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映画「涼宮ハルヒの消失」


パセラでがっつり歌った後、ずっと見たかった「消失」を見てきました。

原作は数年前に1度通しで読んだっきりなんだけど、「消失」が発生してから一人取り乱すキョンの必死さが見ているこちらまで痛々しかったなぁ。そこから少しずつ希望が見えてきて、たとえ世界が変わってしまっても変わらずパワフルなハルヒが印象的。

以下ネタバレ個人的に印象強かったのは「消失」世界での古泉でしょうか。普段の古泉はどちらかというとハルヒよりキョンに興味を抱いているイメージが私の中にあったのですが、キョンと他人になってただのハルヒのことが好きな普通の高校生になった古泉が、ハルヒとの関係に対して感じている苛立ちと、一瞬でハルヒの興味を持っていってしまったキョンへの羨望が一瞬だけ顔を覗かせるシーンにゾクっとなりました。いつものような昼行灯の仮面の下にある、彼本来の姿を一瞬だけ垣間見たようで。そうか、古泉ってこういうキャラだったのか…とキャラ観を改めるくらいの勢いだった。

あと、消失世界を体験したキョンが、自らに疑問を問いかけるシーンが本当にかっこよい。そういわれてみると、私が「ハルヒ」という作品を好きになったシーンはここだっけ。文句を言いながらもハルヒに振り回されること、SOS団のちょっと不思議な仲間達との空間に心地よさを感じているキョンが、自らが望んだ筈の心地よい「普通の」世界を切り捨てて「非日常」の世界へと帰ることを決意するシーンにはニヤリとします。


しかし、それまでのコラボめぐりで体力使い果たしてしまっていて、イマイチ作品世界に浸りきれなかったのが自分的に凄い残念だった。次に行く機会があれば、ちゃんと体力を万全の状態にして、しっかり見に行きたいなあ。

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