今日もだらだら、読書日記。

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大伝説の勇者の伝説14 剣の一族の告白

 

父の仇ルシルを前にライナは――!? 急転の14巻!
ガスタークの刺客に毒を流し込まれたフェリス。解毒剤が欲しければライナとシオンに手紙を届けろと脅迫され――!? その頃、ライナは父の仇ルシルを捕縛し、フェリスたちに内緒で父の研究室に連れ込んでいた……。

レイルードに帰還したライナはひとり、父・リューラの研究室へ向かう。そこにはシオン・フェリスに内緒で運び込んだルシルが捕縛されていた。一方、ガスタークからの使者と遭遇したフェリスは彼等に毒を盛られてしまい……。

今度こそ隠し事はなしの3人のやりとりにホッとした

シオンにしろライナにしろお互いの状況を言えずに抱え込んでは失敗するというのを繰り返していたので前巻のライナがひとりでリューラの研究室に向かうラストが本当に不安だったのですが、あくまでエリス家の兄妹関係を気遣っての時間差行動でホッとしました。いやでも前巻のラストはわざと不穏に描いてたよね……。でも、これまでだったらライナがひとりで抱え込んでしまいかねない展開だったからこそ、今度こそ彼等の間に遠慮はなしという事が伝わってきて改めて安心することが出来てよかった。あとライナの不在に取り乱すフェリスが大変に可愛い。最近のフェリスは本当に、ライナのことが大好きすぎて可愛いんだよなあ!!

ルシルが人間をやめて以来まともに腹を割って話すことができなかったエリス兄妹が今こそ腹を割って会話してるところを見れるのは本当に嬉しかったし、一度は敵となったライナを再び受け入れてくれるミラー一派にもホっとしてしまったし、他のメンバーと同じく《女神》の影響から脱したミルクがライナと久しぶりに会えることにはしゃいでいる姿にはにまにましてしまうし、まだ確定ではないけれど長年の敵であったガスタークとも協調路線を歩む方向性が決まって、「神」や「悪魔」の干渉があったせいで手を取り合うことができなかった人間達がすこしずつまとまっていく。明るい未来はまだまだ見えないけど、彼等が手を取り合うならばどんな窮地だって乗り越えられる気がしてくる。前巻も含めて本当に長らく見ていなかった明るい話、なのですが……。

そう簡単に平穏な展開にはならないんだよなあ……

シオンの元を離れ、中央大陸に留まっていたフロワードは明らかにニンゲンではない存在に声を掛けられる。それは神でも悪魔でもなく、10年後のリセットを受け入れて世界の停滞を望む者の声。そして愛されていることを自覚したライナの成長を危険視する者の声。その存在は自分のことを《世界》そのものだと名乗り……。

ローランドにフロワードの姿がないの、前巻のルシルもそうだったしなんか不穏な方向のフラグなんだろうなあとおもってはいたんですがやっぱりフラグだった。神の干渉が届かなくなった世界に予想以上の大物概念が登場してしまった。そして明かされるフロワードの過去、フロワードの先祖である《英雄》の正体、そして彼の持つ指輪を作ったのは「誰」だったのか……フロワードがシオンのこと大好きすぎるのは無印・とり伝の方読めば概ね知ってたからまぁアレです!!

その世界──《メノリス》から現在の世界の状況、彼の成すべきことを聞かされたフロワードは久しぶりにレイルードに帰還する。彼が真っ先に赴いたのは……というところで引き。例によって終わり方が大変エグい!!とかいってたらあとがきで「次もすごいよ!(笑)」とか書かれてしまった。不安しか無いよ!!!

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真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説8

 

伝勇伝につながる、堕ちた黒い勇者の"はじまり"の物語、クライマックス!
戦場の死神クラウが倒れ、劣勢に追いやられた革命軍。だが、クラウの叫びに呼応した敵兵の寝返りで、戦線は崩壊の手前で維持されていた。そんな状況で、奇蹟を起こしてみろと迫るルシルに、シオンは――!?

父王と対面し、王から紋章を奪ったシオン。状況を変えるために中立派の貴族の屋敷に向かうがその頃最前線ではクラウが倒れ、絶体絶命の大ピンチに。ミラーからの援軍も見込めない。そんな絶望的な状況の中、ルークは膠着し続ける戦況に違和感を覚え……果たして、シオンは奇跡を起こして革命を成すことができるのか。

そしてシオンの戦いは続く

伝勇伝第1巻でライナが収監されていた空白の期間を描く革命編、最終巻。ラスト1冊前になっても……というか最終巻になっても全く革命の終わりが見えず、どこからあの1巻ラストの状態に繋がるのかと思っていたら王が急死して終わるという酷くあっけない幕切れ。いやでも、元はと言えば勝利条件は王を殺すことではなく、シオンが現王以上の求心力を得ることだったわけなので当然といえば当然なのか。しかしこの絶妙に終わり方の後味の悪さ、実にローランドの気持ち悪い人外システムそのものだなあという感じで味わいがありました。

そして革命を成し遂げてもシオン達の戦いは終わらない。彼等に反抗する貴族達がしぶとく国の実権を握っていて邪魔を……というのは伝勇伝本編でも幾度となく描写されてきましたが、予想以上にライナが釈放された時点で国内しっちゃかめっちゃかな状態というか、ライナの前ではデキる王様を気取っていても水面下でアップアップしてたんだなあ……としみじみしてしまった。そして彼等の戦いは「伝勇伝」「大伝」へと続く。

やだー!!「とり伝」終わらないで〜〜!!!

「堕ち伝」とともに完結となる雑誌掲載短編の最終回「はっぴー・あんはっぴー・どりーまー」はライナが禁呪を受け、シオン達がそれを解くため奔走する……と見せかけておいて実は幼い頃の記憶がなく自分の誕生日もわからないライナの誕生日祝をするため、ローランドのみんながライナのサプライズパーティを企画するお話──を、例によって大伝のライナが懐かしく回想している話。もうだからそのオチになる予感はしてたけどほんと卑怯だっていってるじゃないですかもぉ〜〜!!!!!「伝勇伝」本編での実質的な平穏な日常終了イベントがシオンの誕生日だったのに、とり伝の最終回がライナの誕生日回だなんて完全に狙ってるじゃないですかやだーー!!!

ローランド編の登場人物が全員集合な挿絵があまりにも眩しくて、もうあまりにも最終回の挿絵で、こんなん笑いながら泣いてしまう。たとえフェリスがジャジャーン!!!とかいいながら自分の誕生日アピールに余念がなくてもオチが女体化シオンのバブみに包まれておっぱい貰う展開でも泣いてしま…………冷静に考えると最後の最後で与太話っぷりも凄いな!?

富士見ファンタジア文庫の雑誌掲載の番外編もの、割りと本編が取り返しの付かないほどシリアスになってしまってそれでも平和だった頃のなんでもない日常の話やってて温度差と尊さで風邪引く、というのわりといろんなとこで遭遇するやつなんですけど(東レやロクアカの短編もそう。フルメタはおそらく日常回の終了に合わせて短編も終わった)、伝勇伝の雑誌掲載短編はとにかくとり伝が本編時系列に追い抜かれてシリアス一辺倒の「大伝」に向かうにつれてその温度差を自ら強調してくる方向性で、どんなに面白い話やってても最後に大伝ライナの回想だったのさってオチが入るだけでこちらとしては泣かされてしまうのでクッソ〜〜〜〜〜!!!!!!!という感じでした。読者が時差で泣くことを熟知した上で計算でやってくるの卑怯(褒めてる)なんですよ……。

本編読むのに必要な要素があるから〜でめちゃくちゃ惰性で読んでた「とり伝」に「終わらないでーー!!!!!」って叫ぶ日が来るとは思わなかったけどマジで雑誌掲載分これで完結なの耐えられない。本編まだあと5冊あるんですが……!???

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大伝説の勇者の伝説13 昼寝と団子と王様と

 

ライナとシオンがローランドに帰還!――波乱の13巻!
ルシルによってエーネを殺され、暴走するティーア。そんな状況を制止したのは、“生きているべきでない亡霊”だった――。 そしてついに、ライナとシオンは始まりの地――ローランドの地へ足を踏み入れるが!?

ライナとの会話中に突然現れたルシルの手によって殺されたエーネ。『悪魔』の力を失っても圧倒的な力を誇るルシルを相手に絶体絶命かとおもわれたその時、事態をひっくり返してくれたのはライナの父・リューラだった。ところが、彼はライナが思いもしなかったことを提案する。一方、ローランドとガスタークはそれぞれ「神」の力に対抗するための方法を模索しはじめる。シオンはローランドの旧首都・エリス家にある『堕ちた黒い勇者』の遺体を調べることを提案し……。

やはりこれは「人間」の物語なんだなあ

神や悪魔の支配を脱した各国の状況も面白いけど、実質4人目の王が立ったスフェルイエットめちゃくちゃおもしろいことになってきましたよね。前巻の「魔眼の王」、ライナかエーネのことかと思ってたけどティーアのことだったんですね。4人の王が一箇所に集結するタイミングがあんまりなさそうなのが残念なんですが……いつか4人が会議してるだけの話とかめちゃくちゃ読みたい。絶対紛糾しそう。しかし今回の進み具合見てると結構さっくり1年の猶予期間終わっちゃいそうな気が……スフェルイエットの4人の王結局集まって会議とかする機会ある!?なさそう!!

ライナ・シオン・レファルという人外の力をその身に宿していたバケモノ達がその支配から解き放たれて、たった1年のモラトリアムではあるし人類の未来を考えると仕事をしてないわけじゃないんですが、暫しの自由を謳歌する姿が印象的でした。彼ら、らしすぎるほどに「人間」なんだよなあ。特にずっとその身を喰らう苦しみと戦い続けてきたであろうシオンの羽の伸ばしっぷり(いやそれでも徹夜してるけど…)が沁みる。異常な日数の徹夜を繰り返してたの、『勇者』の影響もあったのか……一瞬信じかけたんですがライナの2日徹夜に短すぎってダメだししてくる、徹夜は5日目からが本番とか言い出すシオンの口調が完全にヤバイ薬キメてる人だったのでやっぱり勇者関係ない気がしてきた。

レムルスが「ライナとシオンを救う」と嘯きながらあんなことしたの、読んだ直後は彼等を餌にニンゲン達に命運を託すための策略としか思えなかったのですが、こうして人間の生を謳歌しているシオンの姿を見ているとやっぱり彼等だって「人間」で、正しくライナとシオンを救うための行動だったのかもしれないと思えました。……まあ、1年後どうなってるかは誰にもわからないけどな!!

久しぶりのわちゃわちゃが楽しい…けど不穏〜!!!

ローランド帝国の新しい首都となったレムルスで書類仕事をしていたシオンの元に一通の手紙が届く。差出人はライナとフェリスからのもの。二人に誘われる形で彼等と合流したシオンは久しぶりのローランド帝国旧首都・レイルードへ向かう。

1年間猶予あるから結構巻数かかるでしょっておもってたけどもう残り7ヶ月しかないの!?えっ中央大陸からレイルードまで、遠すぎ!?移動で浪費された空白の2ヶ月の間でたっぷり1冊取って3人のワチャワチャ珍道中を描くエピソード「とり伝・帰還編」とかやってくれてもいいんですけど!!ないの!??

もうとにかく二人の手紙から始まってとり伝ローランド編ばりの久しぶりのライナ・シオン・フェリス3人のわちゃわちゃがちょっとだけでも拝めたのはもう本当に良すぎたんですが(フェリスの手紙で死ぬほど笑った。破壊力が高すぎる)、楽しい時間が流れるのあっという間ですねってその体感時間まで本編で再現しなくて良い。もっと時間を掛けてその楽しい所ねっとりとスローモーションで描写して欲しい。マジ。短い。

そしてレイルードについてからの展開、なんかこうそこはかとなく不穏なんですよねえ!!!お互いに隠し事はなしにしようとか言いながらめちゃくちゃ隠し事してるライナ、不穏しかないんですよぉ!!!あと最後の挿絵のライナが悪い顔!!!好き!!!でも不穏!!!!!

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私はご都合主義な解決担当の王女である4

 

「わたくしの騎士を返していただきます!」 転生腐女子たるもの、己の騎士は自分で取り戻します! 政略結婚回避ラブコメ第4弾★
『天空の楽園』から戻ったオクタヴィアは、自ら負った怪我が原因で護衛の騎士クリフォードが謹慎処分になったと知り大慌て! しかも兄のセリウスはなぜかクリフォードを目の敵にしているよう。 急ぎ兄との面会を取り付け、己の騎士を解放すべく動くオクタヴィアだが、クリフォードがセリウスの恋人シルを狙う犯人だというさらなる疑惑が浮上し……!?

準舞踏会から帰還したオクタヴィアだが、シル様襲撃の件でクリフォードを疑う兄セリウスの手によってクリフォードと引き離される羽目に。クリフォードの無実を晴らすため、自らを囮にする作戦を兄セリウスに打診するが……。

2年ぶりの新刊嬉しい!!

生前ハマっていたBL小説の世界の主人公カプの妹に転生したらそこは想像主の悪意によって不自然に男性同士が愛し合い、女性が理不尽な扱いを受けるように歪められていた世界だった物語、シリーズ第4巻。前巻で起きた準舞踏会での事件によって生まれた疑問や深まる謎、原作小説では語られていなかったシル様の出生の謎、シルに対して意味深な態度を取るクリフォードとの関係は。そしてシルを襲撃した犯人は一体誰なのか。オクタヴィアは従者クリフォードと引き離されたままで折り合いの悪い兄・セリウスと向き合うことに……と、盛りだくさんの展開なんだけど、なにせ前巻が2年前だったので内容うろおぼえだったりストーリーを理解するのに時間かかった部分が多々。ビーズログ文庫は最初に見開きでキャラクター紹介載せてくれてるのめちゃくちゃ良いんですけど、今回はもうちょっと細かいキャラまで載せてくれると嬉しかったな。あとこれは文字でいいんですけど前巻の内容とかできれば2Pくらいで軽くプレイバックしてほしい。めちゃくちゃ前巻の続きから始まるので……。

シル様襲撃の件を巡って否応なしに絡まざるをえなくなったセリウスとオクタヴィア、ふたりの微妙な兄妹関係が印象的でした。序盤巻のセリウス、嫌な奴って印象がかなり強かったんだけど今巻ではちょくちょく彼が記憶を失う前は持っていたであろう妹想いの兄みたいな態度が透けて見えて面白かったです。オクタヴィアの主観だけじゃなくて友人のデレクや護衛のヒューなど、第三者の視点から改めて兄妹の関係性が掘り下げられるのも良かった。それはともかく、寝起きの兄を見て原作小説の懸賞にハズレたことを思い出すオクタヴィア(麻紀)にメチャクチャ笑ってしまった。確かにこういう特典ポスカあるわ〜〜挿絵の使い方がうますぎる。

一方、シル様襲撃事件への関与を疑われたクリフォードはオクタヴィアと引き離され、牢屋に入れられてしまう。二人きりで会話することもままならないオクタヴィアだが、兄とともにクリフォードの牢を訪問した翌日、少年時代のクリフォードが初めて人を殺す「夢」を見て……オクタヴィアが前半しか覚えていなかった夢の内容が、終盤にクリフォードが同じ夢を見るという形で補完されるのがメチャクチャ良かった!!オクタヴィアの涙の理由、理解できるとこちらまで胸が熱くなってしまう。クリフォードの夢のパートはどうやら書籍版書き下ろしのようなので、Web版の読者の人がここを読んでいたらぜひ書籍版をチェックしてみてください。

時折口を付く日本語の設定といい、日本語で書かれた日記といい、クリフォードの見た「夢」といい、今巻は良くも悪くもオクタヴィアの転生前の世界への執着が滲み出る(転生した経緯が経緯だけに仕方ない)お話でしたが、それはそれとしてこの世界でもなんとか折り合いをつけて上手くやっていけるようになるといいよね……。

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大伝説の勇者の伝説12 遅れてきた魔眼の王

 

シオン、玉座を更迭!?――新章突入の第12巻!
ライナ救出の一件から、玉座を更迭されたシオンは、牢へ投獄されてしまう。王としての真価とその生死を問うべく、審問会が開かれる。一方、スフェルイエット民国に戻ったライナの元に、ピア殺害の報せが届き!?

ローランドに戻ったシオンは国王の責務を放り出してライナを救出に行ったことを咎められ、投獄されてしまう。ミラーを筆頭にかつての革命の中心となった重鎮達が集まり、シオンの処遇を巡って審問会が開かれるが。一方、スフェルイエット民国に帰還したライナの元には兄弟弟子のピアが殺害されたという知らせが届いて……。

旧革命派の面々のやりとりよかった

ローランドでの、シオンとミラー一派のやりとりがめちゃくちゃ良かった!ライナ・フェリスとシオンの間に築かれたような距離の近い関係性とは違って、ミラーとの間にあるのは基本的に打算と利用価値で。でも距離感が近すぎない彼等だからこそシオンの性格や行動をある程度割り切って、彼の甘っちょろいところも含めて許容して信頼することができるんですよね。「堕ち伝」での味方であって味方ではなかった彼等の関係性を知っているだけに、余計しんみりしてしまうものがありました。あと、前巻でのシオンの人間らしい矛盾した行動を楽しそうに語れてしまうルーク、本当に「人間」が大好きなんだな……。

もともとの性格もあるけど『堕ちた黒い勇者』の件があって何もかもをひとりで抱え込んでしまいがちだったシオン。そんな彼がライナからの叱咤を受けたことで自らの行動を見つめ直し、更に勇者と悪魔(ルシル)からの干渉から一時的に開放されたからこそミラー達に腹を割って話す今日があるのだというルークの言葉が印象的でした。それまでに積み上がった死体の数がいかに膨大だったとしても、この回り道は決して無駄ではなかったのだと。しかしルシルはともかくフロワードはどこいったんだ。特にフロワードがいたらもっと色々と拗れていた気がするのでスムーズにシオンの処遇決められたのは良かったけど、姿が見えないのは見えないので不安だ……。

また終わり方がエグい!!

一方、ピア殺害の報によって呼び出されたライナたちを待っていたのは全く元気なピアと、ティーアを中心にした魔眼保持者達の軍団と、彼等に手を貸すリューラ。すったもんだの末、ライナは魔眼保持者達のリーダー・未来眼を持つエーネのもとに向かうことに。世界が南のローランド・北のガスタークという二大国家とその間に挟まれる形で存在するスフェルイエットというおおむね3つにまとまってしまったいま、それじゃあ魔眼保持者達はどうするんだという話とエーネが語る「未来」のお話。魔眼保持者達の処遇は良くも悪くもローランド行ってもガスターク行ってもろくな目に合わないのは確定なので彼等がスフェルイエットに付くのは必然という感じではあるのですが、ティーア達と同じ出自で、かつそこから心から信頼できる仲間たちと出会うことが出来たライナだからこそできる説得に、胸が熱くなりました。

しかし神とか勇者とか悪魔とかの影響が薄まり、三国が争う大きな理由も薄くなってきて互いに牽制し合いながらも協調路線を模索し始めて、猶予期間こそ短いけれどニンゲン達にとって明るい日差しが見えてきた……と思った所から一転してエーネの語る未来の話があまりにも不穏すぎるんですが!?時間ないからって雑に不穏な情報だけ与えて去るんじゃない。また終わり方がエグいよ!???!?

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大伝説の勇者の伝説11 ニンゲン総代

 

魅かれあうのは、『悪魔』と『勇者』ゆえか――待望の第11巻!
化物に囚われたライナ・リュートを救出すべく、動き出したシオン。『悪魔』『勇者』『女神』、そして『ニンゲン』。すべての役者が呪われた塔に集った時、ついにこの世界の、すべての謎が明らかになる!?

レムルスはライナの前でこの世界の成り立ちを話し始める。その間にライナを救うため塔の中に足を踏み入れるシオン、レムルスの作り上げた結界の外で成り行きを見守る円命の女神。塔の外壁ではルークが状況を伺う。一方、離れた土地に居たレファルの元にもグロウヴィルの声が届き……。

因縁が集結する中盤戦クライマックス

ライナとレムルスの会話。『司祭』『女神』『勇者』『悪魔』とは……そして『ニンゲン』とは一体何なのか。『精霊』とはなにか、魔法はどうやって生まれるのか、複写眼が存在する意味、どうしてシオンはライナを殺そうとしたのか。物語を巡る様々な謎が明かされる……というかこの辺の謎はおおむねこれまでのシリーズ内でも遠回しに言及されてきた部分で、なんとなくふわっとした認識してた部分を改めて整理するためのやりとりだった気がする。レムルスの説明を聞いたライナが世界を魔法に例えて整理するのがとてもわかりやすかったですね。更に別の場所で「司祭」の思惑の外にいるレファルとグロウヴィルの存在意義も再定義され、現在明らかになっている人の枠を外れた存在達の出自が改めて明らかに。……まあなんだかんだでレムルスにとって都合の良い部分しか語られていなかったりしそうな気はするのですが。公式あらすじの後ろに「?」ってついてるし全て明らかになってはいないんだろうなあ。

無印11巻以来久しぶりに邂逅するライナとシオン。「勇者」の宿命も「悪魔」の運命も乗り越えて今度こそひとりで何もかもを抱え込もうとするシオンに手を伸ばそうとするライナ……という大変に熱い展開なんですけど、ここまでお膳立てをしておいて最後の最後にこれは人の枠組みを外れた化物達ではなく、サブタイ通りの「ニンゲン」達の物語なんだよとばかりにルークをはじめとした人間達に御鉢を回すレムルスめちゃくちゃ人の心がない。いや人じゃなかったわ。お互いに納得しあっての流れではないとはいえ、あと一歩でなんとなくシオン連れて帰れそうな流れだったのに!!!

そしてこれは「ニンゲン」達の物語

というわけで、これはレムルスが己の存在全てを賭して作り上げた「悪魔」と「英雄」の……ライナとシオンを救うための物語──と思わせておいて、彼等を目当てに集まってきたニンゲン達に全てを託すための物語なのでした。いやレムルスの思惑イマイチわからないままだったけど。そんなことってあるかよ……(そんな気もしてた。サブタイトルがこんなだし)

感情など持たぬ神という存在が、ローランドの人体実験の影響で感情の大部分を欠損させていて他人の強い感情に惹かれてしまうルークを決定権を委ねるひとりに選ぶというのが皮肉というか面白いというか。そのルークが更に、その場に居るニンゲンの中で誰よりも自分の感情・直感を優先するクラウに事態の決定権を委ねるのがまた象徴的で。サブタイトルと表紙イラストと物語の展開をそのまま素直に受け取るならばルークこそが「ニンゲン総代」として描かれていた気がするんですけど、そのルークの(自分には持てない他者の人間性に惹かれる)ありかたがヒトでありながらヒトの枠を踏み外した面々の誰よりも人間外っぽくて。円命の女神がルークと全く同じ理由でミルクに惹かれていくのも印象深い。

レムルスの策略によって、世界は他の上位存在達の思惑を1年間だけ跳ね除けることに成功する。これからの1年間で何が起きるのか、再び引き離されたライナとシオンの関係はどうなっていくのか。いよいよ終盤戦に突入していく物語がどうなっていくのかとても楽しみです。

それにしてもゾーラとペリアの掛け合い好きだなあ。ほんとこの2人が中心の短編読みたい。堕ち伝最終巻頼む…!!!

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歴史に残る悪女になるぞ 3 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!

 

やったわ、念願の国外追放よ――!! ちょっとズレた令嬢の悪役転生記★
デュークから突然アリシアの記憶だけが消えた。 今まであんなに情熱的な目を向けていたのに……。 記憶を奪った犯人の疑いをかけられたアリシアは、さらに聖女リズへのこれまでの振る舞いを糾弾され、とうとう国外追放されてしまう!  しかし当の本人は“悪女として最高の展開”と大興奮!!  令嬢だとバレないよう男装してラヴァール国へ向かうが!? 【電子特典は、レベッカ目線でアリシアの悪女ぶり(?)を語る、大木戸いずみ先生書き下ろしショートストーリーを収録!】

デューク王子が突然アリシアの記憶だけを失ってしまった。デュークへの記憶操作の疑いと、これまでのリズへの振る舞いを糾弾されたアリシアは隣国ラヴァールに追放処分にされてしまう。学園での狼騒ぎ以来ラヴァールに興味のあったアリシアは、汚い少年に姿を変えてノリノリで隣国に向かうが……!?

デュークはもう少し粘っても良かったと思う

悪役令嬢の末路の定番・国外追放になってしまったアリシアがウキウキすぎて追放処分とは一体。デューク王子はもうちょっとギリギリまでアリシアに気を揉ませたほうが良かったと思うんですよ。真実を知らせぬまま送り込むのはさすがに不安かもしれないが!!

しかし2巻までが良い意味でも悪い意味でもモブ信者からの理不尽な虐めと対話が成立しない聖女との不毛な争いみたいな展開が多かっただけに、アリシアがこれまでに鍛えた身体能力を使って隣国でのし上がっていく展開が大変に楽しかったです。隣国の王子・ヴィクターとの身分にとらわれない丁々発止のやりとりも良かった。デュークと両思いという前提がなければこのままヴィクターとの相棒から始まる恋物語が始まりそうな勢いで、こりゃデュークも自国で気をもむわけですよ……。

今明かされる、「聖女」の能力

アリシアがラヴァール国に追放されている間に、残ったデュークはロアナ村に追放されていた叔父・ウィルを連れ戻して国内の建て直しを図る。リズの持つ聖女の異能「誘惑」の話ややウィルが追放された経緯が明かされていくのですが……もう父世代の話聞くと、そして彼らの追放された原因がデュークの推測している通りならばもうリズといわず「聖女」という概念そのものが邪悪じゃないです?ここまでくると聖女が王子と結ばれなければいけないみたいなしきたりも何らかの思惑を感じてしまうな。先代聖女はご健在みたいな話も出てきたし、今後ぶつかるような展開もあるのかもしれない。これほどアリシアが彼女と並び立つための努力をしてるわけだからやっぱりラスボスはリズであってほしい気がするんですが……今回は特に、ウィルや追放された重鎮3人の貫禄が凄くて存在感かすみがちだったけど……もっとがんばれ……結局リズに悪意があるのかないのかイマイチよくわからないままなの、もどかしいな(100%純粋なお花畑ヒロインではないように思えるんだけど、今回のことで能力の使用は無自覚みたいな話に行ってしまったし……)

リズの存在感も含めてこのままだと結局アリシアが真の聖女だよ!!ってオチになりそうで心配で、そこはやっぱりちゃんと(どうかんがえても悪女じゃなくても)自称・悪女ポジを貫かせてあげてほしい気がしてならない。が、色々な意味で今後どうなるんだろうなあこれ。

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大伝説の勇者の伝説10 英雄と悪魔

 

<英雄>と<悪魔>。ふたりの王の道の果てには……。
黒き勇者の力を手にして、己の覇道を突き進むシオン・アスタール――英雄王。抗えない己の宿命に弄ばれながら、儚き未来を希望するライナ・リュート――悪魔王。かつて、共に手を取り合ったふたりが、いま再び……。

レムルス帝国に連れ去られたライナを取り戻すため、シオンはレムルス帝国へ向かう。様々な因縁がレムルスの中心に集結しつつある中で、ライナは「這い神」を名乗る存在と対峙して……。

あらすじも表紙も全力で煽るじゃん

そんな都合のいい展開ある?って思いながらこの表紙とこのあらすじ見たらシオンとライナのピンポイント共闘期待するじゃん……前巻のキファとフェリスの会話の流れも明らかにその流れだったじゃん……なんならもう大伝3巻くらいの時からこの巻の表紙みてずっと期待してましたよ私は……あらすじの物凄く無難なこと言ってる感じといい、完全にそういうミスリード狙ってるんですよね……おのれぇ……。いやまあなんか次巻くらいで共闘というかまあ久しぶりにふたりの対面くらいはなんとか叶いそうだけど……いやもうどうなんですこれ……。

改めて思い返すと囚われのライナとそれを取り戻そうとするシオンのふたりが中心にいるのは確かなんだけどむしろ這い神・レムルスが『勇者』やら『悪魔』やら『女神』を相手に事態をひっくり返そうと必死で抗う大舞台の前座みたいなお話でしたね。そして彼とライナの会話や女神の独白によって少しずつ彼らの勢力図や力関係が少しずつ明らかになっていく。次巻でいよいよこの世界の謎が明かされそうみたいな……また切り方がひどい……改めて考えると色々な意味で次巻への伏線ばらまき巻だったな……。

さすがにここまで来ると一時的でもライナとシオンの共闘みたいな展開はないんだろうなあと期待せずに待つ感が凄いのですが、スフェルイエット民国というかヴォイスとの協力関係はどうなるのかとか忌破り追撃隊の面々は大丈夫かとかむしろこれ終わった後どうなるのかがめちゃくちゃに気になる。次巻楽しみだけど色々と後が怖いよなあこれ!!

キファ・フェリス・ピアの女子3人入り乱れ一触即発展開には思わずニヤニヤしてしまった。どちらかというとライナたちはヴォイスじゃなくてこっちと共闘すればいいとおもうんですよええ。

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歴史に残る悪女になるぞ 2 悪役令嬢になるほど王子の溺愛は加速するようです!

 

『恋愛』も悪役らしく、嫌われてこそ――のはずなのに!? 悪役転生記続編
聖女の力を持つヒロインと対等な悪役となるべく、魔法のレベルアップに挑んだアリシアは15歳に。 久しぶりに学園に行ってみると、王子をたぶらかしたとして注目の的に――私今、めちゃくちゃ悪女じゃない!?  と喜んだのも束の間、その王子のデュークに「今度こそ我慢しない」と宣言され、距離を詰められ……悪女ってこういう時どうしたらいいの!?

ヒロインと対等な「最強の悪女」になるため日々努力を続けるアリシア。ところが学園内で起きた事件をきっかけに、父親であるアーノルドから2年間の自宅謹慎して魔法のレベルを90まで上げるように言い渡される。それから2年……15歳になったアリシアは久しぶりに学園に向かうが、彼女を待っていたのはこれまで以上に冷たい目線を向ける学生達と、デューク王子からの思いもよらぬラブコールで!?

2年間の沈黙を経て、「悪女」にますます磨きがかかってしまった

リズの取り巻き達によるアリシアへの攻撃は加速するものの、それ以上に2年間の精神修行によってアリシアのあしらいかたも上手くなってしまったので全く苦境に見えないのがすごい。更に、彼女に釣り合うためと努力し続けたジルが2年間でめちゃくちゃデキる従者になってしまったし、優秀な兄やリズの取り巻きと化していた一部メンバーも寝返る気配を見せていていよいよ死角がない。ゲームヒロインであるリズの黒い本音も透けて見えてきたなあという印象があるんだけど、その悪意が全くアリシアに伝わらなくてリズが独り相撲取ってる感じが凄くてこれもう一周回って可哀想になってくるなぁ。今回は調子を崩されて口汚くアリシアを罵るシーンも多くて、ほんと良いところなかった。これじゃあリズの取り巻き達の目を盗む形でジワジワとアリシア信者が増えていくのさもありなんだし、アリシアがイケメンすぎるので彼女に助けてもらった女子生徒たちが恋にオチても仕方ない。

それにしてもリズのことを「いいこちゃんヒロイン」だと言って嫌っているはずのアリシアこそが一番彼女のことを「掛け値なしの善人」だと信じきってて、彼女の純粋さに夢をみてるのちょっと面白いですよね。良くも悪くも彼女のリズに対する期待値が高すぎるので、最終的にはアリシアの望み通りにリズとアリシアの真っ向勝負がちゃんと実現すると良いねって思うんですが……。

2年間の接触禁止を経て、ふっきれた王子が甘甘すぎる

1巻では正直色々な意味でアリシアへの好意を我慢している感じでなんかイマイチ真意が見えなかったデューク王子、2年間の接触禁止期間を経て吹っ切れてしまった。確かにこれはタイトル通りの「溺愛」ですわ……。そして他人の悪意は物ともしないアリシアが、デュークからの溺愛にはまったく耐性なくてただただオロオロしちゃうのが大変に可愛い。

ただ、貧民街に住む謎の老人・ウィルの正体が明らかになったり、アリシア休学中に起こった事件の捜査をきっかけに色々と不穏なフラグが見え隠れしたり……で物語はこのままただの学園ラブコメでは収まらない気配。リズのカリスマ能力は何なのか、彼女の本意はどこにあるのか、アリシアは無事「歴史に残る悪女」になれるのか(というかこのままだとリズが悪役でアリシアが聖女になっちゃいそうなんですが!?)、次巻どうなっていくのかとても楽しみです。

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真伝勇伝・革命編 堕ちた黒い勇者の伝説7

 

戦火のローランドで、シオンはついに父王と対峙する!
戦場と化した街の中で、革命の象徴として戦うクラウ。その陰で、舞台を整えるべく暗躍するルークたち。一方、シオンは、玉座の間の扉を開く。この国の王であり、憎むべき父と対峙した時、シオンは何を想う――!?

革命の旗頭として最前線で踏ん張り続けるクラウ。ところが期待していたミラーからの援軍は見込めない状態。ルークは次善の策を走らせつつ、仲間とともにクラウの元に急ぐが……。一方、シオンは「王と対面した」という実績によって周囲を動かすため、独りで父王の元に向かい……。

変わり果てた父の末路がなんとも悲しい

狂った現政権の象徴である父王との対峙。母の仇を討つため、それ以上に狂ったローランドを変える為にずっと追いかけてきた男に「殺してくれ」って言われるのって本当にどういう感情なんでしょうね……彼の王がとうに狂ってしまったことはルシルから知らされていたし、知ってたんですが……しかし、ここでこんな姿を見ないといけないのあまりにも……特に大伝を読んだ後だとどうしても未来のシオンが辿るかもしれない姿としてその姿にオーバーラップさせてしまう。

もうなんか狂っていると言っても何言ってるかわかんないというか、最後まで話の通じないラスボスというか、最後までシオンにとって「超えなければいけない障害」であってほしかった。なんともやるせない……(しかもこんな醜態を晒しつつもシオンより強いの反則では??)。

今巻はもう一つ、ミルクが隊長に就任する前のルーク小隊、俗に言うところの忌破り追撃隊の面々の姿が印象的でした。ミルクと出会う前の彼らがこうだったことはこれまでの物語でも何度か言及がありましたが、どうしても未だに「とり伝」での彼らのイメージが強すぎるんですよね。

何気ない日常描写で涙を搾取しに来るのやめろォ!!(発狂)

雑誌掲載の短編はもうだいぶ前から「大伝」を読んでるの前提としか思えない、ライナとシオンとフェリスの穏やかな、もう戻らない日常の話をやってて時折ライナやらシオンやらフェリスやらがこの日常をどれだけ愛していたかを覗かせて感傷に浸らせるみたいな、読むと楽しいのに冷静に考えるとなぜか胸が苦しくて発狂しそうな展開をやってるわけなんですが、今回一番最後に収録されている「いえすたでぃ・わんす・もあ」があまりにもひどい。もうほんと、ひどい。いやめちゃくちゃ良いんだけど、ひどい。

珍しく仕事のないシオンがライナを誘って、途中でフェリスが着いてきて、3人で酒場に行く。3人で酒をのんだり団子食べたり他愛の無い会話に興じる。ライナが最後にちょっとだけシオンのことを心配して、シオンがなんでもないよと笑って、それで別れる。

……という一連の本当になんでもないかつての穏やかな日常の一幕を、最後にライナがいつもの冗談で「また2年後に」なんていったまさに2年後の、「大伝」のライナが、今まさに英雄王の率いるローランド帝国と戦っている悪魔王が、回想するという、いや、なんでそういうことするんですか!? いやなんでそういう事するんですか!!?????

あと、このへんは深読みしすぎかもしれないんですけどローランドの法律で未成年になる彼らが飲酒することをフェリスが指摘して、シオンの返事が「じゃあ法律変えるよ」なんですよね。成人するまで待つよじゃなくて法律の方を変えちゃうんですよね。意識してか無意識かはわからないけど、フェリスが成人する時までこのモラトリアムが続かないって知ってたからこそ「法律変えるよ」になったんじゃないかなぁというかと思ってしまうと……無限にしんどい…………。

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