[著]川上 稔 [絵]さとやす(TENKEY) 末世救済の鍵となる少女・ホライゾンを奪取した航空都市艦“武蔵”の面々は、次の大罪武装の譲渡を求め、聖譜連合に属していない英国へ向かう。しかし英国は三征西班牙(トレス・エスパニア)と『アルマダの海戦』の歴史再現を行う準備を始めていて…… |
英国と三征西班牙、双方の総長連合や生徒会メンバーが勢ぞろいして、キャラクターの把握だけで手一杯感が……まだ武蔵国内のメンバーの把握も結構ぎりぎりな感じなのに、新キャラが出る度に最初のキャラクター紹介に戻って勢力を確認するという状況が続いてました。うーん、各国2桁ずつキャラが増えていくので、相対するならせめて1国ずつを相手にしてほしいなあと思ったり……キャラクターを把握するのに、1巻上を読んだときよりも手こずったかもしれない。
一方で前巻でイマイチ目立ってなかった武蔵の面々がどんどん個性を露わにしてきて、彼らの突拍子のない行動にとてもニヤニヤしました。っていうか点蔵大躍進すぎる!忍者言葉とかからテンプレ的レギュラーモブかとおもっていたら、今回主役級の活躍でニヤニヤが止まらない。いいなあ、忍者いいなあ!!
そしてナルゼさんとお友達になりたいです。黒魔女同人作家!!
ナルゼと同じ所でネシンバラ×トーリという電波を受信した。
1巻からのメインキャラでも、「滑りキャラ」としてどんどんかわいそうな扱いになっていくセージュンとか、クールで激しいツッコミ(※対トーリ専用)が愛らしいホライゾンさんとか、マジボケキャラとして着実に成長する二代さんとか、そしてなぜか地の文で固有代名詞が「全裸」になるくらいに変態的な方向で個性を獲得した主人公など、素敵に変態的(褒めてる)なキャラクター達がたまりません。つか、全裸も酷かったけど紙芝居の破壊力半端ねえ。
英国との本格的な対峙は下巻に持ち越しですが、過去に何かありそうなシェイクピアとネシンバラの因縁の対決がとても気になる。トーリとホライゾンのデートの行方がどう転ぶかも楽しみです。……しかし、下巻は1250円って、あの「終わりのクロニクル7」と同じ値段か……。
それにしても普段はギャグ担当な葵姉弟が、いいところになると美味しい所を片っ端から浚っていくからほんと困る。
特に終盤での喜美姉の言葉にはシビれすぎた。
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