シリーズ第五巻。機巧魔術/自動人形とそれを巡る学院や各国の動き、学院内部の各勢力の動きが活発になってきて盛り上がってきました。
4巻の展開を経てより絆を強くした雷真と夜々のやりとりにとてもニヤニヤするんだけど、それ以上に仲間たちとのやりとりがたまりません。女子周辺はちゃくちゃくと雷真を真ん中に据えたハーレム化が進んでいるわけですがそんなことより最近めっきりデレが表面化してきたロキとかロキとかロキとかロキとか。(ついでに、シャルの腐化はどこまで進んでしまうのかも気になるところ……)
機巧魔術を封じ、人形のコントロールを奪ってしまうという強力な能力を持った敵に対し、限られた戦力と時間の中で立ち向かうという展開がとてもアツかったです。新キャラ・エリアーデ教授とエヴァンジェリンの疑似親娘関係も凄く良かったなあ。雷真のパワーアップフラグも見えて、次巻は修業回かしら、とか余計な期待。
しかし、メインだったはずの夜会はいよいよ一時中断かあ……2巻以降ずっと影が薄い影が薄いって思っていたら!システム自体は面白いと思うので、後の巻で復活するならもっと夜会メインで話を組み立てたお話も見たいです。次巻で打ち切りか?という話題も一時流れたけど、あとがきをよく読むと別にそういう意味ではないように思えるので、とりあえずひと安心。