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1/18@輪るピングドラム


 ここ3日くらいでまとめて「輪るピングドラム」を見ました。リアルタイムでやってたときは他に見たいアニメが多すぎて手が出なかったんだけど、結果としてこれはまとめてみた方が良かったかな。設定が入り組んでて結構混乱しそう(というか一気見でも半分混乱しながら見てた感じ)

 最愛の妹が死んでしまったと思ったら生き返ったのはいいんだけど明らかに時々別の人格にのっとられてて、妹をちゃんと生き返らせるために「ピングドラム」というアイテムを手に入れなきゃいけない……といわれた兄弟の話なんだけど、段々回を追うごとに明らかになっていく真実が予想以上に重くて、凄かった。兄弟妹の出自だけでなく、脇を固めるキャラクターたちみんなが何かしらの難しい事情を抱えていて、それが少しずつ明らかになっていくのが凄く面白い。

 真実が明らかになっていくたびに、高倉兄弟が作り上げたハリボテの「高倉家」の姿が少しずつ丸裸にされていく姿が、物悲しい。彼らの家がパッチワークのようなトタンで作られているのがまさにその事実を強調するようで。暖かく見守ってくれているのかと思っていた大人たちにもそれぞれの譲れない事情があったりして。

 理不尽な大人たちの世界に抗う子供達と、かつて世界に抗った元・子供達のお話だったのかなあなどと。子供ブロイラーこわい。

 主人公である高倉兄弟も好きなんだけど、なにより女の子がかっこよくて可愛いアニメだった。ただの残念なストーカーかと思われていた苹果が死んだ姉・桃果の呪縛から解放され、少しずつ成長していく姿には胸が躍るし、姉の桃果がまた物凄い男前でかっこいい。デキる女子系の真砂子が少しずつ「妹」としての弱さを見せながらも身体を張って頑張る姿も印象的。

 そんな彼らの思惑が交錯する最終回は本当に見ごたえがあったんだけど、同時に「つまり晶馬君の運命の相手が冠葉く……いやなんでもない」と思ってしまった自分が居て、自分で自分が残念だったよ!!いや、でもそういうことですよね!?ひまりちゃんが同じシチュエーションで「運命の人だ」って認識してましたし!!

 最終的に残念なのは私の頭だ!というオチがつきました。てへぺろ。

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