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剣の女王と烙印の仔 1

[著]杉井 光 [絵]夕仁

周りの人々の命運を喰らうという《獣の烙印》を持って生まれ、《星喰らい》と忌み嫌われながら傭兵として各地を転々としてきた少年・クリス。彼は戦場で、大剣を奮い“死神”と畏れられる少女・ミネルヴァと出会う。未来を予見する能力を持った彼女は、クリスの事を「今日この戦場で、自分を殺す者」だというのだが…
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中世風王道ファンタジー。「獣の烙印」を持つクリスと自分の死を予見する能力を持つミネルヴァの二人が、その能力を持つが故に様々な過酷な運命に立ち向かっていくというお話。

新月の度に烙印の力に支配されて自分を見失い、親しい人々を手にかけてしまう為に出来るだけ人々と関わり合いにならないようにと生きてきたクリスが、ミネルヴァや彼女の所属する「銀卵騎士団」の仲間達と出会って少しずつ心を開いていく姿がとてもよかったのですがそれ以上に銀卵騎士団の長・フランチェスカ様がイイ!ちょっと強引で破天荒ながらも騎士団のメンバーを心から思っているような姿が時々顔を覗かせるのがたまりません。終盤で連れて行かれたクリスを助けるかどうかで思い悩む姿が、また素敵でした。あとツンデレ全開の男騎士・ジルベルトさんの活躍(ツンデレ的な意味で)も見逃せません。

クリスやミネルヴァの持つ重い宿命や、血なまぐさい展開は杉井作品の中でもデビュー作である「火目の巫女」に持つ雰囲気に近い。二人が今後どうやってそれぞれの運命を乗り越えていくのか、都築がとても楽しみです。

それにしても最近の杉井光キャラはヘタレだけど妙に美少年率が高いのでいろいろ心ときめきますね。序盤でクリスが傭兵達に喰われそうに(性的な意味で)なったときには本当に何事かと思いました!(どきどきわくわく、的な意味で)

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