やぁ“登校”に挑めニンゲン2 | 今日もだらだら、読書日記。

やぁ“登校”に挑めニンゲン2

 

「お前、その恋のために死ねるのか?」
四月末、迷宮を生成していたAIシディルは暴走により封印中。攻略もできない生徒会の面々は間もなく始まる新歓祭の準備に勤しんでいた。 そんなある日、絶賛一人二役生活中の羽零晴斗は、レイニのアバターのメンテナンス中に三年生・夜魅夢吊に見つかってしまう!正体バレたか!? と思いきや 「あなたもAIだったのね! AI同士、お友だちになりましょ」 なんと彼女は、ホログラムで肉体を得たAIだったのだ! いまさら真実(正体=晴斗)を言い出せないレイニは、嘘に嘘を重ねることに。 さらに、新歓祭のさなか、もう発生しないはずの迷宮が学園中を侵食しだし……ラブコメ×AI×迷宮攻略第二段!

春の新歓祭の準備に勤しむ生徒会メンバーたち。生徒会室で留守番をしていた晴斗は偶然教室に入ってきた夜魅夢吊先輩に「レイニ」のアバター調整を見られてしまう。万事休すかと思いきや、彼女はレイニのことを高性能なAIであると勘違い。しかも、自分も同じAIであると言い出して……!?

概ね男の悪友回だった(偏見に満ちた感想)

eスポーツ強者を集めた学校を舞台に、AIが生み出す迷宮を「攻略」しようとする生徒会の面々とその中で繰り広げられる性別行方不明なラブコメの第二弾。2巻は主人公の悪友・蓮司と蓮司に想いを寄せる(ちょっと愛が重い)幼馴染の先輩・夜魅夢吊の関係性を巡る物語でした。いや、1巻の時点で次はこのカップルの話になるんだろうなと予想してたんですけど、それ以上に予想を遥かに超えて晴斗と蓮司の男の友情に焦点が当たっていて私は……わたしは(語彙力喪失)

もう初手から仲良くオーバークッ……もといサバイバル料理ゲーで仲良く殴り合ってる姿(曲解)がでてきてひゃっほうしてたんですけど、そこからの予想外の迷宮生成、始めての男だけ(前巻にはアキくんが居たからね!!)の迷宮探索……と個人的に美味しい展開が目白押しでした。

何より、1巻で恋愛のためなら死ねる!!を身を以て実践した主人公・晴斗が悪友である蓮司にも同じ覚悟を求めてきて、その上で蓮司が覚悟完了した途端に「じゃあ僕のためにしね」するの最高じゃないですか!!!???いや待って!?ってなった!!!しかもそれに即答する蓮司も蓮司だし強いこといいつつ覚悟が揺らぎそうになった晴斗を死地にある蓮司のほうが自ら背中を押すのが更に最高すぎる。ほんと待ってほしい。

自分の恋愛のために命を懸けれる覚悟、そして互いの悪友に絶対の信頼を置かなければ達成できなかった今回のミッション。こんな濃厚な男クソデカ感情を見せつけられるなんて聞いてないです。蓮司→晴斗への信頼が強すぎるし、その命懸けの信頼に全力で応えて成果を出してみせる晴斗最高すぎるんですがーーー!?いやほんとに、ラブコメパートではあんなにオタオタしている晴斗がバトルパートになると絶対強者のオーラ出してくるのほんと最高なんだよな……。

見れたらいいなあと1巻を読んだ時点から全力で期待していた話を真正面から火の玉ストレートでぶつけられて無事昇天しましたありがとうございます。

ラブコメ模様も迷宮探索もキナ臭くなってきた

感想の7割が晴斗と蓮司の話で埋まってしまうのはもうマジで許してほしいんですが、それはそれとして感情を追求する上級AIだった夜魅先輩と蓮司の幼い頃の想い出がめちゃくちゃ良かったです。作中では明確には語られないですけど、彼女が感情を追い求める理由。生まれたばかりのAIが感情の摩耗した子供と出会って……と考えたらもう明白ですよね。ヤンデレだなんておもってすまなかった。

そんなこんなで夜魅先輩と蓮司の関係性はいい感じに綺麗にまとまったわけですが(多分)、晴斗の恋路は無関係だったはずの夜魅先輩が加わって(三角関係的な意味ではなく)どうかんがえても今以上に前途多難になってしまった感じが否めない。お前直前まであんなにかっこよかったのになんで自ら墓穴掘っていくんだよぉ!!それ絶対協力者じゃなくて墓穴だよぉ!!!

そして復活したシディルと予想以上に危険な匂いを放ち始めた迷宮……というか「異世界」のアレコレ。色々な意味でシディルが上手いこと間に挟まってくれていたんだということを匂わせる今回のストーリーが印象的でした。どうかんがえても今後これまで以上にキナ臭くなる予感しかしなくて、続きが楽しみです!!

それにしても相変わらずあとがきがキレッキレすぎる……。

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