“海冬 レイジ” の検索結果 | 今日もだらだら、読書日記。

キーワード:海冬 レイジ (16 件 / 2 ページ)

も女会の不適切な日常1

 

部活名:「もっと学園生活を豊かにする善男善女の会 部」  目的:青春を謳歌すること!  メンバー:(1)ちだね先輩。僕の愛しの青春☆ヴァカ。 (2)繭。化学実験厨。ちだね先輩の寵愛を独占。僕嫉妬。 (3)ユーリ。僕の従妹で義妹。暴力女。 (4)雛子。エア参加。ガチ百合。 (5)僕、花輪廻。女子扱いされるけどお願いヤメテ。 そんな「も女会」の活動はヘンテコでドタバタだけど、それなりに平穏だった。 あの頃は、そう思っていた。 あの少女【アイ・ド・ラ】に出会うまで、僕らの日常が本当は”不適切”だったなんて、知らなかったから――。

 女子にしか見えない容姿がコンプレックスな主人公はちょっとおかしなな女の子達の集まる通称『も女会』に引きずり込まれ、それなりに楽しい日常を送っていた。ところが、ある日何の予兆もなくその日常は崩壊して……というお話。

 中盤以降の展開が凄いと聞いて手に取ったけど本当に凄かった。序盤の最近よくある主人公ハーレム構図でボケツッコミな掛け合いメインの日常ラノベから一転、時間改変系ミステリーな展開がすごい。ひょんなことから仲間のミスで命を落とした主人公が過去を改変できる場所『アッパーグラス』にたどり着き、『誰も死なない結末』を目指していくうちに次々と思いもかけない事実が発覚していく。現実が根本から覆されるような不安感と、日常系ラノベの皮をかぶっていたとは信じられないような各登場人物の重いバックグラウンドに翻弄される。歴史に直接手を入れることはできず、生きている人間の行動を『押す』ことしかできないという設定も面白かったです。

 しかし、主人公が死んでからの展開が本当に本当に凄かったんだけど、その分序盤の日常ラノベ部分の面白くなさが浮き彫りになってる感……「機巧少女」ではそちらがメインではないせいか、そこまで感じなかったんだけど…。最初だけ読むとぱっと見「生徒会の一存」や「はがない」みたいな延々と同じことやってるだけの掛け合いラノベに見えてしまうので序盤で脱落する人も多そうで勿体無いなあ……。


機巧少女は傷つかない7 Facing “Genuin Legends”

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。「誤解を恐れずに言えば、この夏、夜々と雷真は一線を超えました」「嘘…よね?」そんなわけで夏が終わり、“迷宮の”魔王グリゼルダのもとでの修行で実力を上げた雷真は、ロキやフレイとともに順当に夜会を勝ち進んでいた。だが、シャルが何者かの呪いを受け、人形サイズに小さくなってしまうという事件が起きる。一方で、学生総代にして、“十三人”の第三位、オルガ・サラディーンに迫られる雷真。そして、雷真とオルガの婚約が発表され―!?シンフォニック学園バトルアクション第7弾。 (「BOOK」データベースより)

 新たな力を手に入れ、ロキ・フレイとともに順調に夜会を勝ち抜いていく雷真。しかしその裏で、彼らがかつて倒した筈の人物が不気味な動きを見せていた……いよいよ後半戦突入でクライマックスも見えてきた感じのシリーズ第7巻。

 アリスとシン、雷真と夜々。立場は違うけれど関係性の似ている二組の強い絆が印象的な巻でした。ただ妄信的に主人のいう事を聞くのではなく、諌めることも出来るけれど敢えて妄従することで主が道を誤ったときも共にその失敗を受け止めようとするのがシンと夜々が選ぶ「従」の形。かつてアリスにかどわかされた事を考えると信じられないくらい強く成長したんだなあと感慨深くなる。

 アリスとシンの主従関係がクローズアップされる一方でその実今回すごくロキ回でしたよね!!口ではなんといっていても、いざというときにロキと雷真が見せるようになった強い信頼関係がとても美味しい。「好敵手」と書いて「信頼関係」と読む関係なんて最高じゃないですかー!もう実質3巻くらいから味方になったようなもんだったけど、ここにきてしっかりと「共闘関係」であることをアピールしてきたなあ。口喧嘩→シャル中心に妙な誤解をする→怒鳴るという流れが定番になってきたのも個人的にグッジョブです。しかしシャルは限りなく正ヒロインポジションに近い位置に居るというのに何故そんな残念な属性をゲットしてしまったのか……

 6巻終盤〜7巻序盤にかけての雷真無双っぷりがめざましかっただけに、現れた「あのひと」の強さが際立つようで。「夜会」の上位ランク者達も動き出していよいよクライマックス目前の雰囲気になりつつあり、この強大な敵を雷真達がどうやって相手にしていくのかとても楽しみです。

 ……しかし、異様に夜会が目立たなかったのは編集サイドからのストップだったのかおのれ。システムとかかなり凝ってるんだしもうちょっと夜会描写を頑張ってくれてもよかったと思うんですが……。なんか結局肝心の「夜会」が殆ど目立たないままクライマックスだなあ。


機巧少女は傷つかない6 Facing "Crimson Red"

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。夏休みも既に半ばが過ぎ、夜会を勝ち抜くため“紅翼陣”体得の修行に励んでいた雷真は、硝子からとある人物の内偵を命じられる。その人物とは、四年前の前回夜会の勝者である、“迷宮の”魔王―グリゼルダ・ウェストン。学院から出られない夜々の代わりに、小紫とともにグリゼルダのもとに向かう雷真。すると、彼女は“紅翼陣”とそっくりな能力を持っていて…?「俺を弟子にしてくれ」「と…遠まわしの求婚?」「妙な自己完結をするな!」シンフォニック学園バトルアクション第6弾。 (「BOOK」データベースより)

 夜会の再開まで一ヶ月となった夏休みのある日、雷真は硝子に命じられて小紫とともに“魔王”の一人・グリゼルダの内偵をすることに。“紅翼陣”と似た能力“アリアドネの糸”を自在に扱う彼女の戦う姿を見た雷真は彼女への弟子入りを決意するのだが……というお話。

 夜会再開に向けた、続にいう「修行回」というやつなんだけど今までになく夜会に存在感あった気がする!これまでの夜会描写が薄すぎたせいもあり、意味ありげに出てきた50位の人が物凄い要らない子になってるのはちょっと本人は泣いていいと思う。あれだけかっこつけて出てきたけど凄さが全く伝わってこないよ!多分この巻、彼が出てこなくてもなんら問題なく進行したと思うんです……

 雷真を中心に、色々なキャラクターの成長が見て取れる巻でもありました。特にこれまで家族の仇を討とうと生き急いでばかりだった雷真が学園に戻って真っ先に言った言葉にはニヤニヤせざるをえなかった。自分のできることと出来ない事を見定めた上で、それでも今の自分の力で立ち向かおうとする姿が印象的。雷真と逢えない寂しさを押し隠して学園で素直に帰りを待つ夜々の姿も精神的な成長を伺わせて胸が熱くなる。

 圧倒的な力を持つ“魔王”達の戦いや新たな出会いと別れもとてもよかったですが、ラストの「夜会」で相変わらず喧々囂々しながら戦う雷真とロキの姿にニヤニヤが止まらなかったのは言うまでもない。これまで通りの仲悪さでありながら、もはや喧嘩してるどころかじゃれついてるようにしか見えないのは何故ですかもっとやれ!!ロキが味方に回ってくれる事を喜んじゃう雷真はすっかりロキと仲良しですよねわかります。

 シャルの腐ったツッコミに全面同意したい。


機巧少女は傷つかない5 Facing "King's Singer"

 

機巧魔術――それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。機巧都市リヴァプールは、自動人形の祭典を明日に控えて華やいでいた。だが一方で、〈夜会〉参加者たちの自動人形が次々に消失していくという事件が起きる。硝子の命令により、事件の鍵を握る人形師・エリアーデ教授に接触する雷真。しかし、彼女は雷真と同じ歳の少女(ただし全裸に白衣)だった! さらに彼女は、夜々を自分に譲るよう、雷真にあの手この手で迫ってきて――!? 「やっぱり……体を差し出さないとだめ?」「差し出しても駄目だ!」シンフォニック学園バトルアクション第5弾!

シリーズ第五巻。機巧魔術/自動人形とそれを巡る学院や各国の動き、学院内部の各勢力の動きが活発になってきて盛り上がってきました。

4巻の展開を経てより絆を強くした雷真と夜々のやりとりにとてもニヤニヤするんだけど、それ以上に仲間たちとのやりとりがたまりません。女子周辺はちゃくちゃくと雷真を真ん中に据えたハーレム化が進んでいるわけですがそんなことより最近めっきりデレが表面化してきたロキとかロキとかロキとかロキとか。(ついでに、シャルの腐化はどこまで進んでしまうのかも気になるところ……)

機巧魔術を封じ、人形のコントロールを奪ってしまうという強力な能力を持った敵に対し、限られた戦力と時間の中で立ち向かうという展開がとてもアツかったです。新キャラ・エリアーデ教授とエヴァンジェリンの疑似親娘関係も凄く良かったなあ。雷真のパワーアップフラグも見えて、次巻は修業回かしら、とか余計な期待。

しかし、メインだったはずの夜会はいよいよ一時中断かあ……2巻以降ずっと影が薄い影が薄いって思っていたら!システム自体は面白いと思うので、後の巻で復活するならもっと夜会メインで話を組み立てたお話も見たいです。次巻で打ち切りか?という話題も一時流れたけど、あとがきをよく読むと別にそういう意味ではないように思えるので、とりあえずひと安心。


機巧少女は傷つかない4 Facing "Rosen Kavalier"

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。時計塔事件も一段落し、雷真たちは負傷続きながらも“夜会”に勝ち残っていた。だが、雷真の負傷を自分のせいと気に病んだ夜々が、突然姿を消してしまう。なんとか彼女を見つけ出した雷真だが、それは敵の罠だった!この夜会を支配する存在“十字架の騎士”と名乗った彼らとともに、夜々は雷真のもとを去る。打ちひしがれる雷真。そして、彼の前に現れた硝子は告げる―「夜々は放棄するわ。今後はいろりを使いなさい」はたして雷真の決断は!?シンフォニック学園バトルアクション第4弾。 (「BOOK」データベースより)

雷真の怪我を自分が至らぬせい……と思い悩んだ夜々が、雷真の元を去ってしまう。彼女の裏には、「十字架の騎士」と呼ばれる者達の影があった。彼女を連れ戻そうとする雷真だが、硝子から「これからはいろりを使え」といわれて……風雲急のシリーズ第4巻。

怪我のせいで体調が本調子ではない上、上層部にも夜々の救出を止められて……というどん底状態からシャルやフレイやロキという仲間達の力を借りて状況をひっくり返していく姿が熱かった。なによりさりげないロキデレの破壊力やばい。さりげないロキデレに食いついてくるシャルさんと熱く握手したい。あと200Pの挿絵と展開が俺得すぎて困ります。雷真は受け!!(聞いてない)

しかし、「夜会」が空気なのはいつものとおりだけど、結局夜会以外の場所で決着がついちゃうからだなあって気づいた。まともに夜会で戦ってる描写あんまりないのに、今回で一挙に1/4制覇かー……本当に今のところ夜会、というか学園の存在そのものがあんまり必要ない気が……雷真が入院しっぱなしであんまり「学園モノ」らしい展開が見れないのは勿体無いと思うんだよね…。

なお、ドラマCD付き限定版を買いましたが、学園でのドタバタとテンションの高い掛け合いが大変面白かったです。というか罵りあう雷真とロキの低レベルな「バカ」の言い合いが聞けただけでもう全力で満足です。

コミック版も原作限定版も学園ドタバタラブコメ展開だったので、次は是非ともバトル展開も見たい。本気モードの雷真と夜々のかっこいい掛け合いも聞きたいですし、何より雷真とロキの共闘を是非ドラマCDでやってくださいお願いします。雷真がどうしてもどこかの観察処分者に聞こえるのはもう言及するまい。

あと夜々役の原田ひとみさんが歌うテーマソング「Mobius」が超かっこいい。


機巧少女は傷つかない3 Facing "Elf Speeder"

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。そのトップを決める戦い“夜会”で負傷中の雷真は、飛び降りをはかった少女を偶然助ける。少女は“暴竜”シャルの妹・アンリで、学院転入後の一週間ずっと自殺未遂を繰り返しているらしい。「私を殺してください!それがダメなら、いっそめちゃくちゃにしてください!」「俺を何だと思ってんだ!」そのとき、学院のシンボル・時計塔を閃光が撃ち抜く。驚く雷真の前には、竜の背に乗るシャルの姿が。そしてシャルの目的は―学院長の暗殺!?シンフォニック学園バトルアクション第3弾。 (「BOOK」データベースより)

読んでから大分間が開いてしまったので簡略感想で。

雷真の仇であるマグナスとの邂逅、殺された妹と瓜二つの自動人形、タイトルにもなっている「マシンドール」の意味など色々物語が核心に向けて動き出してきた印象。雷真自身にも秘密が見えて来て、今後色々と楽しみな展開。シャルの妹想いなところが見えてとてもニヤニヤしましたが、なによりツンツンしながらも雷真をほっとけない&姉バカっぷりを覗かせるロキが可愛い。

しかし、2巻から引き続き「夜会」の存在が空気だなあ……一応4巻を読むと、この巻で夜会がグダグダなのは次への伏線だとわかるんだけど、それにしてもこう、もうちょっと上手いやり方はなかったのかしら。
それと、雷真はいつ全快するんだろう。


機巧少女は傷つかない 2 Facing "Sword Angel"

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。そのトップを決める戦い“夜会”開幕前日、自室に戻った雷真とパートナーの夜々が目にしたのは、宙吊りにされた少女(と犬)だった!「どういうプレイですか、雷真。女を部屋に連れ込んで…吊るして…!」「妙な誤解をするな!」少女の正体は、雷真の初戦の相手“静かなる騒音”フレイ。そして彼女の目的は…雷真の暗殺!?フレイが仕掛ける数々のトラップ(と、色々と勘違いする夜々の嫉妬)に雷真が閉口する中、ついに夜会が開幕する―。シンフォニック学園バトルアクション第2弾。(「BOOK」データベースより)

いよいよ「夜会」がはじまってストーリーも本格始動な第二巻。なんとか夜会に参加できる『手袋持ち』になれた雷真だが、初戦の相手である序列99位の少女・フレイから付け狙われて……というお話。

本筋ももちろん面白かったけど雷真とロキの凸凹関係にニヤニヤが止まらなかった!!犬猿の仲どうしが利害の一致を見て共闘する展開はほんとにいい!!冷静に見えるけど意外に情熱家なロキと子供じみた喧嘩を繰り広げる雷真のやりとりがとても美味しいです。

雷真の命を狙ってるはずなんだけどどこか微笑ましいフレイや雷真を巡る夜々の嫉妬具合やらツンデレ全開なシャルロットなど、ラブコメパートも美味しいんだけど今回もさりげなく色々な部分で重たい展開を含んでくる。また、雷真達の見えないところでキンバリーやらなにやらがさりげなく動いているのも気になる感じ。個人的には雷真達がフレイ・ロキの出身である孤児院を訪れるくだりが凄く好きでした……そこで明かされた真実や悲しい犠牲は衝撃でしたが。ヨミがとても可愛かったです。

ロイヤルランブル、ということは今後もなんだかんだでフレイやロキと共闘する展開も期待できるのかな。というか『夜会』のルールがいまいちわからなかったのでもう一度おさらいしたい気分…。


機巧少女は傷つかない 1 Facing "Cannibal Candy"

 

機巧魔術―それは魔術回路を内蔵する自動人形と、人形使いにより用いられる魔術。その最高学府である英国ヴァルプルギス王立機巧学院では、人形使いのトップ「魔王」を決める戦い、通称「夜会」が開催される。そして今、二つの影が学院の門をくぐった。日本からの留学生・雷真と、そのパートナーたる少女型人形の夜々である。「夜会」参加資格を得るため、雷真は参加予定者との決闘によりその資格を奪おうとする。標的は次期魔王有力候補で、暴竜の異名をもつ美少女・シャル!しかし雷真が彼女に挑んだところ、思わぬ邪魔が入り…?シンフォニック学園バトルアクション。 (「BOOK」データベースより)

家族を殺された少年・赤羽雷真は彼等の仇を討つため、自動人形の少女・夜々と共に機巧魔術の最高学府・ヴァルプルギス王立機巧学院に入学する。そこでは成績優秀者のみが参加を許される、「魔王」を決める戦い・通称「夜会」が催されており、雷真達も夜会への参加を目指すのだが……というお話。ぶっちゃけドラマCDのキャスティングがまんま某ラノベの主人公とヒロインだったとか、そんなのにつられてなんかすいません一生懸命頑張ったんだけど下野ボイスで雷真のセリフが再生できません色々な意味で明日のラジオ配信が楽しみなような不安なような!

前世紀ヨーロッパで魔法学校という舞台に「人形」で戦うというファンタジーでゴシックな題材・そしてヒロイン・夜々の和ゴスに代表される和風なトッピングがピリっときいてて、もう個人的には世界観だけでニヤニヤできるレベルなのですが、ちょっと押しが強くてヤンデレ入ってるヒロイン・夜々と主人公・雷真の掛け合いが(シリアス・コメディ合わせて)ツボすぎてとてもニヤニヤした!雷真のためならたとえ火の中「お布団の中」な夜々の猛烈ラブアタックがとてもかわいいです。そしてもう1人のヒロインといえるクラスメイト・シャルのツンデレっぷりが可愛すぎて……。

重い過去を持ち才能を秘めた主人公、魔法を扱う学園、人間と人ならざるもののパートナーが繰り広げる異能バトル……と良い意味でも悪い意味でもかなり「王道」な作風の作品なのですが、ストーリー以上にキャラクターや世界観が魅力的すぎて最初から最後までニヤニヤしながら読んでしまいました。というか、良い意味で「ベタ」な作風で、それが逆に好い。物語としての盛り上がりは2巻以降だと思われるので、続編も楽しみにしたいです。

雷真は背後からの問いかけを無視して、かたわらの相棒に言った。
「行けるか、夜々」
「雷真が望むなら、地の果てまでも」


「好きなライトノベルを投票しよう!!2012上期」に投票します

企画元:好きなライトノベルを投票しよう!! 2011年下期
今回も参加させていただきます。

新シリーズ

夕鷺 かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情 〜離婚できたら一攫千金!〜」(感想)
ドSな旦那様(仮)の嫌味にも下女達の嫌がらせにもめげず、雑草根性全開で頑張る男前ヒロイン・フェルが可愛すぎて悶死。お姫様と庶民の入れ替わり者ではあるけど、過去に何度も入れ替わりを経験した関係でただはすっぱな庶民というだけでない、どこか高潔さのある言動・行動が魅力的でした。とりあえず続編読みたいので気になる人は読んで!

【12上期ラノベ投票/9784047281134】
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大間 九郎「オカルトリック」(感想)
ワガママでご無体なニート探偵の「ねえさん」と、彼女の助手にして狐憑きの少年「玉藻」を中心にどこか歪んだ面々が繰り広げるファンキーなオカルト事件簿。ストーカー系押しかけヒロイン・イソラたんの病みっぷりもたまりませんが、ねえさんと玉藻の織り成す共依存関係がとても美味しかったです。

【12上期ラノベ投票/9784796697279】
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大樹 連司「ボンクラーズ、ドントクライ」(感想)
田舎の高校を舞台に、1人の少女と2人の少年が繰り広げるひとときの青春ラブコメ。少しずつ距離を縮めていく3人が、その気持ちが故にすれ違っていく姿がたまらりませんでした。ただの「ヒロイン取り合い」にシフトするのではなく、「恋愛」か「友情」かで思い悩む主人公がどうしようもなく青臭くてどこか微笑ましかったです。青春すばらしいな!!

【12上期ラノベ投票/9784094513165】
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遠藤 浅蜊「魔法少女育成計画」(感想)
ソーシャルゲームによって集められた16人の「魔法少女」達がいやおう無しに巻き込まれる、リアルバトルロワイヤルの物語。とにかく次々に追加設定されていく『ルール』の数々がどれもこれも悪趣味で絶望感がやばいんですが、一番悪趣味だったのはやはりゲームの隅々にまで溢れわたるゲーム主催側の『悪意』だったのではないかと。

【12上期ラノベ投票/9784796680394】
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海冬 レイジ「も女会の不適切な日常1」(感想)
男子1人×女子いっぱいのハーレム構図な駄弁りing部活ラノベだとおもってたらまさかの○○事件に、まさかの■■■展開だった。日常系ぐだぐだラノベから本性を現してからの展開がすごい。

【12上期ラノベ投票/9784047279278】
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既存シリーズ

三輪 清宗「STEINS;GATE3 境界面上のシュタインズ・ゲート:Rebirth」(感想)
牧瀬紅莉栖の視点から事件を追うシュタゲノベライズ最終巻。もうとにかくツンを装いつつ内心デレデレの助手の語りが面白すぎるんだけど、この最終巻はα世界線で彼女がたどり着いた真実や、β世界線→シュタインズゲートに至るまでの道のりを、物語の裏から思わぬ形で補完していて本当に面白かった。あとほんとに助手の岡部デレがやばい。

【12上期ラノベ投票/9784041001431】
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かじい たかし「僕の妹は漢字が読める4」(感想)
一部で話題になったオオダイラ文体とか萌えに支配された未来のいろんなネタで頻繁に笑わされつつ近未来系SFとしても普通に面白いから困る。萌えに支配された23世紀も相当アレですが、38世紀完璧にディストピアってるじゃないですかーー!しかし、そんなことはとりあえず置いておいて圧倒的にクロハが可愛い。他にも一応ヒロイン居るけどクロハが圧倒的なヒロイン力を発揮していてやばい。妹属性に目覚めそうなくらいクロハが可愛い。

【12上期ラノベ投票/9784798603964】
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和ヶ原 聡司「はたらく魔王さま!5」(感想)
日本を舞台に天界魔界異世界のごたごたが本格化して、巻を追うごとにシリアス度の上がってきた本作ですが、それでもなんだかんだできっちりと織り込まれる労働(5巻は消費者)ネタが楽しい。あと、巻を経るごとに残念な人が増えていく気がするのは気のせいでしょうか(特に天使側…)。とりあえずニート堕天使・漆原と一般人代表ヒロイン・千穂ちゃんが可愛すぎて生きるのがつらいです。

【12上期ラノベ投票/9784048866545】
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竜ノ湖 太郎「問題児たちが異世界から来るそうですよ? 十三番目の太陽を撃て」(感想)
異世界に召喚されたチート異能力持ちの3人が、異世界を舞台に暴れまわるシリーズ。少しずつ主人公たちと異世界の相関関係も見えてきて、全員が力を合わせて闘う展開が物凄くアツかった!やりたい放題と思わせておいて実は物凄く仲間思いな彼らの絆が少しずつ強くなっていくのも楽しかったです。

【12上期ラノベ投票/9784041001820】
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葵せきな「生徒会の十代 碧陽学園生徒会議事録10」(感想)
最高のハーレムエンドをありがとうございました。杉崎がこれまで色々と抱え込んできたものが、がむしゃらに突っ走ってきた全ての行動があの一言で全て報われたとおもうんだ。

【12上期ラノベ投票/9784829137192】
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読了記録まとめ[2012年2月分]

2月の読了冊数は22冊でした。(+感想書いてない本が実は2冊)
2月から本気出した!2年ぶりの20冊突破でした。

今月のピックアップ

紫色のクオリア 1 (電撃コミックス)
 コミック版「紫色のクオリア」が凄くよかった!!原作小説の第一章にあたる『毬井に関するエトセトラ』の最後までが収録されているんだけど、ゆりんゆりんな女の子のやりとりもメカメカしい部分もちょっぴりグロいところもしっかり描かれていて、原作再現度はんぱない。設定段階から綱島さんがガッツリ関わってる関係もあるからまた勝手が違うのかもしれないけど。
 とりあえず1話のラスト2Pで転がれますねヤバい続き楽しみ!!

2月の読書メーター

読んだ本の数:28冊 / 読んだページ数:7153ページ
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