[著]杉井 光 [絵]ゆでそば 復活祭で神の子の生まれ変わりやら天使やら悪魔やらが騒動を繰り広げている祐太の家に、「三十銀貨財団」からクール宅急便で“精霊”が送りつけられてくる。やたらと卑屈な精霊様だが、彼女の力を接着剤としてエリとレマが合体、“神の子”が復活しそうになってしまう!?必死に阻止しようとする祐太だが、そこに更なる騒動が… |
相変わらず下ネタ満載のツッコミ激しい会話の応酬が繰り広げられ、前巻以上に某教関係者は見ちゃいけませんなノリになってます。特にペトロの生まれ変わりな某教皇が駄目人間過ぎる…「禁書目録」ですら色々ギリギリのところで同団体と完全イコールにならないようにしてるのに、こっちは思いっきり団体名モロ出しなのでとりあえず関係団体のお偉いさんの目に触れないことを祈るばかりです。ていうか十二使途が「実質神の子ファンクラブでした」ってオチには緑茶噴出したわ!!!
ていうか基本的にこの作品については、祐太が活躍してくれていればそれだけでも十分満足なわけですが。杉井光作品定番のヘタレ主人公に「実はキレ者」属性と「異能もち」属性を追加するだけでこんなに自分の好みにジャストヒットするとは思わなかったよ……杉井光は早急に祐太を女装させるべきそしてペトロか神父あたりと濃厚に絡ませるべき。コミカルでテンションの高い会話の応酬や佐倉一家の擬似家族っぷりもかなり好きです。怒涛のLOVE寄せとかもありましたがそのへんはまあ、どうでもい(強制終了)
しかし、ラストのガブリエルさん、良いキャラだなあ。3巻の天界編に期待が高まります。