魔法も希望もあるんだよ(でも夢と奇跡はありません)。
転校生の少女に半ば脅されるようにして連れてこられた寂れた遊園地「甘城ブリリアントパーク」。妖精のお姫様に魔法の力を与えられ、なりゆきからその遊園地の支配人として、二週間以内に10万人を集客しなければいけなくなってしまった西也。しかし、“中の人などいない”を地でいく、どこかで見たようなマスコットキャラの妖精たちはいずれも一筋縄ではいかない者ばかりで……というお話。
なかじまゆか先生の可愛い絵柄を楽しみつつ主人公が遊園地再建しながら美少女とフラグを立てる系のラブコメかとおもったらむしろ完全にマインドがオッサンな妖精達がひたすら居酒屋で愚痴る話だった。な、なにをいっているのかわからねえとおもうが略。そして会話が生々しい。居酒屋でこういう会話してるサラリーマンのおっさん、いるよね!!みたいないらぬ生々しさが全開です。
妖精の国のお姫様と妖精たちが人間達の「楽しいと思う心」を集めるために働いている、という設定はとてもファンタジーですが、あくまでその能力には頼らず、あくまで人間の力で事態を解決していく姿がよかった。地道な広告活動や赤字覚悟の集客行為をしてもやはり人間のできることには限界があって、そこで残りの人数を集客するためには汚い手も使う。魔法のような「チート能力」にはあっても頼らず、どこまでも地に足がついた方法で集客を模索していくのが面白かった。ぶっちゃけ、最後の野球場のアレは物凄くファンタジーだとおもいましたが!!普通の高校生が潜入+破壊工作なんかして証拠を残さずできるわけないだろというか、もうちょっと頑張ってそこの部分にもちゃんとリアリティを追求してほしかった気はする!!
キャラクター的には、西也の「ナルシストな友達居ない元子役」という設定は結構面白いのに割とその辺生かせてなかった気がするのが残念。っていうか、どうみても“ナルシスト”って設定が浮き上がってる気がするんですよねえ……友達居ない設定は今後学校での描写が増えたら自動的に生かされてきそうな気はしますが。便所飯してるのには噴出すしかなかった。
西也とモッフルのいけすかないやつと書いて強敵と読む感じの関係はかなり好きでした。だがクライマックスの野球場はいろんな意味で無理がry
キーワード:なかじま ゆか (12 件 / 2 ページ)
読了記録まとめ[2013年2月分]
2月の読了冊数は13冊でした。
2013年2月の読書メーター
読んだ本の数:34冊 / 読んだページ数:6796ページリバーシブル!(1) (IDコミックス/わぁい!コミックス) (IDコミックス わぁい!コミックス)の感想
ツバキちゃんが男子姿で男前っぷりを見せ付ける展開はいつですか!男子制服姿がカバー裏しかないなんて…orz 見た目も行動もどうみても美少女なのに心はしっかり男の子なツバキちゃんとてもおいしい。一人称使い分けるの美味しい。主人公が女装させられながら段々色々揺らいでる感じの心の動きとか、それぞれみんな「心は男の子」な上で女装してるのが楽しかった。
俺を愛してもいいんだぜ? (2) (バーズコミックス ルチルコレクション)の感想
この終わりかたは終わり方で好きなんだけどこのもだもだのままあと何冊か続いて誉様に落とされるところまで見たかった気がするこのもどかしさ…!!新連載があの人メインなので、そっちで補完されたりするかしら。
ROBOTICS;NOTES 2 キルバラッド・ファントム (角川スニーカー文庫)の感想
原作で言うと個別ルート入る直前くらいまで。原作では殆ど見えなかった淳和ルート間のこなちゃんの動きが見れたのが面白い。ゲームからは見えてないところで彼女自身がひどく衝撃を受け、揺らいでいたんだなあと、胸が痛くなる。あと、ちょくちょく挟まれるフラウ母の視点が…黒幕さんほんとゆがみねえ。
リバーシブル!(2)特装版 (わぁい!コミックス)の感想
8話で男前すぎるツバキちゃん大活躍にひゃっはあした後9話の葵ちゃんにごっろごろさせられたやばい……このもどかし友情倒錯系ほもがやばい……!!!書き下ろしの恥じらいに関する話も大変ニヤニヤしました。そして公式アンソロがとても薄い本だった。まさかの男同士のキスシーン…
ドレスな僕がやんごとなき方々の家庭教師様な件 (ファミ通文庫)の感想
本人無意識のうちに何本のフラグ乱立させてるんだ!なんというフラグ建築士…。周囲が勝手に色々超解釈して、正体バレないまま噂と誤解が一人歩きしていく展開が楽しい。
妄想少女オタク系 1 (アクションコミックス)の感想
な、なんだろうこのなんともいえないいたたまれなさ……。
わたしに××しなさい!(11) (講談社コミックスなかよし)の感想
えーどうみても時雨に未練たらったらなのに、そっちいっちゃうの…両想いエンド持っていくためには現在の関係を一端白紙にして正常化させないといけない流れなのはわかるんだけど、他の面子が結構しっかり自分の気持ちを見つめているだけに、雪菜のどっちつかずな(というかどっちも手放したくないとしか思えない)態度には若干イライラさせられる。漸く雪菜が恋愛と自分の小説を切り離して考え始めたので今後の展開に期待だけど、色々と迷走してる感否めないのがなあ。
会長はメイド様! 16 (花とゆめCOMICS)の感想
妙に碓氷がデレまくるとおもったらフラグだったかー……!まさかのあの人たちとの共闘展開美味しすぎるんだけど、割と何でもソツなくこなすイメージあった会長が慣れないあれやこれやで七転八倒する姿がかわいい。両想いになって以降、ひとさじの甘さを含んだ2人のやりとりと、碓氷との「身分」の違いに悩む会長の姿が本当にたまりません。
お金がないっ 7 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
狩野さん驚きすぎワロタしかしそのリアクションはあぶない。
監視官 常守朱 1 (ジャンプコミックス)の感想
ちょっと追加シーンとかはあるけどだいたいアニメ忠実なかんじのコミカライズ。割と序盤はよくわからないで見てたから振り返り的な意味で新たな気持ちで読めた。
めだかボックス 19 (ジャンプコミックス)の感想
手ブラジーンズ先輩が全開パーカー先輩に…。安心院さんのスキル連発が完全にスキル芸になってる感とかおもってたら色々と凄い展開だった。
校舎のうらには天使が埋められている(2) (講談社コミックス別冊フレンド)の感想
先生の狂気がこわい…色々な意味で、生徒に操作されやすいチョロい先生なんだろうけどそれにしてもこれは。ついでに隼人君がもれなくヤンデレ化しそうでうわあ…。いよいよ苛めに対抗する側のななめちゃんが出てきたけど、ほんとこれどうなるのか。しかしななめちゃんの登場シーンかっこいい。
校舎のうらには天使が埋められている(3) (講談社コミックス別冊フレンド)の感想
虐めどころかこいつら全力で殺す気まんまんじゃないですかやだー!ソラが好きだった××君って多分アレだよなあ…。
はたらく魔王さま! 7 (電撃文庫)の感想
改めてちーちゃんいい娘…真奥を意識し始めた頃のわたわたしたちーちゃんが本当にかわいい。そしていい年して訪問販売に押しきられる漆原がマジニート駄天使……
問題児たちが異世界から来るそうですよ? 降臨、蒼海の覇者 (角川スニーカー文庫)の感想
前巻までの展開を考えると箸休め的なお話だったけど、「ノーネーム」のメンバーたちの間での信頼や成長を確かに感じ取れる一冊。飛鳥や耀の成長も勿論だけど、ジンきゅんの組織の長としての成長っぷりにときめいた。
GDGD-DOGS(1) (KCx ARIA)の感想
いやおもしろいんだけど、先生揃えられてないのに専用コース作って毎日自習とか生徒来なくても放置とかちょっと高校教育それでいいんかすぎてこれどうなの。「明日になったら本気出す」を地でいくマンガ描く気ないイケメンどもの発言にはへんな笑い出た。
GDGD-DOGS(2) (KCx(ARIA))の感想
「教えて羅★仏」はなんかこう、ラブコメ装ったギャグなんですよね…!?(震え声) コミケの話わらたっていうかこいつら1学期のあいだマジで遊んでいただけと言う説が
屍姫(17) (ガンガンコミックス)の感想
大群編長かったなあ……神佳さんお疲れ様でした。
屍姫(18) (ガンガンコミックス)の感想
猟奇的な百合だった。そして嵩柾ェ……
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できずに新婚旅行!?- (ビーズログ文庫)の感想
独占欲丸出しな旦那様と少しずつ自分の気持ちを自覚しはじめたフェルが可愛すぎてもう。安定のドS×男前具合だった。次回いよいよあの姫様が来るのかな。カバー裏で腹抱えて笑う。
俺の彼女と幼なじみが修羅場すぎる 6.5 (GA文庫)の感想
表紙の美少女……一体何ry カオルの短編がとてもよかった。もうここまできたら最後まで性別不明瞭を貫いて欲しい。どっちだかわかんない背徳感があってこその、ラストのミステリアスな魅力が最高でした。//次はるるル!!
マギ 16 (少年サンデーコミックス)の感想
オマケ漫画の紅玉ちゃんがチョロすぎて萌えしんだ…
死神姫の再婚 -四つの愛の幕間劇- (ビーズログ文庫)の感想
カシュヴァーンの過去話で、父親への屈折した想いや唯一の理解者となっていったトレイスへの依存に近い気持ちと徐々にすれ違っていく様子がとても良かった。そして「成長痛」から「王子様総選挙」の落差がやばい。アリシアといちゃつきたくて完全にオアズケ喰らった犬状態なのがどうしてこの人こうなっちゃったのすぎてカシュヴァーン様まじ残念…!!
STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐ 変移空間のオクテット(2) (富士見ドラゴンブック)の感想
1巻で原作の内容を殆どやってしまい、どうするのかとおもってたら世界線移動後のオリジナル展開が楽しかった!ラボメンが次々変な能力に目覚めたりとめちゃくちゃやりながら、しっかり原作の意味不明な世界観を補完していく展開が楽しい。ルカ子さん抱いて!(オカリンを)そしてナイトハルトと鳳凰院凶真の中二病全開なやりとりはよいものだ…
桃色ヘヴン!(1) (デザートコミックス)の感想
職業病でなにかと日常生活中に脳内でエロ変換はじめちゃう桃子が微笑ましいww
問題児たちが異世界から来るそうですよ? ウロボロスの連盟旗 (角川スニーカー文庫)の感想
ジンくんがちょっとかっこよすぎてもだえる。いよいよ敵の姿が見えてきて次が楽しみになる引きだった。はじめての十六夜メイン回ということで、そっちの意味でもとても楽しみ!
蒼穹のカルマ2 (富士見ファンタジア文庫)の感想
1巻とくらべるとはっちゃけぶりが落ち着いたなあ…という感じだったけどあいかわらず駆真さん歪みないシスコンだった。
一途恋愛自覚ナシ! (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
「親友だった頃のほうがずっとベタベタしてた」できゅんときた!!独占欲の強い男前受おいしい。2個目の話の、表情からはじまる恋な展開もとてもすきだったー。
変身できない (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
本田さんが男前すぎてかっこいいんだけど行動がいちいち斜め上すぎて腹筋辛いwwwww染谷さんの意外な素顔にもときめいた。おもしろかったー!
甘城ブリリアントパーク1 (角川ファンタジア文庫)の感想
魔法も希望もあるんだよ(でも夢と奇跡はありません)。 異世界ファンタジー要素もあるけどその能力には頼らず、あくまで人間の力で事態を解決していく姿がよかった。しかし、なかじまゆか先生の可愛いイラストにつられると割りと痛い目をみるラノベですよね…おにゃのことのキャッキャウフフとか名ばかりでおっさんの愚痴がメインです(真顔)あと、西也の「友達いない残念ナルシスト」設定は面白いのでもっと強調してほしかったなあ。
勇者リンの伝説 Lv.1 この夏休みの宿題が終わったら、俺も、勇者になるんだ。 (富士見ファンタジア文庫)の感想
個性豊か(オブラート)な仲間達が集まってあらぬ方向に向かって暴走するバカ小説…とおもってたら最後でなんか綺麗に落としてきたなぁ。仲間が増えたあたりから一気に面白くなってきて、キャラクター同士の掛け合いをニヤニヤしながら楽しめました。
好きっていいなよ。 2 (デザートコミックス)の感想
早川ちゃんと補完話あったんだ…!!水着回でのめいの父親の話しとか、結構アニメでとばしたエピソード多いんだなあ。愛子さんの話がなまなましい。
STEINS;GATE 永劫回帰のパンドラ ドラマCD付き初回限定版 【書籍】の感想
このヒキはひどい!!なんという生殺し!!助手の記憶を移植した人工知能とか第三次世界大戦に向けた動きとか様々な意味で騒がしくなってきたけど、色々な意味で今回は橋田親子が美味しいところを全部もっていった感。「だーりん」の出会いとは一味違った、ぎこちないもどかしい関係にニヤニヤする。
生徒会の一存×僕は友達が少ない 特別編『コラボする生徒会』の感想
残念系ラノベ主人公界隈でもハブにされる小鷹さんマジパネエ!!しかも難聴が完全に芸と化している……。碧陽学園生徒会と聖クロニカ学園隣人部の残念な人たちが、いろんな意味でギリギリのところで和やかにコミュニケーションとってるようにみせかけて互いにダメージしか与えない不毛なやりとり繰り広げてるのに笑った。最後の杉崎と小鷹には理科ちゃん真冬ちゃんじゃなくても転がらざるをえません。
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