“葉賀 ユイ” の検索結果 | ページ 2 | 今日もだらだら、読書日記。

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バカとテストと召喚獣6.5

 

文月学園の学園紹介ムービーで、校歌を披露することになった木下優子。しかし、何でもカンペキな優等生に見える彼女は、実は歌があまり得意ではなくて……悩んだ末に、自分と瓜二つな双子の弟・木下秀吉との入れ替わりを画策するが!?

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なんで、なんで表紙がアキちゃんじゃないんだよおおおおおおお!!!!!(血涙)

ひどい、酷いよ!!確かに優子さんも可愛いけど短編集は女装縛りだと信じてた私のテンションと胸の高鳴りを発売日より1ヶ月も前に、早々に打ち砕いた罪は重いんだからねっ!も、もうバカテスなんか……バカテスなんか……畜生浴衣最高すぎるぜコンチクショウ…!!!!!

……というわけで、少々(?)取り乱しましたが、長らく謎のベールに包まれてきた木下優子のグラフィック初お目見えに波乱含みの夏休み、そして三人称で語られる雄二・翔子の過去話を収録した短編集です。なんていうか、…すいません、バカテス舐めてました。面白すぎます……輸血パックを、輸血パックを下さい……。

アタシと愚弟とクラス交換
現在FBオンラインでも同時公開されている、木下姉弟を中心にした短編。なんていうか、以前から「バカテスってBLネタ多用する割りに腐女子キャラいないよな」とか思ってたらこんなところに隠れていたとは、灯台元暗しだったぜ…しかもショタ好みとか、優子さんとは美味しい酒が呑めそうです(正座)

いつも通りのドタバタ騒ぎの中、さりげなくバカとなんとかは紙一重な所を炸裂させる明久とか、秀吉のちょっと違った一面が見れたり…となかなか楽しい短編でした。

僕と海辺とお祭り騒ぎ(前編)

ひょんなことから、海辺にやってきた明久と雄二がナンパにいそしむ事になるという、世にも命知らずな一編。正直、明久と雄二がナンパの対象にならないのは女性陣の必死のガードのタマモノだと信じたいのですがどうなんでしょう。二人とも、ヘタにナンパしようという気を起こさずに素で接してたら逆ナンの一つや二つ余裕できそうな気がするんです。明久は可愛い上に母性本能くすぐるタイプだし、雄二はオトコマエなので普通にお姉さん受け良さそうだよね……。

次々にナンパが失敗していく姿にはニヤニヤが止まらないのですが、一方でさりげなくムッツリーニに対して好意的な態度を取る愛子とか、6巻ラストの姫路さんの態度に戸惑う明久など、次の巻でまた恋愛要素が一気に進展しそう。しかし、明久と姫路さんの過去には何があったんだ?気になって胸のときめきが止まらないよ!!!

次の短編集は是非、明久の小学生時代の短編をお願いします。姫路さん→明久への気持ちの根幹に関わる部分っぽいから、少なくても絶対に何らかの形でやるだろうけど。いや、ほんと楽しみ。

僕と海辺とお祭り騒ぎ(後編)

キタキタ来たあああああああああ!!!!!!!

正直、浴衣押しの秀吉萌え話とかかと思ってたら、よもやの男子萌え回。3巻以来ご無沙汰だったアキちゃんが再登場しただけでも正直眼福だというのに、香美に雄麗だと……もうなんだ、萌えすぎてしんでしまう!!!!!特に雄二の女装は「見たいけど原作ではきっとやってくれないであろう展開」ナンバーワンだったので、正直嬉しすぎた。しかも今回はちゃんと挿絵があるんだぜ……雄二が邪魔でアキちゃんをイマイチ堪能できませんが!いやでも3人とも可愛い!もうどうしろと!!!

ミスコンでの審査員と女装悪友トリオのやりとりがいろいろな意味でたまらないのですが、3.5巻でも発揮した明久の勘違い炸裂なトンチンカン会話がもう、私を萌え殺す気かと。メイクで演劇魂発動して見境無くなる秀吉とか、明久トランクス派発言とか萌え殺す気かと。下着はつけてませんとか趣味はお料理ですとか明久お前そんなに萌え殺したいのかと。
しぬよ!!!萌えすぎて死ぬよ!!!持ち帰りたいよこの子かわいいいいいいい!

あと、次の短編集は是非、明久の幼稚園時代の短編をお願いします。スカートはいた明久の幼稚園時代が、見たい…!!!いやむしろ、一度でいいので吉井家に24時間密着してください!!正直、玲姉さんと明久のやりとりが見たくてたまらないよ!!!もう明久なんか、姉さんにおしおきで女装させられればいい!!!

あと「はふぅ……」が可愛すぎるんですがどうしたらいいですか。

雄二と翔子と幼い思い出
バカテス初の三人称で語られる、雄二と翔子の小学生時代のお話。

前の短編で散々騒いでおいて言うのもあれなんですが、この短編がまた物凄く良かった。雄二がかつて「神童」と呼ばれる天才少年だったこと、過去に翔子との関係を大きく変えてしまうような「何か」があったのは以前から示唆されてきましたが、これをずっと気に病んで雄二が翔子との関係を拒んでいるんだとしたら、本当に二人とも不器用で、最高に愛らしいなあ。

それまで「学力」ということにしか判断基準を持っておらず、自分より「下」の人間を見下してばかりいた雄二が自分の無力さを知り、己の矮小さを知った瞬間の衝撃が、ストレートに伝わってきて、なんか本当に凄かった。翔子のために敢えて泥を被った雄二の不器用な優しさと、そして雄二の思いを推し量って学校側に真実を告げなかった翔子と、全てを知り、二人の姿を暖かく見守る雪乃さんの言葉に胸を打たれました。

直前の短編がテンション高すぎなギャグ短編だったということとのギャップもあるのかもしれませんが、打って変わってのシリアス話に、頭を殴りつけられるような衝撃を受けた。なんか…本当にいいなあ、好きだなあこういう話。次の短編集が出る際には是非ともまたこういうシリアス話をやってほしいです。できれば今度は明久と瑞希の小学生時代で!!(まだいうか)

いやー、ほんと、萌え的な意味でも家族モノスキーとしても、お腹一杯な短編集でした。本当にご馳走様でした。アニメも本格的に情報が出てきてますます盛り上がりそうな感じだし、12月に出るらしい7巻が本当に楽しみです。


バカとテストと召喚獣6

 

夏休みに突入、毎日暑い中で地獄の補習を受けるFクラスの面々。ひょんなきっかけから召喚獣を呼び出してみた面々だが、現れたのは何故か古今東西の妖怪達の姿をした召喚獣だった!?学校側との意見の一致により、学習の一環として補習の最終日に召喚獣を使った肝試しやることになるが、それが何故か、2年生VS3年生の肝試し対決に発展して…

個人的お気に入り度数

やってきたよ!姫路さんのターン!!!(ゴロゴロゴロゴロゴロゴロ)

3?4巻から耐えに耐えて実に2巻分、神もとい美少女はピンク髪一派を見捨ててなかった!!!ついにやってきたよな姫路さんのターン!!!(大事なことなので2回言いました)すいませんもう終盤の展開がもどかしいわ微笑ましいわ甘甘だわでもう砂糖を噴出しながらゴロゴロ悶え転がれます!!!ああもう姫路さんかわいいよかわいいよかわいいよ!!!!!

姫路さんと明久の仲に進展が…!?な展開も最大の見所ですが、なんかもう全体的にラブ的にもコメ的にも悶え転がる展開が目白押し。必死に前巻からの誤解を解こうとする美波とか、思わぬ魅力が炸裂の工藤愛子とか、明久に気があるのかないのかわからん秀吉の微妙な態度とか、姫路さんと翔子さんの恋する少女コンビ大健闘とか、ある意味最凶コンビ・清水美春&久保利光、とか。特に清水さんと久保くんのコンビは最凶すぎた……今回は雄二にいいようにこきつかわれた感が否めませんが、この二人が手を組むとかマジ最凶すぎる。そして明久はそろそろ気付かないとマジで貞操がヤバイと思う。

召喚獣のコスチュームチェンジは今回限定?リアル頭身のデュラハン明久(※召喚獣)がオトコマエすぎて正直鼻血でそうです。てか、姫路さんや翔子さんの召喚獣じゃなくて明久や秀吉の召喚獣を挿絵に持ってくるあたり、いろいろと判ってる。そして美波の召喚獣が酷すぎる(褒めこと…ば?)

そして、短編集を除けば2巻以来の本編登場となる常夏コンビは本当に、自身の召喚獣のように「悪役」として最高によい味出してます。今回のお化け屋敷での一幕(二幕?)も最高でしたが(主に挿絵の破壊力的な意味で)、今後もぜひとも積極的に明久達に絡んで行ってほしいキャラ達だー。

クライマックスではその常夏先輩達と雄二・明久コンビのリベンジバトル。「バカテスは2巻が至高の燃え」と言い切ってはばからない私ですが、久しぶりの明久本気モードなガチバトルに激しく燃えた。準備バンタンだった2巻の決勝戦と違い、圧倒的に不利な対決をこうやって持ってきますか!!真面目な召喚バトルシーンはここにしか出てこない分、気合が入っているように感じたり。挿絵も相乗効果で燃えっぷりを盛り上げます。スイッチの入った明久かっこいいよ…!ていうかもう今回、美味しい展開目白押しすぎて語り始めると止まらない勢いだよ……

「バカってのは面白いよなセンパイ。一つのことに夢中になると、それに対してとんでもない集中力を発揮しやがる。空手バカとか剣道バカなんて呼ばれる連中もいるが、そこでいわれるバカってのは『物事に集中するヤツ』っていう褒め言葉だよな」
「まぁ、要するに、だ」
「——姫路を泣かされた時から、コイツはスイッチが入っていたってことだ」


というか、基本的に姫路さん絡みじゃないとスイッチ入らない明久に超萌える。なんだかんだいって明久って姫路さんのことほんと好きだよね!ああもうほんと、くっついてないけど心は間違いなく両想いな、この絶妙なもどかしさがたまらない。

さてさて次は短編集の第二段で木下姉弟とか翔子&雄二の馴れ初め話が収録されるそうです!個人的には3.5巻の「如月ハイランド」の話が大好きだったので翔子雄二のシリアス馴れ初め話が楽しみすぎる。あと表紙が木下優子になるか今度こそアキちゃんになるかも重要なポイントですね。つ、次こそ明久表紙を…明久表紙を!!優子さんのグラフィックも気になるけど…!!

しかし、今回は本編が気合はいってた分、唯一バカテストが微妙に思えたかも?そろそろネタ切れ…?
第六問にはキュンとなりましたが。


バカとテストと召喚獣5

[著]井上 堅ニ [絵]葉賀 ユイ

のどかな日曜の昼、必死にゲームに興じていた明久の元に母親から放たれた刺客がやってきた!?次の期末試験で良い点を取らなかったらのどかな一人暮らしも終了してしまう。しかも怠惰な生活も"不純異性交遊"(※同性は可)も減点対象!?様々な意味で追い詰められた明久は期末試験に向け、いつもの面々に助力を請うのだが……!?
   個人的お気に入り度数
3.5巻から約一年、密かに(私の脳内で)その正体が活発に議論されてきた明久の姉・玲が登場なシリーズ5巻。FBオンラインに掲載されている「試し読み」の明久の爆弾発言で、一日仕事が手につかなかったのですが謝罪と賠償を略。

シリアスラブコメ展開になって、文句なしに面白かったもののギャグ方面ではイマイチはっちゃけきれなかった印象を受けた前回の反動か、今回はしょっぱなから全開です。来襲する天然姉の愛情攻撃、加速する雄二×明久同性愛疑惑、調子に乗りまくりなムッツリ商会、アキちゃん可愛いよアキちゃん、カミングアウトして以来変態度が加速しまくっている久保利光などなど。1個違うの混ざってる気がするけど気のせいです。…ていうか久保くんはもういっそ、明久を一度誰も居ない教室に連れ込んで押し倒してしまえばいいと思うんだ。抱き枕よりはよほどその方が健全だと思うのは私だけか……。

明久と玲の微妙な姉弟関係をはじめとして、各家庭のバックグラウンドが透けて見えるという点が興味深かった。明久が自身のことに対して過剰なまでに卑屈になった理由とか家庭環境とか、以前から気になっていた部分が少しずつ見えてきて、どんどんバカテスという世界が広がっているなあと。ラストの姉弟仲良し会話が本気でたまらんです。あと、明久が料理上手というのは興味深い設定でした。これで姫路さんの家にお嫁に行っても食べるものには困らないね!!!(え

トップギアで繰り出されるギャグも文句なしに面白いのですが、同時にラブコメ部分も丁度良い感じに含まれていて、コレまでに無くラブとギャグのバランス感覚が素晴らしいと思いました。とにかく4巻以降、両ヒロインが可愛すぎて困ります。挿絵と合わせて殺傷能力高すぎる。あと今回は二人平等に見せ場があったので、姫路派としてはとても安心でした(…しかし、姫路さんが一歩引き気味なのがとても気になる…)。玲がどういう具合にラブコメに絡んでくるのかが非常に気になっていたのですが、あくまで姫路・島田両名に対する奮起剤という形になっていたのが個人的には良かったかな。あと姫路さんと明久の小学生時代が気になる!!気になるよ!!!FBオンラインでも本編でもいいから是非とも小学生時代の短編を切望します!!ものすごく…ものすごく……見たいです!!!

ああしかし、挿絵で一番殺傷能力高かったのはネクタイなしワイシャツボタン2個空けの明久だと思います。男子キャラのサービスカットには何も期待していなかったのでインパクト高かった!!しかもワイシャツボタン上2個開けとか、わかりすぎてて困る。明久可愛いよ明久ああああああ!!!!

というか、今回の展開を見てつくづく思ったんですが……明久が総受け過ぎる件について。そ、そのシーンは普通男女逆だろー!!明久が無防備すぎる!!最近「明久×雄二もアリだよね!」とか思ってましたが、今回の件で明久はやはり天然誘い受け体質の総受であると再確認しました。雄二に送ったメールの文面といい、後半の姫路さんとのアレといい、素晴らしい誘い受っぷりに鼻血でる!!!井上先生は次のお話までに是非とも 誘 い 受 け という言葉を学習されるべきだと思います。マジで今の明久のためにあるような単語だと思います。

……総受けって言葉を学習したのはうちの感想及び腐日記が原因じゃないよね!?誰か違うといって!

【追記】
なんか名指しされてたっ!

いや、「総受けボルト」に関しては無機物カップリング萌えが出来るほど腐脳が発達してないのでなんともかんともです。精進します。どっちかっていうと「総受けボルト」とか言っちゃって、それを年配のお偉方にインプットさせちゃってわたわたする井上先生に萌えました。



最後にアニメイト特典のドラマCD「スペシャルぷちドラマCD —DO THE ADVENTURE!—」について軽く。

内容としては新刊及びドラマCD2巻の紹介で、値段が値段だけにということもありますが私のように既刊新刊読破済、ドラマCD購入済、2巻購入確定済の私にはちょっと物足りない内容だったかもしれません。一方、ドラマCDの購入を悩んでいる人は、わいわいがやがやした雰囲気がつかめると思うので是非入手すべきだと思います。あと、ドラマCD2巻のオリジナル話の予告はまだ公式に載ってない情報だったかな。

ただ、ラストのオチが本気で笑えません。
アニメ化したら全員声優代わっちゃったりしてー♪」はマジ笑えないよ下野さん!!!


コラボアンソロジー2 "文学少女"はガーゴイルとバカの階段を昇る

[著]野村 美月、井上堅二、田口 仙年堂、櫂末 高彰
[絵]葉賀 ユイ、竹岡 美穂、日向 悠二、甘福 あまね


文芸部の活動の一環としてやってきた図書館で、姫路瑞希と出会った遠子と心葉。以前から遠子と仲が良いらしい彼女だが、ちょっと元気がない。そんな瑞希を救うため、今"文学少女"が立ち上がる—!?
   個人的お気に入り度数
「文学少女」シリーズ、バカテス、ガーゴイル、学校の階段の4作品のコラボレーション5編を収録した短編集。
もうなんていうか……冬コミへの燃料投下ありがとうございます(鼻息荒く)

「"文学少女"と乙女に集う召喚獣」(文学少女×バカテス)
以前から噂だけ聞いてずっと気になっていた短編を、遂に読む事が出来たよ…!!姫路さんの話を聞いて何故か雄二と明久がデキていると勘違いした遠子先輩が、雄二達F組の面々と召喚獣勝負をする話。

遠子先輩の文学で鍛えた腐女子フィルターSUGEEEEE!!!!!
雄二と明久のいつものドツキ合いを見てあっさり「デキている」と言い切る彼女が最高すぎます。すげえ、すげえよこの人。かなり序盤から明久総受説を推奨してきた私ですが、遠子先輩の雄二×明久表現に新次元を見た気がする。「情熱的な視線の絡み具合」「甘えるような濡れた声」……想像するとエロい、エロいよ雄二×明久!!もう私、バカテスまともに見られない!!(腐女子的な意味で)

野村美月先生御本人による、華麗なる「遠子壊し」っぷりが壮絶。このコラボの裏タイトルは「本当はエロい"文学少女"」でいいと思います。この人きっと、心葉の居ないところでBLとか官能小説とかガッツリ摂取してるに違いない……

初々しく可愛らしい明久×瑞希とか、分かり合うペッタンココンビとかにもニヤニヤでした。そして葉賀さんの心葉くん可愛いよ心葉くん。心葉くんの召喚獣には是非別の機会にちゃんとバトルして欲しいなあ。あの武器でどうやって戦うのか見て見たい。

「"文学少女"と殺された莫迦」(バカテス×文学少女)※濃厚腐要素注意な初読感想:前編/後編
先行掲載されていた書きおろしコラボ。明久の国語力に将来の不安を抱いた遠子と心葉が文月学園を訪れたら、何故か殺人事件(!?)が起きて…というお話。この小説の感想については初読時に腐女子日記の方で散々痛々しく語っているので省略。

とりあえずコノハちゃん可愛いよコノハちゃん。コノハには女装が似合うと常々思ってた!!井上先生ありがとうありがとうありがとう大事な事なので3回言いました!!あとがきでの野村先生のはしゃぎっぷりにはごっついシンパシーを覚えます。

「天栗浜のガーゴイル」(ガーゴイル×階段)
旅行先で階段部の面々と遭遇した双葉が階段部の活動に興味を抱き、飛び入りで幸宏と階段レースをすることになるお話。

はっちゃけ率激高いコラボ群の中では割と正統派な短編。双葉をただの小学生だとナメてたら持ち前の運動神経とガーゴイルのサポートもあってかなりいいところまで追い詰められて…階段の爽やかスポ魂青春コメディと吉永さん家?のほのぼの具合が良い具合にマッチして、普通に面白かったです。筋肉部に筋肉を讃えられてドン引きする双葉が可愛い。それにしてもガーゴイルはどんどん妙な部分で器用になっていく…。

個人的にはガーゴイルのコラボはもう1個くらい見たかった気がします。というかガーゴイルに文月学園に乱入してもらって、卑怯な戦術をかますF組の面々に鉄拳制裁しまくる展開が見たかった。次の機会があったら是非そんな感じで……ってガーゴイル完結したからもう無理かな。

「バカと階段と召喚獣」(階段×バカテス)
文月学園が外部向けに行った召喚獣お披露目イベントの話を聞いた階段部が準備中のイベント会場に乗り込んで明久達と召喚獣で階段勝負をするお話。

序盤、かなり雰囲気の違う文月学園一同に違和感感じてもにょもにょしてしまってたのですが、だんだん読んでるうちに話に引き込まれて多少の違いは気にならなくなってしまいました。とりあえず、普段以上にバカ&ドジ5倍増しな明久や、所構わず足を引っ張り合いまくりな悪友コンビにニヤニヤが止まらない。

それより何より秀吉×雄二はじまりすぎた!!!すげえ、櫂末版秀吉最強じゃね!?ただ役になりきっただけとは到底思えない妖艶腹黒オーラに噴いた。雄二がツンデレなのは激しく同意!!「これの秀吉もう全然ちげー!」「でもこれはこれでイイ!!!」と脳内テンションMAXでした。

そしてこの作品の「あとがき」の破壊力は異常。もはや素で漫才の領域。櫂末先生が雄二、井上先生が明久に見えました。そういう幻視をしました。ごめんなさい。すいません。

一つだけ残念だったのは、この短編のみ文中挿絵がなかった事かなあ…甘福さんはこの後の文学少女×階段コラボでも挿絵を担当されているので負担が大きかった事は確かですが、唯一の表紙絵もメインは階段キャラでバカテス側は秀吉の召喚獣だけ。バカテスファンとしてはちょっと物足りなかったです。ううっ、甘福さんのイラスト好きなので楽しみにしてたのになぁ…

「"文学少女"とやってきた走者」(文学少女×階段)
他高校との交換入部で階段部に体験入部した心葉と、文芸部に体験入部した幸宏の一週間のお話。書きおろし。

普通に爽やか熱血青春スポ魂モノになっていて、純粋に楽しめました。なんだかんだと文芸部に馴染んでしまって平和な日々を謳歌するものの、どこか物足りなさを感じる幸宏と、典型的な文化系で階段部にちっとも馴染めず階段レースのタイムも上がらず疎外感を感じるばかりの心葉の姿が対照的。そんな2人の鬱屈を吹き飛ばすような最後の2日間での先輩達の行動に胸が熱くなりました。そして何気にLOVEもあるよ!!


一応全作品読んだ事があるというのは大きかったですが、どれも良い具合に各作品の雰囲気が融合していてとても面白い短編集でした。こういう企画は他のレーベルではやってないと思うので、今後も是非続けて欲しいです。やはり読んでない作品とのコラボはなかなか手を出し辛いものがあるとおもうので敷居は高そうだけど…


バカとテストと召喚獣4

[著]井上 堅二 [絵]葉賀 ユイ

美波から、突然のキスの意味を考える間も無いまま嫉妬にかられたFクラスの面々に連行され、臨時査問委員会に掛けられる明久(と雄二)。なんとか場が落ち着いた後、良くわからないうちに美波といい感じになってしまうのだが、美波の事が大好きな少女・美春が自分のクラスを炊きつけて試召戦争の準備を始め…!?
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修羅場・泥沼・崖っぷちと三拍子揃った今巻。いつも通りのおばかなギャグもありますが、三角関係が表面化してしまった関係でかなりギャグ度は下がってます。バカテストも、このシリアスモードで入ると微妙に雰囲気壊してる部分があって、そこだけはちょっと残念だったかなあ。

ただ、それでもあえて言おう、最っっ高に、面白かった。と。

まあ言いたいこととしては今回最大の勝ち組は美波派でも瑞希派でも秀吉派でもなく明久派であるってことなんですけどね!?「萌え」的にも「燃え」的にもな!!!


ペッタンコのキスから半年以上引っ張られた所為で色々4巻予想とか考えちゃって、正直4巻の発売が楽しみなような、不安なような気持ちで一杯でした。明久×姫路派としては、明久がペッタンコとくっついてしまう事自体も非常に不安だったんだけど、それ以上に明久がなし崩しに美波と付き合う…みたいな展開になったら最悪だなあ、と。そんなことになったら美波も姫路さんも最後には傷つくだけだと思うので…。

だけど明久は誤解だと気付いたらそれを(美波に半殺しにされるの覚悟で)すぐに解いて、美春に指摘されたらちゃんと回転の悪い頭をフル稼働させて考えて、ちゃんと自分の頭で考えた今の自分の精一杯の気持ちを言葉にしてくれて……どうしようもないおバカで鈍感な男の子だけど、ちゃんと美波に対して誠実であろうとしたというその行動がめちゃくちゃ素敵でした。

「僕みたいなバカにだって、言っていい嘘と悪い嘘くらいわかる!」

特にラストのDクラス戦前後の一連の流れはもうホント大好きです!!ただのレズ娘だと思っていた美春がまた、良い味出していて。明久の一言一言に、胸が熱くなった。この作品に出会えてよかった。このキャラクターに出会えてよかったと真面目に思いました。今回の明久、いい男過ぎる。惚れなおした!!

「お姉ちゃんね……もう、どうしようもないくらい人を好きになっちゃったかも……」

今回は殆ど明久と美波が主役みたいな話だったけど、明久・美波・瑞希の三角関係については、振り出しに戻った…というか、ここからが本当の三人の関係の始まりかなあ…と感じました。明久は悩んで悩んでちゃんと答えを出してくれたけど、ある意味3巻までの明久と美波の関係はやはり“友達”以上には進みようのない関係だったと思うのです。明久が美波の事をきちんと“ひとりの女の子”なんだと自覚した事で、漸く二人とも「恋愛」関係を始められるスタートラインに立てたのかなあと。美波にしろ、明久にしろ。ラストでの美波の一言が、それを一番シンプルに表現しているように思えました。

私、基本的に姫路派だけど、今回の美波は本当にかわいかった…。

「……やっぱり、不安になっちゃいます。こうやって、簡単に近づけちゃうんですから」

一方で、姫路さんも今回の件で明久に対してどこか吹っ切れた感じがあって、どこか大人っぽい彼女の姿が本当に魅力的でした。いやあ、一時黒ヒロイン化の一途をたどり始めた頃はどうすればいいのか真面目に困ったけど!ていうか122Pの挿絵周りのやりとりと、ラストの雄二と姫路さんのやりとりが物凄い好きだ!!元から天然ボケカップル好きとして、明久は姫路さんとくっついてほしいと思っていたのですが…今回の件で姫路さん単体萌えがどーんときたよ!!物凄く惚れ直した!!!!!姫路さんかわいいよ姫路さん!!

今後のこの三人の関係にはものすごく期待。今まではどちらかというと「腐女子要素」と「熱血バトル系ギャグ」な部分ばかりに魅力を感じていた作品なのですが、本格的に「ラブコメ」としてのバカテスの、先が楽しみになってきました。まあ、4巻はポニテのターンだったから5巻はピンクヒロインのターンですよね井上先生!?誰が何と言おうとそこは譲らない!!!


【以下、恒例の腐女子のターン!!!】

今回は主人公周辺の三角関係に完全に焦点が当たったターンだったので、ギャグと同時に腐ネタも抑え目な話でしたが、おいしいところはしっかり残しておいてくれるのがバカテスの良いところ。秀吉×明久にしか見えないアレとか、明久の言葉に頬を染める雄二(笑)とか、相変わらず何か誤解しているヒロイン2人とかとか……改めて読み返すと密かにニヤニヤなシーンが大量に!!

ムッツリーニが盗撮写真を裏で流してるネタは、自分とこの同人誌のネタとしてひそかに考えてました。やっぱりあの女装写真はムッツリ活動の資金源にしてたのかムッツリーニ…そして買ってった相手がどうみても……どうみても!!!

それにしても、「第三の性:秀吉」に近いレベルで「女装少年アキちゃん」が文月学園の2年生の間で人気がうなぎのぼりっぽいのがとても気になります。少なくても明久が現在文月2年生の腐女子達の間でアイドル化しているのは間違いないと思う。

つか女子はまあいいけど
一部F組男子まで何人か陥落してただろ「アキちゃん」に!

そのうち明久が、作中で第四の性別扱いされはじめても、私なにも驚かないと思う…


バカとテストと召喚獣3.5

[著]井上 堅ニ [絵]葉賀 ユイ

持ち物検査で大量の持ち物を没収され、試験召喚実習でクラスメイトの女の子にボコボコにされ…その日も散々な目に遭わされた明久は、帰り道に偶然出会った小さな女の子から「お姉ちゃんのプレゼント」の話を聞かされる。なんとか彼女の力になってあげたいと思って悪友の雄二達と共謀し、プレゼント資金を捻出するためとある計画を考案するのだが…明久と葉月の出会いを描く「予習編」他、本編の合間を埋める短編集!
   個人的お気に入り度数
すいませんもうなんていうか明久 か わ い い よ 明 久 。

世間が秀吉の水着の話題で持ちきりなところ、一人明久萌えを貫こうと思う今日この頃ですが、今回は全体的に、もう何事かと思うレベルで明久が可愛かったです。秀吉の水着は白黒なのにカラーページで明久のあどけない寝顔持ってくるバカテスに感動した!!

章数の関係等でこの作品の一つのウリとなりつつある「バカテスト」が殆ど無かったのは残念だったのですが、章頭のコントは相変わらず素晴らしい破壊力を発揮してくれてました。どれも破壊力バツグンでしたが、個人的にはやはり保健体育コンビのコントと、ラストの鉄人の人生相談が(腐的に)ヤバかったですね。

新たな「性別:秀吉」の犠牲者が……

なお、この感想には腐的な内容が大量混入しています!苦手な人は御注意ください!




「バカとテストと召喚獣?予習編?」
姉の美波にプレゼントをあげようとする葉月の為、資金捻出しようと高校1年生時代のバカが奔走します。やってるメンツも同じなら、やってることもいつもと変わらぬ無謀な賭けな訳ですが、なんかこの頃から明久の弄られポジションは確立されていたんだなあ。あれがきっかけに《観察処分者》に認定されたのだと考えると、雄二達はもうちょっと責任を感じてあげてもいいんじゃないかと思う。同時に、持ち物検査の話とかから明久の金遣いの荒さとかが見て取れて「アンタ、そんな金の使い方してたら確かに食費なくなるよ…」って生暖かい目でうっかり本を眺めてしまった私なのでした。

それにしても、この短編は挿絵が素晴らしすぎる。
3巻最後のアレも相当心に突き刺さるものがあったのですが…
無防備な明久の表情が可愛すぎ!!(あれ?)

ラストは何気に姫路さんとラブラブで素敵です。あと「文月新聞」噴いた。明久、同性愛が似合う男子はまあいいとして、女装が似合いそうな男子部門でも1位(秀吉は除外)だなんて…!!!

「僕と暴徒とラブレター」
早い話が明久vs暴徒(=F組全員)。
ラブレターを貰った明久を、ブチキレたF組の面々が追い詰めようとするのですが、いつものように団結して襲ってくるF組連中を明久が悪知恵駆使しながらなんとかやりこめつつ、なんとかラブレターの中身を見ようとするお話。明久は散々作中で「バカ」扱いされてるけど、頭の回転自体は悪くないと思うんだよなあ…。

ラストはバカテスらしい、良い意味での「肩透かし」でした。素晴らしい。

「俺と翔子と如月ハイランド」
雄二の視点から語られる、ラブコメ重視の1本。
明久の策略で敢行された翔子と雄二のデートをいつもの面々がサポート(?)しようとするお話なんですが、いつもと違ってちょっぴりしおらしい翔子さん&何気に翔子の事が大事なことをうかがわせる雄二のカップルぶりが素敵。そしてど天然ボケカップル・明久&瑞希のやりとりがほほえましくてたまらなかったです。いやあ、美波には悪いけど、やっぱこの二人この上もなくお似合いだよ…!!!

もはや途中から邪魔してるのか応援してるのかわからない明久の行動ですが、折角のイベントを台無しにしてしまった人物に対して本気で怒る明久の姿はめちゃくちゃかっこよかったなあ。

雄二と翔子の過去にはまたなんか複雑な何かがありそうな感じですが、ラストの翔子さんの態度を見る限りそんなの雄二の杞憂でしかないんじゃないかと思う。本当に、この二人には幸せになってもらいたいなあと実感してしまった一本でした。

「僕とプールと水着の楽園」
発売前から世間を騒がせまくった、注目の書きおろし。
学校のプールを1日だけ自由に使っていいという許可を得た明久達いつものメンバーが、プールに集うというお話ですが、秀吉の水着が破壊力抜群すぎる。正直姫路さんや翔子よりも刺激的なのは反則ではないかと!!珍しく女扱いされるのを嫌がったり、明久達の態度に文句をつけようとする秀吉が可愛らしい。秀吉の艶姿は……実際に本作を購入してご覧下さい。正直……凄いです。

それにしても、この話でさらっと語られた姫路&島田コンビが映画にいった話が凄く気になります。どうやら美波は合宿前に姫路さんにライバル宣言自体はしてたっぽい…?いつになくギスギスした二人の姿が印象的でした。

あと、明久の予想を遥かに飛び越えた貧乏生活に、電車の中でうっかり噴出した。栄養失調のはずなのに体力あるのは、きっとガスや水道を極限まで切り詰めてのサバイバル生活のタマモノなんだろうなあ…鉄人は可哀想なのでたまには明久に何かおごってやってください。カロリーのあるものを。

「ゼリーとところてんとコーラでベトベトになった」明久と雄二にうっかり萌えてなんかないやい。

「僕とバイトと危険な週末」
正直私はこっちの秀吉の方が破壊力高かったんですが。
両親から仕送りを止められた明久が、苦肉の策で喫茶店のアルバイトをしようとしたらいつのまにか雄二・ムッツリーニ・秀吉の3人まで付いてきて更に客でいつもの面々が……というドタバタ話。秀吉は普通にウェイトレス服、残り3人はウェイター……っていかん、萌え死ぬ。

大方の予想通りまともな接客などてんで出来ない明久が、まるで「はじめてのお使い」に出場した子供をみつめる親のような目でお客さんから見守られてる姿があまりにもほほえましすぎます。正直、萌えで死ぬことってほんとにあるんだなと思った。三途の川が見えたよ…。

使い捨てキャラだろうと思ってた某コンビがさりげなく復活して明久とコントを繰り広げたりしてたのも楽しかったですね。彼らのやらかした事件は許しがたいものだけど、出来れば今後もギャグ担当として明久とああいうオバカなコントを繰り広げてほしいものです。

そして最後は3巻の引きに負けずと劣らない、凶悪な引き。(超個人的に)
新キャラ登場フラグだけ立てて終わるってどういうことーーー!!

なんかこのフラグ具合だと4巻には登場しそうな予感がしますし、3巻の凶悪な巻く引きから今すぐにでも読みたくてたまらない4巻がますます楽しみになってきちゃいました。これなんて放置プレイ!?


ちなみにそんな素敵なフラグがたった問題の人物「玲(あきら)」ですが、私の脳内で

姉説・兄説・双子の弟(一卵性)・双子の姉(二卵性)・同じ年の従姉妹(←hobo_king説)が互いに並び立ち、
第二次スーパー吉井大戦を開催中です。
誰か助けてください。そのうち一卵性双子あたりが「あきひさキャノン」とか「アキちゃん爆弾」あたりをぶんなげ出してもなんら不思議ではありません。

腐女子としてはぜひとも双子の弟もしくは兄説を支持したいところですが、表紙に使えそうな人材がそろそろ不足してきていること、3巻で美波が投げた爆弾に絡ませるような思惑を感じる事から姉か同い年の従姉妹あたりが優勢な気がしますね。それで、4巻の表紙がいきなり新キャラとかもありうる。

双子の弟と明久がダブルで表紙を飾ったりしたら私は生涯井上先生を称えたいと思います。(ありません)

続編が、喉から手が出るほどに、楽しみです。


バカとテストと召喚獣3

[著]井上 堅ニ [絵]葉賀 ユイ

泊りがけの学力強化合宿を控え、修学旅行気分で浮かれるFクラスの面々。そんな中、明久は文化祭のときのとある写真をダシに脅迫を受ける。同時期に雄二も翔子から文化祭のときのある言葉をダシに結婚を迫られ…挙句女子風呂覗きの濡れ衣を着せられた二人は真犯人をあげるべく、女子風呂を目指す…—!?
   個人的お気に入り度数

バカの中のバカ達が繰り広げる、ハイテンションなギャグコメ第三弾。3巻になると流石にテンションが落ちるのでは…と微妙に心配していましたが、相変わらず良いバカっぷりで安心しました。

今回は徐々に全学年の男子と女子、更には教師までをも巻き込んだ女子風呂覗き大作戦。無駄なまでに熱い情熱を傾ける男子生徒たちの姿が実に熱いのですが目的が目的なので熱ければ熱いほど何かが可笑しいという状態に。雄二の押しかけ女房こと翔子はますますエスカレートするし、最初は清楚なヒロイン然としていた瑞希はすっかり嫉妬の鬼と化すし、秀吉は学校公認の性別:秀吉状態で、以前よりパワーが上がっている印象すら受けます。

バカテストも相変わらず全面的にテンションおかしいけど、今回は第4問がツボでしたね。だって先生興味シンシンじゃねえか!!!本編ではやっぱり古今東西がツボすぎま。バカテスト番外編という感じで大爆笑。

一方で、ちょっとした誤解から美波VS瑞希の争いが遂に勃発しそうで、次回以降が凄く楽しみになってくる引きでした。といっても次回は水着で短編集だそうですが。秀吉の水着が個人的に一番気になる(笑)

まあそれはとにかく。
最近、明久に萌えてしょーがないのですが。

正直、「バカとテスト」最大の萌えキャラは秀吉じゃなくて明久。本人全くノンケでバカでモテない(と思っている)のに実は何気に美少年という設定(確か2巻辺りを参照)で、雄二との関係を誤解されたり、何かと女装シーンがあったり、メイド姿の写真で脅迫されたり、今回はムッツリーニに○○○○姿を激写されたり、明らかに△△ッ気のある××××に告白されたり(しかも本人は告白されたと気づいてなかったり)…女子生徒のオシが強いので、女子生徒相手にも普通に受に見えます。

ぶっちゃけ個人的には「おと×まほ」のかなたんや「ゼランディーヌ」のすめらぎを遥かに超える萌え女装少年キャラです。正直今回の○○○○姿の明久の挿絵が無かったのはマジで万死に値すると思う。

今、女装少年好き腐女子のみんなに全力でお薦めしたい一作。


バカとテストと召喚獣 2

[著]井上 堅ニ [絵]葉賀 ユイ

試召戦争の最後で大ポカをやらかし、「畳に卓袱台」から「ござにみかん箱」に教室設備を落とされてしまったF組。身体の弱い姫路瑞希に至っては両親が体調や生活環境を心配して転校まで視野に入れている始末。彼女の転校を阻止するため、そして少しでも設備を良くする為に明久達は春の「清涼祭」で催される出し物の成功と、「召喚大会」での優勝を狙うのだが…?!
   個人的お気に入り度数

勝てば老朽化した旧校舎の改修を行ってくれるという密約を学園長との間に取り付けた明久&雄二の文月学園最低コンビ、人呼んで『修学旅行のお土産コンビ』がタッグを組んで召喚大会に出場。一方で教室の設備(みかん箱&ゴザ)を少しでも改善しようと文化祭の出し物にも気合を入れるのですが、営業妨害や嫌がらせを受けて…—というお話。相変わらずのバカたちが繰り広げるバカ模様は絶好調。章始めの「バカテスト」も半分文化祭仕様で笑わせてくれます。電車の中でこの本を読むのは、人として駄目な気がするよー!!(←続きが気になってうっかりやってしまった)

1巻を読んだ時はバトル要素にあまり魅力を感じられなかったというか…アイデアは面白いけど単なる点数の見せ合いっこになってしまっている印象を受けたのですが、2巻ではそこらへんのバトル話が結構面白くなってきました。ある時は明久が《監察処分者》の慣れを逆手にとって自分よりもずっと点数の高い相手を打ち倒し、またある時は雄二が悪知恵を振り絞り……と愉快痛快な試合内容にニヤニヤ、時に爆笑。

そして何より、決勝戦の燃えっぷりは半端じゃありません。ラノベ界最低のバカが見せる一世一代の頑張りに、ひたすら胸をアツくするべし。マジで、あの点数を見たときには胸が熱くなった。ボロボロになっても仲間の声で立ち上がり、決勝戦の相手に立ち向かっていく明久に燃えた。正直なところ、このギャグコメでこんなに熱くなるとは夢にも思いませんでした。

アイデアの勝利でテンションの高い1巻、とにかくバカと熱いノリでどこまでも突っ走る3巻と比べて、試験召喚バトルメインになる2巻は全体的にお得意のギャグは控えめな部分がウィークポイントととられがちのように思われますが、ためしに1度読み返してみるともうとにかく見所満載で、凄かった。召喚大会決勝戦も最高ですが、拉致されたヒロイン達を助けに行った明久が、チンピラたちの非道な行いにマジギレするシーンはマジ最高。普段明久って、自分より年上のキャラには一貫して敬語を貫いてるというのに、本気でキレた時に一瞬だけ思いっきり本音が爆発する瞬間があるんですよね。そういう細かい燃えポイント発見してしまうと、ギャップ萌えとしてはもう……!!

……ああ、今こそ言おう。明久かっこいいよ明久!!!


【以下、腐女子発言注意!】


ちなみに、そんな圧倒的な「燃え」でお送りする2巻ですが、強烈な「萌え」の存在も忘れてはなりません。男性向・女性向どちらにも対応できる幅広いニーズにお答えして素晴らしいめくるめくる萌えの世界が貴方を待っています。

「性別:秀吉」という、ラノベ界の歴史に残る名(迷)言を産んだのもこの2巻です。最早男という性別を超越した秀吉の萌えはまさに萌えの新境地。しかもチャイナとか緊縛とかセクハラとか、殿方向けのシーンもばっちり完備されております。私も当然萌えました、萌え転げましたとも!!

そして同時に、2巻は明久の萌えキャラ化が始まった、記念すべき巻であります。正直、メイドさんになって正体気付いてない常夏コンビからセクハラ目線を向けられる明久のシーンだけでご飯10杯喰える。あと雄二と明久のコンビに最もスポットが当たった巻になるので、雄二×明久で友情カップリング萌えを楽しみたいなら2巻は絶対必読。そのカップリングを妄想しながら読むと、最初に女子更衣室に隠れてた明久と雄二が鉄人から逃げ回るシーンとか、明久と雄二が喫茶店のテーブルをゲットするために校内を駆け回るシーンとか、あのシリーズ最燃えエピソードともいえる決勝戦のアレとかが5味くらい違った味を持って貴女に襲い掛かるに違いありません。だ、だから「相棒」呼びは反則だと………(ブシャアアアアア)

更に決勝戦の後、雄二から語られる「あの」エピソードにいたってはもう正直貴様ら同棲してたのか!?毎晩どっちかの家でお勉強会だったのか!?一晩中ってつまりお泊り会だったのか!?今すぐ答えろ貴様ら!!!!!と熱く問い詰めたくなること請け合いです。井上先生、いつか是非とも、お勉強会の様子を事細かに書いてくださ……





結論:明久かわいいよ明久。
3.5巻の「僕とバイトと危険な週末」の明久に萌え転げた貴方、一度2巻を読み直してみませんか?


バカとテストと召喚獣

 

「こんな教室は嫌じゃああっ!!」アホの明久は叫んだ。ここ文月学園では、進級テストの成績で厳しくクラス分けされる。秀才が集まるAクラスはリクライニングシートに冷暖房完備だが、彼のいる最低Fクラスの備品はボロい卓袱台と腐った畳だけ。明久は密かに憧れる健気な少女・瑞希の為、組代表の雄二をたきつけ対クラス戦争を始める。それは学園が開発した試験召喚獣を使い、上位の教室を奪うという危険な賭けだった!?第8回えんため大賞編集部特別賞受賞作。 (「BOOK」データベースより)

個人的お気に入り度数

上半期ラノサイ杯第一位の作品。「ライトノベル読もうぜ!」さんの感想を読んで以来、密かに気になっていたのですがラノサイ杯がキメ手になって漸く手にとって見ました。

噂には聞いてたけど噂を遥かに超えてバカだーーーっ!!!
なんていうかもう、とにかくバカです。バカとしかいいようがありません。バカな奴らがバカばっかりやってるお話です。やっばいこれはドツボ。

学園ではクラスの待遇に差を付け、その代わり下のクラスの生徒はテストの成績によって強さが決まるという“試験召喚獣”を使ったバトルを他のクラスに挑み、設備を入れ替える事が出来るという方式で生徒達の向学心を煽るシステムを採用しており、これがまた面白い。イマイチバトルシーンは迫力が無くて単なる成績の見せ合いっぽい印象は受けるんだけども、このシステムを考え付いただけでも90点はあげちゃう。だって自分のテストの成績で召喚獣の強さが決まるとか、下克上可能とか、すごく楽しそうじゃないですか!私だったら自分の召喚獣に腕輪装備させるために頑張って勉強しちゃう(かもしれない)よ!?張り切ってテスト受けまくっちゃうかもしれないよ!?日本の教育機関はゆとり世代対策として早急にこの「試験召喚システム」の実装を急ぐべきだっ!!

ひたすらバカな話ではありますが、成績がほぼ全てを決めてしまうシステムの中、最低な成績のFクラスが悪知恵を駆使して上のクラスを攻略していく姿は結構熱いです。こういう“明らかに敵わない相手に向かって勝ちあがっていく底辺の人々”というようなお話は凄く好き。これだけ持ち上げておいて、ラストにちゃんと恐ろしいオチをつけてくる辺りにも「ギャグ小説」としての一種のこだわり的な何かを感じます。あと、章ごとに差し込まれる「バカテスト」は本気で笑いが止まりませんでした。オバカ全開な回答も面白いんですが、それ以上に先生の冷静なツッコミに爆笑してました。

キャラクター的には瑞希や美波と明久のかみ合わないやり取りにもニヤニヤしていたのですが、大方のご推測の通り秀吉にハァハァですよー。個人的にはもう少し男の子らしさを強調してくれると萌えるのですが、まあでもああいう女の子だと見ても非常に好みなキャラクターでした。ただ、制服がブレザーで秀吉のカットがいい具合に上しか出ないもんで、男性だと思わせる要素が皆無なんだよなー。好きなキャラではあるのですがびしょーねんキャラとしては失格ですね。

そういえば瑞希が明久と雄二の関係を危ぶんでいるというシーンがありますが、個人的には秀吉×明久を押したい。


読了記録まとめ[2013年3月分]

3月の読了冊数は4冊でした。

2013年3月の読書メーター

読んだ本の数:17冊 / 読んだページ数:2737ページ

ハイキュー!! 5 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 5 (ジャンプコミックス)感想

相変わらず誰も彼もがかっこいい!「烏野の復活だ」と西谷さんの背中は護ってやる宣言とかとくにもう、ゾクゾクしっぱなしでやばい。初めての一勝という喜びとか、一回戦負けした面々の口惜しさとか、裏で頑張るレギュラー入れなかった組とかいちいちきゅんきゅんさせられるなぁ。あまりスポットの当たらないような位置のキャラクター達にもきっちり焦点を当ててくるのが本当に素敵。試合中の日向がかっこよすぎて普段とのギャップでもう。山口の今後の出番も超楽しみにしたいです。あと潔子さんの「がんばれ」が 可 愛 す ぎ て 死 ぬ 。

読了日:3月6日 著者:古舘 春一

ロッテのおもちゃ! 8 (電撃コミックス)ロッテのおもちゃ! 8 (電撃コミックス)感想

シグルドvs直哉の決闘展開にものすごいニヤニヤするんだけどその後の立ちション→くらべっこの流れで盛大にふいた。あと、直哉さん娘と一緒にトイレにはいって見せ合いっこはギリギリ(アウト)だとおもいますよ!!明日葉の覚醒やら政情の変化やら、急展開で次巻どうなるのか楽しみ。

読了日:3月6日 著者:葉賀 ユイ

ワルイコトシタイ (花音コミックス)ワルイコトシタイ (花音コミックス)感想

頭のいい独占欲強い攻にまんまとおどらされるアホの子がチョロかわいい……

読了日:3月7日 著者:桜賀 めい

悪いコでもイイ? (花音コミックス)悪いコでもイイ? (花音コミックス)感想

中盤の展開で「こいつ……調教してやがるっ!」と思ってすいませんでした釣った魚にえさあげない展開まじ…まじ…。コスプレ写真に迷うことなく諭吉さんつきだす帝さんで腹筋攣ったwww

読了日:3月7日 著者:桜賀 めい

ワルイ男でもイイ (花音コミックス)ワルイ男でもイイ (花音コミックス)感想

実は一番の受って永遠じゃなくて永久なんじゃね…可愛すぎるよこの兄貴!!人生を掛けた鬼ごっこ一生やっててくださいもっとやれ!もっとやれ!!

読了日:3月7日 著者:桜賀 めい

ワルイ恋人じゃダメ? (花音コミックス)ワルイ恋人じゃダメ? (花音コミックス)感想

身体からはじまった恋とはいえ、ここまできてまだ「つきあってない」と思ってたことにびっくりだ…永遠が予想以上にアホの子だった。しかし、今さら距離感とお互いの関係性に悩み出す永遠がかわいい。とてもかわいい。他カプの話は全部飛ばしてきちゃったけどこれはちゃんと読んだほうがいいんだろうか…久遠×七王気になる。あと優くんの攻はないんですか!

読了日:3月7日 著者:桜賀めい

弟キャッチャー俺ピッチャーで!(1) (ライバルコミックス)弟キャッチャー俺ピッチャーで!(1) (ライバルコミックス)感想

アップダウンの激しい兄を上手く持ち上げて実力を押し上げる弟、というか、2人そろって最強〜な感じの関係おいしいなあ。グレてしまった弟と弟を遠巻きにしていたチームメイトたちが少しずつ距離を詰めて行くのもおいしかった。

読了日:3月13日 著者:兎中 信志

僕は友達が少ない はがない&生徒会コラボ 特別編『鍵』僕は友達が少ない はがない&生徒会コラボ 特別編『鍵』感想

まさかの生徒会側ヒロイン全員不在…あ、枯野がヒロインなんですねわかりました//小鷹さんが杉崎さん大好きなのは公式設定ということでよろしいのか…お見合い状態になってる両主人公で爆笑した杉崎は小鷹さんをハーレムに加えるべき//理科ちゃん何者…?

読了日:3月15日 著者:平坂 読

バカとテストと召喚獣ぢゃ (3) (カドカワコミックス・エース)バカとテストと召喚獣ぢゃ (3) (カドカワコミックス・エース)感想

相変わらず久保君の輝きぶりが半端じゃないコミカライズ。今回はまさかのバカルテット全員女装で大変美味しく戴きました。雄二の女装が似合わないというか肉体派大女系で大変おいしい。しかし、他人未満宿敵以上か…(きゅん)

読了日:3月21日 著者:KOIZUMI,井上堅二

バカとテストと召喚獣 (8) (カドカワコミックス・エース)バカとテストと召喚獣 (8) (カドカワコミックス・エース)感想

原作3巻終盤〜4巻中盤。美波の表情がいちいち可愛すぎる…ヤキモチやく姫路さんもかわいい。しかし、原作でも何度読んでも屋上で演技するアレ、もうちょっと上手く出来なかったのかなあと思ってしまうなにかが(怪我上等なギャグマンガ時空と現実的なラブコメ時空が混在して悪い方向に作用しちゃってるよなあと思う)

読了日:3月21日 著者:まったくモー助,夢唄

サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)サエズリ図書館のワルツさん 1 (星海社FICTIONS)感想

「紙の本」への深い愛情が伝わってくるお話。登場人物たちの暖かい気持ちと、それに並行して存在する、それぞれのどこか病のような本への執着が素敵だった。

読了日:3月21日 著者:紅玉 いづき

新生徒会の一存  碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)新生徒会の一存 碧陽学園新生徒会議事録 下 (富士見ファンタジア文庫)感想

日守のキャラが予想外すぎたというか、前生徒会で同系統だったあの子と見事なまでの書き分けがなされていてふきだした。そして次代に受け継がれる鍵×守……//「卒業編」の飛鳥でもそこまで深くは突っ込んでこなかった鍵の「ハーレム思想」に対し、クリティカルに心を折りにかかる「自爆テロ」が壮絶。精神的外傷を殴打される展開の連続で、それでも必死に立ち上がる。相変わらず鍵の思想には一切共感できないけど、かっこいい。//「世の中が面白いんじゃないの。貴方が、面白い人間になれたのよ」で不意打ちじんわり。

読了日:3月22日 著者:葵 せきな

神学校 -Noli me tangere- 上 (Dariaコミックス)神学校 -Noli me tangere- 上 (Dariaコミックス)感想

ニールいい人

読了日:3月25日 著者:なつみ 開

神学校 -Noli me tangere- 下 (Dariaコミックス)神学校 -Noli me tangere- 下 (Dariaコミックス)感想

上下一気読み。事前に聞いてたけど個別ルートメインにしたお話だったので割とストーリーにかかわらなさそうな他のキャラは「そういえばこんなひと居ましたね…!?」って展開だったけど、面白かった。父親の死の真相とか黒幕の正体とかはあっさりでてきてしまってちょい拍子抜けだったけど、終盤の展開は定番だけどとてもゾクゾクする。あと描きおろし漫画のもだもだ感とてもおいしいです。

読了日:3月25日 著者:なつみ 開

王子はいつでもガチ勝負!     はじまりは神剣、だろ? (角川ビーンズ文庫)王子はいつでもガチ勝負! はじまりは神剣、だろ? (角川ビーンズ文庫)感想

女装で和風ファンタジー!と聞いて飛び付いたんだけど、何をしたいのか色々な意味で焦点を絞りきれてない感じでいまいち乗りきれなかった。どの要素も魅力的なのにどれも中途半端にしか描いてもらえなくて乗りきれないというか、せめて音葉と女子校潜入系少女漫画展開したいのか魁と引き裂かれた男子の友情的ななにかをやりたいのか颯人との倒錯ラブコメしたいのか、どっかにちゃんと比重をかけてしっかり描いてほしかった。唯一正体バレてない颯人と対する時、緋央とヒヨコちゃんでまるでやりとりが変わるのはおいしかった。

読了日:3月25日 著者:望月 もらん

バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)感想

物語が完結に向けて色々動きだした感じ。様々な状況に鹹め取られて身動きを取れなくなった雄二を蹴飛ばしてでも立ち直らせようとする明久の強固な信頼に胸が熱くなる。

読了日:3月28日 著者:井上堅二

特装版 バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)特装版 バカとテストと召喚獣11 (ファミ通文庫)感想

本編の感想は通常版のほうに書いたので、ドラマCD関連周りの感想だけ。「バイト」美春父の序盤の廃人っぷりと後半の狂戦士ぶりが凄すぎる。明久母まさかの甲斐田さんだった…流石の素晴らしい英語の発音。「子供」本編もよかったけど、メイト特装版のキャストトークCDで中の人たちが話し合ってた妄想カップリングが楽しすぎて…男同士のカップリングにもにやにやしたけど久保君×美春の子供は割と真面目に見てみたい。

読了日:3月30日 著者:井上堅二


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