“嬉野 君” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:嬉野 君 (11 件 / 2 ページ)

ゼランディーヌ 性悪ないばら姫

[著]嬉野 秋彦 [絵]緋鍵 龍彦

両親を亡くし、家出同然で上京してきたひなこ。降りる駅を間違え、財布をスられ、お気に入りの傘を電車に置き忘れた挙句、変質者に襲われそうになった所を何でも屋を営む美女・ロジーヌに救われる。財布を無くしてしまった事もあり、暫く彼女の仕事を手伝うことにさせてもらうのだが、「何でも屋」の所長・すめらぎは超自己中な美少女少年で…!?
   個人的お気に入り度数

女装美少年が私を呼んでいたんですよ。

「おと×まほ」といいこいつといい、今月は女装少年強化月間ですか?それとも遂に女装少年の時代が来てしまったということですか?(ありません)そういえば同じく今月発売だった「クィーンズ・ブレイド」のノベライズも女装少年が主役のようですが!

というわけで、とことんついてなくて巨乳でドジな田舎娘・ひなこが倣岸不遜でワガママな美少年・すめらぎと出会い、謎の奇病“ゼランディーヌ”を巡る騒動に巻き込まれるというお話。ゴスロリメイド服着用ボク喋りというとことん狙いまくりに見えるすめらぎ君ですが、中身は非常に漢らしい……というかむしろ非常にオヤジっぽい。喋らなければ、行動しなければ可憐な美少女なのですが、その実情では常にひなこにセクハラする機会をうかがい、女の敵には全力で制裁を下し、挙句にはちょっとイっちゃった笑顔で日本刀を振り回す。もうなんというかこのギャップが溜まりません。女装少年モノにかかせないのはやはり外見と中身のギャップです。

帯からして「女装少年モノ」を全力で押し出した作品なのですが、割合ストーリー的には王道な展開。ヒロインポジションにはドジな天然娘、サブキャラクターにクールビューティという感じでちゃんと女の子萌え分も押さえ、その他周囲のキャラクターもかなり濃い分女装少年という要素がいい具合に溶け込んでいます。さあ女装少年に萌えろ!という作風ではないので「可愛くてもやはり性別の差はでかいぜよ」という方も普通に楽しめるかと思います。

その点、今月「可愛ければ性別なんてどうでもいいじゃないか!」という感想を各所で生んだ「おと×まほ」とは良くも悪くも対極をなす作品ですね。新レーベル創刊等で存在が霞みがちな印象ですが、かなりお薦めです。

…余談ですが、この作品がツボに入った人は是非↓こちらも。女装少年萌え布教の一環として宣伝してみます。いやあ、恐ろしく女装少年モノとしての方向性が似ていらっしゃる(笑)

オンライン書店ビーケーワン:まりあ・ほりっく 1まりあ・ほりっく 1
遠藤 海成
メディアファクトリー(2007.2)