【Web版】アビス・コーリング〜元廃課金ゲーマーが最低最悪のソシャゲ異世界に召喚されたら〜 | 今日もだらだら、読書日記。

【Web版】アビス・コーリング〜元廃課金ゲーマーが最低最悪のソシャゲ異世界に召喚されたら〜

作者: 槻影

――君はその闇に立ち向かえるか!?
気がつくと僕は、ランダムで召喚される『眷族』を使って冒険するソーシャル・ゲーム『アビス・コーリング』に酷似した世界にいた。
まことしやかにささやかれる運営による確率操作、搭載された類稀な物欲センサーに課金必須のゲームバランス! 開き直って自ら奈落(アビス)を名乗る豪胆さ! 最強の集金システムと呼ばれ、数百万のユーザー達をどん底に叩き落とした末、法整備によりサービス終了した最低最悪のゲームに似た世界で、僕はかつてプレイヤーだった頃にやり残した事を成し遂げるため、再び召喚士(コーラー)として立ち上がった。
これは――闇に挑む勇敢なる召喚士達の物語。

序盤(というかファミ通文庫版1巻分)では最初に引いた眷属一人でほぼ無双出来てしまっていてぱっと読み俺TUEE感すらあるんだけど、なろう版では読み進めるごとに「課金前提ゲーなのに課金できない」「なかなか石が溜まらない」「ピックアップが一切ない」「主人公の引きが明らかに悪い」がジワジワと効いてくる。ガチャが引けない、戦力がなかなか強化できない、協力ゲーなのに主人公がソロ思考、死にプレイが出来ないという難点を最初に引いた眷属と気持ち悪いくらいのゲーム知識でなんとか補う感じ。そういう意味で、主人公が攻略動画投稿やブログをやってた設定は先に出した方が解りやすかった気がする。

青葉以外の人間をNPCとして雑に扱う主人公の性格にもんやりすることもあったけど、その分青葉の意を上手くくみ取れずに戸惑う姿が面白かったし、なんだかんだでこの世界が「現実」であることをどこかで受け入れられなかった姿が印象的でした。コミュ能力が低く最初の引きはそこそこだったがガチャ運が悪くゲーム知識だけは豊富なブロガーとコミュ能力が高くガチャ運あるが最初の引きとゲーム知識のない青葉という対比が面白かったです。

ゲーム知識で俺つえーしたいのではなく、あくまで「ガチャを回したい」「もう一度このゲームを楽しみたい」という方向にオチが付くのも良かったなあ。

文庫5〜6巻分くらいの分量で綺麗にまとまってたのでファミ通文庫は頑張って最後まで書籍化してほし………かったんですが…。良くも悪くも「面白くなる前の部分しか書籍化できなかった」という印象なのがかなしい。

▼書籍版の感想
アビス・コーリング 元廃課金ゲーマーが最低最悪のソシャゲ異世界に召喚されたら|今日もだらだら、読書日記。
[著]槻影 [絵]桜木 蓮 
気がつくと僕は、ランダムで召喚される『眷族』を使って冒険するソーシャル...


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