とある魔術の禁書目録(インデックス) 8 発売:2006.1 発行:メディアワークス [著]鎌池 和馬 [絵]灰村 キヨタカ |
(都内本屋にて)
お、「禁書目録」新刊出たんだ?。今回はどんなキャラが出てくるのかな?(ペラッ)
ちょっと!店員さーん!これ中身間違ってるよ!
中身が「マリ●様がみてる」になっちゃってるよ?!!
え?違う?それじゃああれでしょ?
最近電撃で始まった「ストロベリー・パニ…それも違うの?
なんて冗談はさておき。
今回はお姉様こと御坂美琴を(ある意味妖しく)慕う常盤台学園の後輩、白井黒子が大好きなお姉様の為に孤軍奮闘する、というお話…と書くとまるで百合小説ですが、そんなことで引いてこの本を閉じてはいけません。
なぜってこの小説は「萌え」の皮を被った最強の「燃え」小説だからなのです。
元々、毎回王道的燃え展開だらけの燃えシリーズではありましたが、今回の燃えっぷりは半端じゃない。というか「女同士の友情」をこんなにも清々しく描けるのは最早才能ではないだろうか(個人的なイメージとして、女の友情ってどこかどろどろしているというか…兎に角そういうイメージが。)
一言で感想を言えばやはり燃え、です。
勝てない相手に、虚勢を張りながら敢然と立ち向かう黒子の姿が非常に燃え。
レストランでの対決シーンの挿絵の黒子に萌え萌え。
とりあえず、黒子MOE!(両方の意味で)
同時に今回可哀想なくらいに出番が無いながら、最後の最後でいいところ総取りな当麻に燃え。黒子という比較的「一般人」な立場から話を展開させることで、今まで他の最強キャラ達に押されてすっかり霞み気味だった当麻の能力のありえなさや、美琴の「超能力(レベル5)」が引き締まった感じで非常に美味しいです。この事件の解決は当麻が居なければ成り立ちませんでしたし。(しかも打ち消す能力がド派手だっただけに、元々地味な当麻の能力が非常に引き立って見えましたね?。)
オマケ。すっかりミサカシスターズの尻に敷かれてしまった一方通行の今後やいかに(笑)激しく気になります。
今回は本当に女の子キャラ率90%以上はあろうと思われるストーリーですが、燃え度はシリーズ内最高じゃないでしょうか。
とりあえず燃えたい人にはオススメですよ!!