“藤原 祐” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

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レジンキャストミルク3

[著]藤原 祐 [絵]椋本 夏夜

姫島姫の身体を固定剤にして現れた“無限回廊”。その中に自らの親友である姫の意識が生きているということを晶に告げられず、思考回路に不全を生じさせる硝子。硝子の友人・君島直子や“壊れた万華鏡”舞鶴蜜を巻き込んで事態は最悪の展開に。
 

…というか、2巻から見事に主人公の思惑が裏目に出まくりですね。「こうなったら嫌だよなぁ」とおもった方向にストーリーがズンズン進んでいくのはある意味流石という感じです。虚軸になってしまった某クラスメイトの狂気も必見(ありがちではあるけど、王道なだけに痛々しいんだよなあ…)

ある意味一番強烈だったのがゲストキャラ?の担任の先生かも。
ノリ的には「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」の先生に近いんだけど、その正義感が裏目に出てしまった最たる例というか…いつでも「友情・努力・勝利」で切り抜けられるもんじゃないというのが痛烈に痛い。少し考えればわかるはずの結果すら見えない盲目ぶりはもう見ていて不快にすらなりました。
“行き過ぎた正義は悪である”っていう言葉がぴったり来ますね。(しかしこれ、どの作品のセリフだっけ?)

どろどろに鬱でシリアスでダークなストーリーが連発する中、それでも時々しっかりと甘いほのぼのコメディが入ってくるのがまた上手いです。大体こういう小説って話がシリアスになればなるほど、シリアスの比重が多くなってコメディ色が薄くなるものですが、このシリーズは短いながらもほのぼのパートのインパクトが強いのでほのぼのとダークのシリアスが絶妙に感じます。

酒に酔った舞鶴のツンデレ発言連発に大爆笑。(作者さん狙ってる?(笑))
そしてカラー口絵漫画にも大爆笑(プリンの国って…!!)
カラー口絵で漸くなんとなーくだけど虚軸について理解した私でありましたorz

しかしこれ、2巻がみつからなかった関係で4巻発売直前に読むことになって正解だったかも。発売日直後に3巻読んでたら続きが気になってしょうがない1ヶ月を送るところでした。
というわけで、4巻に期待!!


レジンキャストミルク2

オンライン書店ビーケーワン:レジンキャストミルク 2レジンキャストミルク 2

発売:2006.1
発行:メディアワークス
[著]藤原 祐 [絵]椋本 夏夜
序盤の“ほのぼのパート”で色々と癒されていると、後半のどろどろのダークパートで痛い目をみる「レジンキャストミルク」の第二段。
全体的に考えるとほのぼのとした日常生活のパートは本当に最初のちょっとしたところしかないはずなのに妙にそちらが印象に残っており、当事者でもないのに彼らが2巻開始当初での関係には戻れないんだなあ、と思うと無性に悲しくなります。
いやもう、カラー口絵のかしまし4人組のやりとりとか覚えてたりすると、マジで欝ですね…。

特に姫島姫がいなくなってグループのバランスが崩れ、彼女の代わりを務めようとする硝子を八重が諭すシーンなんか秀逸かと。
他人が全く同じ台詞・同じ行動をとっても、その人じゃないと務まらないポジションってありますよね。人の真似をすれば良いもんじゃないっていうか。逆にそういった本来直すことの出来ないはずのバランスまでも違和感がないように修正を行ってしまえるペイントマーカーってものの存在がそら恐ろしく感じました。

しかし、前巻に引き続き戦闘シーンがかっこいい。特に里緒のマジ切れモード萌え(笑)主人公達の台詞は前巻よりもソフトになってましたね(やはり「レ●プして」はマズかったんでしょうか…)


レジンキャストミルク

オンライン書店ビーケーワン:レジンキャストミルクレジンキャストミルク

発売:2005.9
発行:メディアワークス
[著]藤原 祐 [絵]椋本 夏夜
「ルナティック・ムーン」の藤原・椋本コンビの新作です。
“欠落”と引き換えに特殊な力を手に入れた子供たちがバトルするという、そんなかんじの話。

個人的に見所なのは各登場人物の壊れぶり。
ここまでまともなキャラが居ない作品って言うのも珍しいんじゃ(誉め言葉)
主人公は酷くまともに見えますが、後半に進むにつれそんなことは全く無いということがわかってきます。
個人的には舞が好きです。壊れぶりが激しくて。

ツンデレと二重人格が大好きな私にはたまらない作品でした。
ただ、設定がぶっとび過ぎて一部ちょっと判り辛い部分があったかも。
戦闘モードに入るときの主人公とヒロインの発言がかっこよくて好き。

後半部分の彼らの会話は年齢指定入りそうな勢いでしたが!

兎に角、個人的にはオススメの一作です。


ルナティック・ムーンV


[著]藤原 祐
[絵]椋本 夏夜

 
「ルナティック・ムーン」シリーズ完結編。
4巻の感想も書きたかったんですが…読んだのが前過ぎて内容覚えてない(汗)
というわけで4巻飛ばして5巻の感想行きます。
そういえば大学の講義に潜った時、講義中にこの本読んでる後輩が居てビックリしたなあ。

ルナとシオンの強い絆で結ばれているさまが非常に良いです。ラブラブ(笑)
全体的に描写グロいし、ラストの方は人死にまくりで完全なハッピーエンドとはいい辛いけど本当に根本的なところはすごく正等派なストーリーで読後感もなかなか良好でした。何より全てのメインキャラが一生懸命、必死に生きようとしていく姿が凄く印象的で。フィオナの最後だけはちょっとアレでしたけど。シオンも凄い好きなんですがセールとリカが凄い好きだったな。

そんで一番泣けたのが、レインが死んだところ。レインさん自体かなりかっこよくて好きだったのですが、最後が本当に可哀相で。ロイドとラブラブなところが見たかったです。ミュリエルには悪いけど。逆にミュリエルは偉いあっさり殺されてそれはそれで可哀相だったかな。

といいつつ、今回キャラ的に一番ツボったのが ト マ ズ だったりするんですけどね!
生意気天才少年大好き。っていうか挿絵のトマズ君がまた…!!
最後はちょっとアレでしたが。

キャラ的には本当に悪いキャラっていうのがあまり居ないように感じたのですが
死に方で凄い善悪分けられちゃってるなと思いました。
ミュリエル・トマズ・フィオナ・メインシーとか結構もろに…アレだったので。

あと、レインと同じくらい可哀相だったのがエロイーズなんですが。
密かにエロイーズとエンダのコンビが好きだったので、二人には幸せになって欲しかったよ(涙)

なんだかんだいいつつ、一応ハッピーエンド?で終わってくれてよかったです。
最終巻は駆け足で伏線しまっていった感じが否めなかったけど、特に未消化の部分も無いし。
次回作に期待してます。


ルナティック・ムーンIII


[著]藤原 祐
[絵]椋本 夏夜

 
今までは変異種は純血種にとっては忌むべき存在、という所だけアピールされてきたんですが
今回は苛めの対象もちやほやされているのも変異種ってことでちょっと趣が違いました。
やっぱ人間、見た目がいいと得できるね、って話で。
でも見た目がいいと損することもあるぞ、って話でもあり。

しかしスミタとティーの変異は読者への萌え狙い変異ですね(いうな)
そしてあっさり手の上で踊らされてるバカが一人。

1巻から割りとそうだったんですが、今回はシオンの過去話がメインということもあり、展開暗いです。
子供の邪気のない苛めとか虐待とか、人間の汚いところとかもりもりで。
そんななか、さりげなく入ってるルナとシオンのほのぼのラブラブシーンに癒されました。


流行に乗って「ライトノベル個人史」書いた

 ライトノベル遍歴を語るのが流行っているようなのでブログのリハビリも兼ねて投下します。前半は以前に書いた記事の焼き直しなので、個々のタイトルの紹介は省略します。あと永遠の21歳ということになっているので年代はかかない。

ひたすらお金がなかった少女小説読み漁り期


 図書室と図書館と古本屋の100円以下ワゴン(ブックオフ参入前の微妙な古本屋とかだと10円とか30円みたいなワゴンが割りとあった)で読むものを探していた時代。コバルト・ティーンズハートのミステリ系の長編シリーズや恋愛系の1冊完結系ばかり読んでました。

408610783X殺人切符はハート色 (集英社文庫?コバルト・シリーズ)
山浦 弘靖,服部 あゆみ (著)
集英社
発行:1985-09

 古本屋駆使して一番頑張って集めてたのはやっぱり「星子宙太シリーズ」だとおもうんですけどまさかこれ50冊続いて子供が出来るところまでいったとか流石に知らなかったです……さすがに全部は追ってません。

 なおたまに同世代が話題に上げる「運命のタロット」シリーズは古本屋ではめったにお目にかかれず。ぶっちゃけ、ミステリーものと恋愛物は冊数出てても1冊で話が完結するから巻数バラバラでも追いやすかったんだとおもう。運タロとかあらすじからして時系列バラバラではよみたくないですしね。折原みとの現代舞台の恋愛物とか「とんでもポリス」とか「〜の国のアリス」シリーズとか読んでたはずだけど内容うろ覚え。

4086145685なんて素敵にジャパネスク (コバルト文庫)
氷室 冴子,後藤 星 (著)
集英社
発行:1999-04
4758436894あなたにここにいて欲しい (ハルキ文庫)
新井 素子 (著)
角川春樹事務所
発行:2012-10-11

 図書館で読んでたやつというと「ラノベっぽい(と言うかラノベ出身)けど一般レーベルで書いてる」このふたり。氷室冴子はコバルト文庫のやつが割とそのまま文庫やハードカバーで図書室入ってましたね。新井素子は少女小説レーベルで書いてたのとは違う路線のやつが入ってたんだけどそこからコバルトに行って転び直したりしてたから……「あなたにここに居て欲しい」は良い百合なので好きな人はどうぞ。あと「おしまいの日」はいいぞ。

大体林原めぐみが悪い富士見全盛期

B0093SY2YKスレイヤーズ1(新装版)<スレイヤーズ (新装版)> (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一,あらいずみ るい,あらいずみ るい (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2011-04-21

 少女小説ばかり読んでいた頃に「らんま1/2」でドはまりした林原めぐみさんのラジオ経由で(ラジオ経由!)わかりやすくアニメ化直前の「スレイヤーズ」にすっころんだ大変わかりやすいオタクです。90年台後半のラジオにはラジオドラマなるドラマCDの連載版みたいなやつが連載されており、林原めぐみさんのラジオでは当時スレイヤーズのラジオドラマが流されていたのでした。

 マンガみたいな軽快なノリの文章と、それとは裏腹にガンガンぶっこまれるヘビーな展開が衝撃で。スレイヤーズはアニメになったのが1部までだからあんまり話題にならないけど2部の重さが結構好きだったんですよね。ラストは子供なりに飲み込めないところもあったんだけど、「まあ神坂一だしな……」みたいな謎の納得があったのを覚えてます。そういう意味で一番刺さったのは3冊完結の「闇の運命を背負う者」だったかもしれない(2巻まででそこそこきれいに落としておいて3巻で突き落として重い物背負わせる感じがすごい)。


 スレイヤーズで林原めぐみでわかりやすくこっちも好きだったオタクでした。セイバーマリオネットもアニメと違って原作の重たい展開が……とかずっと言ってたんですけどJtoXは原作とは全く別方向に重たかったなあ……。

B009AALA2Iそれゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ【完全版】1
庄司 卓,赤石沢 貴士 (著)
朝日新聞出版
発行:2010-10-20

 ちなみに林原めぐみのラジオ経由というとこっちもそうですどんだけ罪深いんだ林原めぐみ。スレイヤーズとこれがほぼ同時期だったんじゃないかな……アニメはまともに見てなかったので特にヨーコはラジオドラマのイメージが強いです。ああいうの好きだったので今の声優ラジオには全く興味がもてなくてすまない……。

B009NNZO5Qロスト・ユニバース−1 幻夢 目覚める<ロスト・ユニバース> (富士見ファンタジア文庫)
神坂 一,義仲 翔子,義仲 翔子 (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2011-12-01

 そして3年後には空前の「ロスト・ユニバース」期来るんですよ。私の青春の林原めぐみから逃げられてない感じすごすぎてツライ。そしてライトノベル原作で初めて人生を狂わされた男は間違いなくお前だケイン・ブルーリバー。「ヤシガニ屠る」とかいってはいけない。

4044156026魔導物語 (2) (角川文庫?スニーカー文庫)
山本 剛,壱 (著)
角川書店
発行:1995-03
487025350X小説 ツインシグナル〈Vol.6〉時の彼岸 (COMIC NOVELS)
大清水 さち,北条 風奈 (著)
エニックス
発行:1998-08

 今も大体好きなアニメのノベライズは追うけど当時はノベライズ頑張って読んでて、その中でも特に山本剛の「魔導物語」シリーズと北条風奈の「小説TWINSIGNAL」シリーズがお気に入りでした。あと書影がでてこないんだけど久美沙織の「MOTHER」シリーズ。後者は特に初めて同人的な方向でドハマリした作品だったので、死ぬほど読み返したし、当時の読書遍歴にも大分影響あったとおもう……というか当時は並行して国内・海外SFブームが来ていたので私のソノラマ全盛期はここです(秋山完がわりと好きです)。

 良くも悪くもアニメ・マンガとともにあったスレイヤーズ全盛期のラノベ遍歴でした。

私の傷みでオタクの道を踏み外す

 割とここまでメディアミックス済の作品をメディアミックスから入って原作まで追う、というわかりやすいオタクをしていた私に、当時ネット上でお付き合いのあったお姉さんが勧めてくれたのが電撃文庫の大定番「ブギーポップは笑わない」です。暫くはブギーポップとキノの旅を追いかける解りやすいオタクをしていたのですが、盛大に道を踏み外したのはこの2作品が元凶。

B01GNKL6I0ダブルブリッド<ダブルブリッド> (電撃文庫)
中村 恵里加,藤倉 和音 (著)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
発行:2016-06-16
4840229961Missing〈12〉神降ろしの物語 (電撃文庫)
甲田 学人,翠川 しん (著)
メディアワークス
発行:2005-03

 当時の読書遍歴を思い出すと「ダブルブリッドで優樹さんが自分の目えぐるシーンやばい」「Missingの呪いのFAXの話こわくない?」「インフィニティ・ゼロの虫の描写やばかったほんとうにやばかった」とか言い出してなぜそんなに痛み描写の激しい小説ばかり読んでいたのか。

 特にダブルブリッドと出会わなかったら今のライトノベル読みみたいな自分はいないとおもうので文字通り足を踏み外した感じすごいんですけど、身を切られるような傷みの描写と傷つけ合いながら必死に関わろうとする人間と人間でないものの生き様に震え、最終巻付近になったら年単位で刊行ペースが開くようになって震えたあの日。本当にウン年ぶりで完結してくれてよかったです……あと中村恵里加の新作のためにいまだに電撃の新刊チェックしてる

学園異能はいいぞ

 ダブルブリッドで道を踏み外して暫くたった私に襲いかかったのは学園を舞台に超常能力を持った生徒達が世界の裏で暗躍する系ラノベ。なんかこの呼び方にも色々異論があるみたいなんですが言いづらいので以後とりあえず「学園異能」っていいます。定義は個人の解釈です。

4840231516レジンキャストミルク (電撃文庫)
藤原 祐,椋本 夏夜 (著)
メディアワークス
発行:2005-09
B01C272O1Qシャドウテイカー 黒の彼方<シャドウテイカー> (電撃文庫)
三上 延,純 珪一 (著)
KADOKAWA / アスキー・メディアワークス
発行:2016-03-03
B00RYOKE2O殺×愛1 ?きるらぶ ONE?<殺×愛> (富士見ファンタジア文庫)
風見 周 (著)
KADOKAWA / 富士見書房
発行:2015-01-13

 まだあんまりラノベ感想を書いててもラノベ感想サイトは漁ってない時期なので表紙やあらすじで「おっ」となったやつを片っ端から買って読んでいくスタイルだったんですが、特に好きだったのはこのあたり。三上延先生は「ビブリア」で一発当ててしまいましたが電撃のオサナナジミスト系学園異能系が本当に好きだったので原点回帰してくれないかなあ……。

 「レジンキャストミルク」は心に欠落を抱える少年少女達がその欠落を異能の力として戦うみたいなお話なのですが異能力から感じる華やかさ、痛みや物語と挿絵のマッチ感が本当に好きで、あと殊子先輩が大好きだったので色々察して欲しい。きるらぶは何度も脱落しそうになりながら追いかけた記憶が割と強いんですけど、刹那的な世界観となんだかんだでご都合主義爆発なハッピーエンドがとても好きです。

バカテスから先はまだ歴史にはなってないのでこの辺で。
それではアイドルマスターSideMの学園異能イベント走ってきます。



今月のまとめと読了記録[2008年12月分]

12月に読んだ本は18冊でした。冬コミ前は毎回消耗するので少なめです…。
ていうか、せめて12月の新刊は今年中に片付けて、1?2冊でも1月の新刊に取り掛かるつもりだったのになあ……まだファミ通文庫が完全に手付かずだったりします。

2008年12月のページアクセストップ4


バカとテストと召喚獣5
⇒感想

とらドラ9!
⇒感想

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる(⇒感想

とらドラ8!
⇒感想


ですよねー。<バカテス5
発売月翌月恒例のバカテスぶっちぎりモード入りマース。
…というわけで毎回発売直後にアクセスが爆発起こすバカと彩雲国に、アニメ効果でがんばり続けるとらドラが混ざっているという、ある意味面白くない結果になった今月でした…。ていうか今月の新刊が「彩雲国」しかないよ!

彩雲国物語 黒蝶は檻にとらわれる」は物凄い勢いで急展開して、物語が終盤に入っていることを印象付けるお話でしたね。ああ、しかし御史台のキャラクターたちの関係が面白すぎて、本来の主人公側であるはずの劉輝達の話があんまり面白くないのがつらいなあ。

2008年12月に読んで面白かった本


さよならピアノソナタ4
⇒感想

死神姫の再婚 微笑みと赦しの聖者(⇒感想

いつか天魔の黒ウサギ1
⇒感想

H+P(2)?ひめぱら?
⇒感想


やっぱり綺麗に完結した「ピアノソナタ4」が今月一番面白かった気がします。こちらは後ほど今年のまとめ記事で語る予定なのでコメント省略。

死神姫の再婚」はもう本当に、カシュヴァーンとアリシアのやりとりを見ているだけできゅんきゅん出来るのが楽しすぎる!!ティルナード坊ちゃんを巡る新旧教育係の対決も腐女子的には見物。腐女子的には…といえば、はずしちゃならないのが「いつか天魔の黒ウサギ」。男のツンデレ好きは、ツンデレ生徒会長・月光のためだけでも読むべきだと思うよ!!!

最後は「グレンラガン」「俺妹2」とどっちにすべきか悩んだけど、敢えて「ひめぱら2」で。いやごめん、こういうおバカなエロコメ、なんか大好きかもしれない(笑)

2008年12月の読了記録

先月に引き続き、メディアマーカーの読了記録から。
続きを読む


「2007年上半期ライトノベルサイト杯」投票します

■ 「2007年上半期ライトノベルサイト杯」を開催します(平和の温故知新さん)
↑詳しいルールや投票の仕方等はこちらから↑

というわけで、今年も参加です!忘れそうだから連休中に片付けておこうかと(笑)
タイトルクリックで当サイト内の感想ページに、書影クリックでBK1の該当ページに飛びます。
また、基本的にオススメ度の高い順に並んでいます。
(つまり、上半期で一番オススメのシリーズは単発は「連射王」、シリーズは「殺×愛」という事ですね)

シリーズ部門はあっさり決まったけど単発部門の「連射王」「ヴァーテックテイルズ」以外が
どれも微妙なラインで並びすぎてまじめに困りました…
余程2作品で終了しようかとも思ったのですが、最終的にはこんなかんじに。

シリーズ部門は、ほんと迷いなかったな自分。

単発部門

【07上期ラノベ投票/単発/4840237344】
連射王(上・下)(川上 稔著/メディアワークス/2007.1)

どんなことにも本気になれないと悩む少年・高村コウが、シューティングをワンコインクリアしている青年に出会い、自分も“ファーストプレイ・ワンコインクリア”を目指す物語。題材的に異色に思えますが熱?い「青春小説」。テンポ良く畳み掛ける文体が更に熱さを煽ります。コウと岩田の恋愛模様にも要注目!


【07上期ラノベ投票/単発/4829163828】
麗しのシャーロットに捧ぐ ヴァーテックテイルズ
  (尾関 修一〔著〕/富士見書房/2007.1)


ある人形作家の屋敷で、シャーロットというメイドの少女を中心に巡り繰り広げられるゴシックホラー小説。3つのストーリーが時系列バラバラに展開され、大きなミスリードも仕掛けられており最後まで全く先が読めないミステリーでした。絵柄の雰囲気的な問題で挿絵画家の人選間違えてる気がしたけど。


【07上期ラノベ投票/単発/4840237182】
なつき☆フルスイング! ケツバット女、笑う夏希。
  (樹戸 英斗〔著〕/メディアワークス/2007.2)


故障の為野球部を休部中の少年・智紀と破天荒で強引でヘンテコなケツバット女・夏希が人に取り憑いた夢魔を払っていく物語。夏希のキャラクター性やゲストキャラクター達の一生懸命な生き様もよかったのですが、それだけに3章で明かされる夏希の過去話は衝撃的でした。


【07上期ラノベ投票/単発/4894255383】
ゴッデス! 1.女神さまって大変なの♪
  (ひかわ 玲子著/ホビージャパン/2007.4)


突然飛ばされた異世界で“女神さま”をやることになってしまった少女二人のお話。そこ世界は神々の力をお互いが奪い合うという弱肉強食の世界で?!?と、予想以上にシビアな物語でした。騙し合い・裏切りもしょっちゅうで先が見えません。そして凶悪な次巻への巻引き…続編はいつ出るんだー!

【07上期ラノベ投票/単発/4757733283】
声で魅せてよベイビー(木本 雅彦著/エンターブレイン/2007.2)

昔ながらのマイコンオタク少年とイマドキで声優志望な腐女子のラブコメ。同じ“オタク”でありながら考え方が全く違う二人が感化しあっていく様子が凄く良かったです。続編が読んでみたいシリーズのひとつ。ただ、やっぱしヒロインの腐女子設定はいらないと思うわけですが。

シリーズ部門

【07上期ラノベ投票/複数/4829119330】
殺×愛?きるらぶ?(風見 周著/富士見書房/2007.6)

遂に完結。5巻目くらいから目に見えて面白くなってきました。遂に迎えた“卒業式”での出来事、そして大どんでん返しとしか言いようが無い最終巻のエピローグは涙無しには読めません。ヒソカと咲夜だけじゃなく、この物語全ての登場人物にエールを送りたくなるような、最高のエンディングでした。前半の巻で止まってる人も、この機会に是非読んで欲しいです。


【07上期ラノベ投票/複数/482911911X】
フルメタル・パニック!(賀東 招二著/富士見書房/2007.3)

「つづく?」「燃える?」と劣勢気味だったミスリルのメンバーが集結、大反撃をはじめる最新刊。破壊されたARX-7の後継機も登場し、宗介とかなめも…な、熱すぎる展開。…なんてのは置いといて、宗介×かなめ萌えとしてはラストのバカップル全開なやりとりだけでもう100票位投じたい勢い。

「何人死んだって???何百、何万、何億人死んだって構わないから。だから、あたしを迎えに来なさい!あんたの持てるすべて??そのクソの役にも立たない、非常識で迷惑極まりない兵隊の技能を総動員して、どんなにヤバい相手でもギッタギタにやっつけて、あたしを抱きしめに来なさい!!」

は今年一番の名言だと思います。

【07上期ラノベ投票/複数/4840238820】
レジンキャストミルク(藤原 祐〔著〕/メディアワークス/2007.6)

今までラノサイ杯の候補に毎回挙げておきながらどうにもあと1押したりなくて、次点落ちの常連シリーズと化していたこのシリーズですが、今回は殊子先輩ひとりの為に全力で1票投じます。7巻での殊子・蜜姉妹のやり取りがどうしようもなくツボでした。ちなみに次点は6巻佐伯ネア先生のボンテージ白衣w

【07上期ラノベ投票/複数/4840238499】
扉の外(土橋 真二郎〔著〕/メディアワークス/2007.5)

閉塞感溢れる宇宙船の中に閉じ込められ、何者かに生与剥奪件を握られた高校二年生の生徒達が、提示されたゲームに挑まされる物語。1巻を読んだときは、アイデアはとにかく主人公に全く感情移入できず、ラストも駄目だったんですけど2巻で一気にツボな作品に化けました。進むごとに度を増していく人間同士の裏切り・騙しあいも秀逸で、続きが楽しみなシリーズです。

【07上期ラノベ投票/複数/4829119187】
黄昏色の詠使い(細音 啓著/富士見書房/2007.5)

5色の媒介を元に自らの心を形にする「名詠式」を学ぶ学校を舞台に、母の志を継ぎ5色どれにも属さない色“夜色名詠”の確立を目指す少年・ネイトの物語。綺麗で優しい気分にさせてくれるシリーズです。特に名詠式の詠唱呪文が凄く綺麗で、何度も読み返したくなるような魅力です。

以下次点作品

【単発部門】
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん …主人公がいーちゃんすぎて押し切れなかった。嘘だけど。
ミミズクと夜の王 …いや、ライトノベルサイト杯じゃなかったら入れたと思うよ?
遭えば編するヤツら …ISBNがないので投票不能っぽい?

【シリーズ部門】
キスとDO-JIN! …是非執事票を投じたかったです。
Fate/Zero …ISBNないから対照作品外だよなあ。イスカンダルとヴェイパーに一票投じたかった。
学園キノ …大変惜しい事にギリギリ7月発売でした。


2006年に読んだ本まとめ その1

あけましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い致します。


遅まきながら2006年の総括してみます。
5作品くらいを適当に選出しようと思ったのですが
ラノサイ杯と殆ど変わらない結果になる予感がするので
幾つかジャンルにわけて各項3作品ずつ纏めてみました。

だって「ムシウタ」と「フルメタ」と「SEED DESTINY」は外せないから!
そうするとあと2つしか選べないから!!(致命的!)

ぶっちゃけbooklines.netさんのまとめを見て「これだ!!」と思い立った訳ですが。
えっと、勝手にパクっちゃってスイマセン…!

※書影クリックでbk1の商品ページ、タイトルクリックで感想に飛びます。

■ 燃えた


とある魔術の禁書目録9?10とある魔術の禁書目録9&10 (鎌池和馬/メディアワークス)
[9巻感想/10巻感想]
新キャラ・吹寄さんの出番の少なさには泣きましたが男3人の熱い奮闘ぶりは文句なしにシリーズ最高峰。いつもとは少し違った、静かな雰囲気のラストシーンもなかなか良かったです。白井黒子さんの魅力満載な8巻も捨てがたかったですが、熱さでいったら絶対にこっち推し。

燃えるワン・マン・フォース燃えるワン・マン・フォース (賀東 招二著/富士見書房)
何が何でもフルメタだけは外せません。傭兵としての自分と現在の宗介のせめぎあい、今まで自分が載っていた最新鋭機・M9にオンボロサベージで挑んでいく展開等、熱いバトルが目白押し。かなめとのL・O・V・E分もあります(笑)

今年は文庫でもアーバレスト後継機の姿が拝めるのかな?

星のプリンキピア 下アストロ!乙女塾! 星のプリンキピア 下
   (本田 透〔著〕/集英社)
あかほりばりのハーレムラブコメだったこのシリーズ、3巻・4巻は普通に熱いバトルを繰り広げます。2巻までのノリがダメだった方にもオススメ。円・晶・茜の姉妹愛や精神的に成長したヒカルの姿にひたすら燃えたり感動したり。

しかし皆さん、ホノカも忘れないで上げてください(主張)


■ 泣いた

終わる世界、終わらない夏休み終わる世界、終わらない夏休み 桜井深優の終末
 (あきさか あさひ著/エンターブレイン)
前編もよかったけどやっぱり後編「桜井深優の終末」が格別でした。深優の恋心に物凄い共感して、ラストの演説でボロ泣き。色々ツッコミ所は多かったけど、その青臭さがまたたまりません。2006年で文句なしに一番泣いた作品!

ムシウタ 07.ムシウタ 07. (岩井 恭平〔著〕/角川書店)
06の戌子の最後にも散々泣かされましたが、07での大人顔負けの愛恋のジャーナリスト魂にはまさに感嘆としか言いようが無いです。前半のどこかコミカルなシーンが印象深い分、ラストの悲しすぎる展開にはボロ泣き。

虫憑きですらない二人の“魔王”の対決は必見です。

“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト)“文学少女”と飢え渇く幽霊(ゴースト) (野村 美月[著]/エンターブレイン)
遠子先輩の思わずおなかがすいてしまうような“薀蓄”の数々も魅力的なのですが、雨宮蛍と黒崎の決して結ばれない悲しい恋心に涙。毎回序盤で空腹中枢を、結末で涙腺を刺激してくれるシリーズ。2006年最大の収穫はこのシリーズに出会えた事かも。


■ ダーク&鬱展開

レジンキャストミルク 5レジンキャストミルク 5 (藤原 祐〔著〕/メディアワークス)
ダークといえばこれしかないでしょう。あれだけ日常を守りたいと願っていた晶が遂に芹菜(日常)と訣別し、硝子(非日常)と結ばれ、最強の虚界渦を目覚めさせるシーンは最高でした。またその突き放し方が容赦ないのです。

今後どうなるのか、続編が非常に楽しみ。

殺×愛(きるらぶ) 5殺×愛 5—きるらぶ FIVE— (風見 周[著]/富士見書房)
「泣いた」に分類してもいいと思うのですが…現在の所「レジンキャスト?」と並び立つダークシリーズ。4巻までの全てが上手く行くのではないかと錯覚させられるほのぼのラブ展開から、来夏の一言をきっかけにドン底まで崩壊していく5巻は必読です。…というかある意味これ、芹菜を取った「レジンキャストミルク」と受け取れなくも無いですね…。こちらも続編に期待です。

バイトでウィザードバイトでウィザード 沈めよ恋心、と雨は舞い降りた
  (椎野 美由貴〔著〕/角川書店)
一段落した本編最新刊より、コチラの方が断然ダークだった気がする。逢いたくて仕方ないのに、いつまでもすれ違い続ける京介と礼子の姿にヤキモキ。報われなさ過ぎる展開に、本家家長への怒りを募らせたり、着々と死へと突き進む京介にハラハラしたり…ていうか本当にこれ、本編の続きあるんですか。あそこで終らせるのが一番綺麗な気がするんだけども…


■ L・O・V・E(By富士ミス)

涼宮ハルヒの憤慨涼宮ハルヒの憤慨 (谷川 流〔著〕/角川書店)
長門が書いた部誌の原稿にニンマリし、「禁則事項」発言でニヤニヤし、そしてハルヒ&キョンの成長ぶりに萌え萌えするのが正しい楽しみ方だと信じて疑いません。少しずつ角がとれてきたハルヒの可愛さもさることながら、そのハルヒをどこか暖かい気持ちで見守っているキョンの姿に燃え。アニメも面白かった!!

カーリーカーリー 二十一発の祝砲とプリンセスの休日
  (高殿 円著/エンターブレイン)
「これ、ラブコメ違う」ってツッコミが各所から発生しそうですがこの巻の見所は誰がなんと言おうとヤキモチ焼きまくるヘタレカーリーだから仕方ないんだっ!!シャーロットと仲の良いアヒルを密かに焼き鳥にしようと目論んだり、シャーロットとのヒンドゥー語レッスンでは教えるフリしてシャーロットに愛の言葉を吐かせまくって萌え萌えしてる、そんな貴方にときめきます。寄宿舎編は終了とのことでパーフェクトヘタレ女装美少年カーリーたんが拝めないのは死ぬほど残念ですが、是非続編をお願いします!!

とらドラ! 3とらドラ3! (竹宮 ゆゆこ〔著〕/メディアワークス)
1も捨てがたかったんですが、「竜児は、私のだああああー!」発言がツボだったのでこちらに。このくっつきそうでくっつかない、もどかしい関係が猛烈にツボポイント直撃。

3巻では泳げない事や貧乳を気にしている大河の、普段は見られない弱気な姿が非常に可愛かったです。


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