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バカとテストと召喚獣10.5

[著]井上 堅二  [絵]葉賀 ユイ

進路希望調査に記入内容に迷う明久・雄二・ムッツリーニの3人に学園長が提案したのは、召喚者の未来をシミュレートする新たな実験――「間に合ってます」「なんだいその反応!?」(正しい教師とのやりとり)。とはいえ興味をそそられたFクラス面々は早速試してみることに……。『僕と未来と召喚獣』他、明久と雄二を襲った衝撃の人格入れ替わり事件の顛末『僕と雄二と危ない黒魔術』など全4本でお贈りする青春エクスプロージョンショートストーリー第5弾! (ファミ通文庫公式サイトより)

   個人的お気に入り度数

 入れ替わり、人気投票、8年後、兄思いの弟など色々な意味で隙のない短編集5冊目。正直、玉野さんが予想以上にデカかった(まさかの翔子以上)ことが最大の衝撃だった気がします。人気投票がいろんな意味で予想GUYでしたけど確かにそんな話、10巻のあとがきでやってましたね!予想外だよ!!順位はよそうとおりだったよ!!明久泣かせたい。

僕と兄さんと謎の抱き枕
 物語の欄外で色々とアレな目にあっていた久保君の弟・良光が文月学園に学校見学に行くお話。兄の抱き枕の相手(=明久)を知るところから始めようとFクラスに赴いてリサーチをかけていくうちにいつもの面々に振り回されて、彼の中の明久像が捻じ曲がっていくのが楽しすぎました。外部の中学生にも色々と容赦ないFクラスの面々も面白かったけど、良光のクラスメイトだったムッツリーニ妹の陽向が可愛すぎて生きるのが辛い。っていうかまさかの弟妹同士のラブコメ展開が可愛すぎて死んだ。

 これだけ自分がクローズアップされた短編なのに最後しか出番ない久保君の歪みなさ……たった1日で微妙にあの空気の中に染まってる弟の様子を見てどこか暖かく見守ってる久保君の姿がなんだかとてもツボだったのですが、その後の久保兄弟の喧嘩とか色々な意味でみたかったです。そして間違いなく玲と葉月の次くらいに生徒の兄弟では存在感のあるキャラで、これだけ出番あったのにイラストでの出番をムッツ妹にもっていかれる久保君弟マジ久保君の弟…。

僕と雄二と危ない黒魔術
 FBオンラインで先行掲載されて物議をかもしだした略。翔子の所持していた黒魔術の本の不思議な力で明久と雄二が入れ替わってしまって……!?からはじまる珍騒動。明久と雄二が「俺の身体」「僕の身体」いいすぎなのはわざとなんですか玉野さんホイホイすぎて玉野さんと一緒に小躍りするレベル。

 雄二っぽいふてぶてしいいやらしい笑顔の明久とか想像するだけで萌え転がれるんですが、アキちゃんのこととなるとリミッター外れる玉野さんの暴走っぷり凄すぎてもう笑うしかない。そして案外不意討ちに弱い雄二の怯えっぷりが可愛すぎました。

 中身姫路さんな雄二とか、終盤の美波in雄二と玉野in明久の喧嘩の前口上とか普通に挿絵つきで見てみたかったんですが……今回は全体的に挿絵が女子萌えメインでしたよね……。

僕と未来と召喚獣
 今回のババア長枠。どういう形で召喚されるのかとおもったけど、召喚者の未来をシミュレートして、その自分と会話したり出来ると言うシステムでババア長マジ存在がSF。

 大人の余裕を身につけた25歳明久がただのイケメンすぎてもれなく死ねる。挿絵も含めて酷い破壊力だった。25歳ムッツリーニはあれわざと過去の自分を煽ってるようにしか見えないんだけど、あのメールを見た工藤さんの感想が私気になります。あと、秀吉の性別不詳は多分過去にDメール送ると関係ない内容で世界線変動起きても性別が変わるとかそういうレベルなんだと理解。そして25歳雄二がまさかの全○……原作が常に私たちの斜め上を行き過ぎて雄二……

 それにしても、未来の美波&美春の設定が正直おいしすぎてあれだけで番外編出して欲しいレベル。そして久保君マジゆがみない……

私とウサギと仄かな初恋
 姫路さん視点から描かれる、明久と姫路さんの小学校時代の初恋話。明久が普通に隙のないクラスの人気者でビビる。周囲に気配り出来てスポーツ万能で愛嬌あって顔も悪くなくて女の子にモテモテだがいい感じに男子の恨みも買ってないとかなんですかどういうことなんですか。高校生時代よりも小学生時代のほうが間違いなく頭よさそうに見えるんですが彼になにがあったんでしょうか。

 病弱だった事もあり引っ込み思案で後ろ向きな姫路さんが明るくて前向きな明久の行動がきっかけで少しずつ良いほうに変わっていく過程はとても可愛くて好きなんだけど、やや明久側の行動に含みを持たせた流れになってるのがとても気になる。この流れで明久が「姫路さんの初恋は僕じゃない」って誤解するのには間違いなくもう1クッションあるはずだし、今回の物語でも姫路さん側からでは見えてない不鮮明な部分(神田さんとか神田さんとか神田さんとか)があって、そこが凄く気になりました。もう1冊短編が出るフラグなのか、それとも本編最終エピソードで語られるべき物語なのか。『ウチと日本と知らない言葉』に対する『俺と喧嘩と不思議なバカども』のような、明久サイドから語られる小学生時代の物語があるんじゃないかなあと……原作の残り話数が少なくなってきていることもあり、そういうのを期待してしまう。

 それにしても、小学生明久の挿絵が普通に可愛くてもう私は!!!姫路さんは容姿がコンプレックスになるくらいだからもうちょっとふくよかでもよかったとおもうのですが。普通に可愛いので「太ってる」が自分の思い込みなのかそれともガチで肥満体型だったのを葉賀フィルターで軽減させられているのか判断がつかないのでちょっと悩む。

 今回も文句なしの面白さだったんだけど、あとがきで「次が本編最終エピソード」と語られているのが、10巻のあとがきでも告知されていたことだけど予想以上に寂しくて。とはいえ本編最終エピソードの後に短編が出る可能性だって本編が分冊される可能性だってまだ微粒子レベルで存在する……!!

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