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タロットの御主人様。

[著]七飯 宏隆 [絵]YUKIRIN

占いの名門・四阿家の後継ぎである秋人は、才能はあるのに「これほど当たらないのもある意味才能」と言われるほどの落ちこぼれ。ところが、ひょんなことから秋人は祖母が封印したと言う不思議なタロットカードの封印を解いてしまう。各地に飛び去ったカードは人間に憑依して秋人を命を狙ってくると言うのだが、真っ先に幼馴染の結夏が取り憑かれてしまう。彼女に宿ったカードの力を封印するには、秋人の××が必要で!?
 

古の魔術師クロウ・リードクロウ・クルアッハが遺したタロットの封印をうっかりといてしまった主人公が、カードを再び封印する為におばあちゃんの作った「カードの番人」ケロちゃんジブリールやカードに取り憑かれてその力を得た幼馴染の結夏達と奮闘するお話です。一言で言えば、カード●ャプターさくら全盛期に絶対エロゲーメーカーが一個くらいは作ってそうなお話です。

エロゲばりのハーレムシナリオにエロゲンガーやってそうな挿絵画家がつけた絵と、上から下までエロゲーの雰囲気がもれなく楽しめます。主人公の顔を描かないのはいくらなんでも狙いすぎだと突っ込みたい。

表紙のイラストに惹かれて買った私が言うのもアレなのですが、挿絵がなんていうかダメダメ。絵が好きじゃないとか言う話以前に、シーン選択がなんかおかしい。カードの力に操られた結夏が襲ってくるシーンとかに挿絵が無くて、その後のロリ巫女式神に挿絵があるとかもうね…。絵師の人は挿絵向けじゃないと思うのですよ。美少女のアップばかりで、動きのある「場面」を何も描いてくれないのには絶望した。挿絵で見たい場面が結構沢山あったのに残念すぎる。あと貧乳な事を気にしているという幼馴染がどうみても巨乳な件についてとか。

凄く安定した面白さはあるのですが、逆に言うとどこが面白いかというのがイマイチ印象に残らない。更にエロゲにしか見えない挿絵とCCさくらをエロゲに改変したとしか思えないストーリーが気になって「面白かった!!」と言い切れないところが凄く残念。確かに粗筋を読んだ瞬間に「これ、なんてCCさくら?」って思ったのはあるんだけど、ここまで露骨な展開だとなんだか…。

こういう基本設定がある以上、タロット22枚全員女の子なんでしょうねえ。
ここで敢えて2人くらいは男を持ってきたら褒め称えるんですけどね。
女装美少年とかでもいいし、個人的にはいっそギャグに走ってメイ●ガイ系でも良いです(笑)

ストーリーは受け入れられませんでしたが、キャラクターは非常に魅力的。王道ではあるけど可愛らしいヒロイン達の行動にニヤニヤさせられることも多かったですが、プロローグで提示された「1年後の秋人」と現在の秋人のギャップが、これから彼が大きく成長していくんだということをさりげなく示唆していて非常に先が楽しみになってしまうのです。これだけ欠点を感じているのに「続きを読みたい!!」と思わせてしまうのは見事でした。

でも2巻を買うかどうかは……そのときの財政次第だな…。せめて挿絵画家をなんとかしてくれたら多分2巻以降も確実に買うんだけど…。

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