「ま、こうなったからには仕方がないか……。雄二、今だけは協力してあげるよ」
「ぬかせ。王様(キング)に協力するのは歩兵(ポーン)の義務だろうが」
ずっと悪友のターン!!!!!!!!!!!!
姫路さんと明久のドキドキ同棲生活……とか思っていたらどうしてこうなった……どうしてこうなった!!同棲の話を隠そうとしているうちに噂が噂を、誤解が誤解を呼び……更に試召戦争と同性愛疑惑と足の引っ張り合いの結果めでたく手と手を堅い手錠で結ばれた僕らの悪友コンビがFクラス(異端審問会)+αを相手にガチバトルを繰り広げるという……なんだこれ!なんだこれ!!どうしてこうなった!!
もちろん姫路さんと明久の甘酸っぱく初々しい同棲生活もやばいのですが、一緒に逃げる羽目になった雄二と明久が奏でる不協和音と、そんな二人の目的が一致した瞬間に発揮されるうってかわった以心伝心具合。そしてナチュラルストレートなツーカー具合がやばすぎました。2巻・6巻・7巻のような王道燃え展開でなかったですが、良い意味で二人の「悪友」ぶりが強調された話ではなかったかなあと。もうわたくし、玉野さんと優子さんといっしょに二人の仲をいつまでも見守りたい所存であります。
それ以外では久しぶりの暴力っぷりを存分に発揮する美波の大活躍にもニヤニヤしましたが、今回誰よりも凄かったのがサブキャラ昇格の玉野さん……淑女ヒロインの姫路さんを軽々と飛び越える淑女という名の変態ぶりに噴き出しました。優子さんとはまた別の、オープンポジションな腐女子キャラではないかという予想は以前からあったのですが、ここまでオープンに淑女っぷりを発揮されると……なんていうか……すごいな……。
久しぶりに最初から最後までバカばっかりな展開だったせいもあり、最後の姫路さんと玲のやりとりがたまらなかったです。自らの身を顧みずに暴走してしまう明久を心配する姫路さんと、同じように心配に思いながらも明久のまっすぐな所を尊重してあげようとする玲の「姉」としての想いに胸が熱くなりました。
ひとつ積極的になった姫路さんの行動が、次巻以降また波乱を呼びそうな予感。いつぞやのインタビューで提示された「本編10巻で一区切り」説を信じるなら物語もそろそろ終盤だと思われるので、明久を巡る恋の鞘当てもそろそろ決着してしまうのか?(バカテスだったらどっちつかずな終り方でも美味しい気がしますが…)
さりげなく裏で暗躍する3年生の姿も気になるところ。次巻が本当に楽しみです。
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バカとテストと召喚獣8巻の感想レビュー(ライトノベル)
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バカとテストと召喚獣 8 -姫路さん大暴走。キャラ崩壊危機。
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