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ばけらの!

[著]杉井 光 [絵]赤人

ライトノベル作家としてデビューした杉井ヒカルは授賞式中の男子トイレでケモミミ尻尾の少女と出くわす。それだけではなく、そのレーベルに執筆している作家の殆どは人間じゃなかったのだ—!?株とギャンブル好きな管狼・イヅナ、エロコメ作家の座敷童子・つばさ、麻雀大好きアンデッド・屍鬼…などといった個性的な美少女達(ただし非人間)の同業者と共に、今日も愉快な騒動が巻き起こる!
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池袋にあるアパートを舞台に、何故か人間じゃないライトノベル作家達と普通の人間なライトノベル作家が巻き起こすどたばたラブコメディ。どうみても実在の作家がモデルだろう!?という方向で一部ラノベ好きさん達の話題の的だった期待の作品が遂に登場ですよ!

電撃の「遭えば編するヤツら」のような実名半分バレバレ内輪コメディ系ラノベを想像していたのですが、なんか普通に良いラブコメでありした。キャラ設定に各作者さんの作品のエッセンスがちょっと入ってたりするくらいで、あとはどちらかというと各作者さんのブログを読んでるとニヤニヤできるカンジの作品。知らなくても十分楽しめる一作だと思います。

キャラ的にはとりあえずイヅナかわいいよイヅナあああ
きさ…ま…男言葉で趣味がギャンブルと株でネトゲ廃人で料理はヒカルに作らせてばかりの駄目管狼でしかもツンデレだと…!!ヤキモチを焼いたりニブいヒカルの言動にスネたりするイヅナの姿を見てるだけで胸がきゅんきゅんします。なんという最終破壊兵器。これは普通にけもみみ好きと男勝りのツンデレ娘好きは買うべき。というかけもみみ萌え属性あまりないですが、マジでイヅナ可愛いよイヅナあああ!

あとお姉様スキーとしては風姫屍鬼おねえさんにきゅんきゅんです。大人の余裕!ヒカル達を破天荒に引きずり回す一方で時々暖かく見守ってるポジションが正直たまんねえ!!吸血鬼の男爵・ウーノに纏わるお話のラストが最高です。しかし名前がちっとも女性っぽくないのが残念なような…苗字と名前は逆でも良かったのでは…暫く名前になかなか慣れられなかったなぁ…。

コミカルなドタバタ騒ぎを中心にすえつつ、ラストはちょっといい話で締める短編を4編収録して、こういう話が普通に好きな私はど真ん中ストライクでした。特にクライマックスは「これなんてエロゲ?」な展開ではあるんだけど胸が熱くなるのをとめられなかったなあ。ネタ的なイミではなく、普通に面白かったです。いけぬこ会作家のラノベ作品を読んだこと無い人でも普通に読めばいいと思うよ!

逆に、各キャラクターの元ネタとなる作家さん達の作品ネタが薄い分元ネタが誰かというのはそれなりにラノベ詳しくないと難しいかも。ヒロインのイヅナが名前的にもグラフィック的にもどうかんがえてもわっちの人だろ!!というのとは対照的に、ほかの作家さんは「池袋いけぬこ会」というヒントがなければかなり難易度が高かった気がします。というか、2章に出てきた大物ラノベ作家の幽霊と、エムさんの元ネタが未だに判らないのですが……。たとえ「各キャラの正体なんか知らなくても楽しめるヨ!」といっても気になるものは気になるんだ!!

余談ですが、冒頭で比較対象にした「遭えば編する?」に登場するラノベ作家の一人が、「ばけらの!」にも出てます(…私の知識が正しければ)が、キャラクターの違いっぷりが地味に面白かったです。あっちでは新本格変態系全裸作家だったんだよなああの人…。

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