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デーゲンメイデン 1.台場、両断

[著]田口 仙年堂  [絵]柴乃 櫂人

Dアーム。それは、長い時を経て異能と人格を得た伝説の武器たちの総称。彼らは、気まぐれに人と契約し、力を発揮する。「この馬鹿者が!何故あの時に斬らないのじゃ!」柳眉を逆立てて非難する美少女Dアーム―名刀・薄緑。「だいたいテメェがフラついたから逃したんだろうが!」目つきの悪い伝承者―薄緑の相棒・若林練司。ケンカしながら二人は戦う。どうしても会いたいヤツがいるから。初任務はある少女の護衛。簡単な任務に思われたが!?『契約は果たされた―さぁ、願い事を言え』ヒトと剣がしのぎを削る古今東西名武器バトル、開幕。 (「BOOK」データベースより)

   個人的お気に入り度数

 人間の姿をとり、不思議な力を持つ『Dアーム』。両親と妹の仇を討つためかつて九郎義経が持っていたという複数の顔を持つ刀・薄緑の伝承者となった少年・若林練司はしかし任務でも人間を斬ることが出来ず、苦悩する。そんな時、偶然Dアームと契約してしまった少女・島原糸の護衛をすることになって…というお話。

 さまざまな重い過去を持つキャラクターたちが、その問題と折り合いつけながらちょっとずつ前進していく姿がアツかった。特に、最初は自らの『呪い』におびえて状況に振り回されるだけだった糸が最終的には思い悩む練司の背中を叩くポジションにまで成長するのにはニヤニヤがとまらない。あとは終盤の膝丸が無邪気かわいかった。

 ただ、世界観設定や物語やキャラクターには凄く惹かれるんだけどバトルをメインに押し出してるせいか全体的に物凄く駆け足というか、なんか物足りなさが拭えない。主人公の過去とか、重い展開も多いんだけどなにか重くなりきれてない感。個人的にはバトル展開よりもキャラクターとか掘り下げてほしかったんだけど…。

 1巻から次巻への伏線はりまくりなお話だったので2巻か3巻あたりで面白さが一気に右肩上がりしそうな気配を感じるので次巻以降を楽しみにしたいです。

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