!!!!!
アニメでは殆ど見せてなかった黒姫路様がご光臨されていたのも良かったです。
っていうかどんだけレ●プ目なの姫路さん超おちついて!!
そしてなにより、終盤の吉井姉弟のやりとりが普通に良かった!
なんだかんだといいつつ久しぶりに帰ってきた姉をねぎらおうと一生懸命夕食のメニューを考えていた明久が、玲の言葉を聴いて徐々に表情を変えていく様子が。明久の言葉に冷静を装いながらも、悲しみを隠せない玲の表情が。苛立ちを隠せずに感情的に口調を荒げる弟と、声には決して悲しみを出さないけど表情で悲しんでいる姉と。姉弟のすれ違う様子が痛いくらいに二人の姿に表れていて。こういう部分が見れるのはやはりアニメだからこそで、この場面を見れたことが凄く嬉しかった。なんていうか、こういうのが凄く、見たかった。
テスト後のやりとりも、原作でも凄く好きな部分で、ここがちゃんとアニメで見れて良かったです。
とにかく嬉しかった。文句なしの「神回」でした。
とりあえず、今日会社終わって家帰ってきたら俺、この話もう一回見直すんだ…。
さて、アニメも残り3回。ここでタイトルに再び現れた「ラブレター」という言葉はやはりどうしても先週姿を見せた「彼」も併せてBクラス戦のフラグとしか思えないのですが…となると、やはり根本君がラスボスか?しかし、明久の壁破りはともかくムッツリーニの圧倒的な火力は既に第2話で見せているわけで……残り少ない話数でどういう風に演出してくるのかが楽しみです。
出来れば!最後くらいは悪友に平等な活躍の場を!!!