[著]あかほりさとる [絵]ことぶきつかさ 本物の“女性”が居たという伝説の調査という名目でジャポネスのはずれにある「ゲロゲロ温泉」にやってきた小樽達。今度こそ小樽と温泉でムフフな関係に…!と燃えあがるマリオネット達(+花形)だが、その温泉はちょっと胡散臭い感じで…!? |
しかしその一方で、本物の女性に会えるかもとはしゃぐ小樽の姿を見て「本当に女性が復活したら、自分たちはどうなるんだろう」と不安に思うマリオネット達の姿がちょっと印象的でした。このあたりは今後最終巻までずっと彼女たちに付きまとう命題になってくるわけで、読み直すとこんな頃から伏線が張られてたんだなあ、としみじみ。
後半はライム達のプロトタイプで不完全な乙女回路を持つマリオネット達を巡り、かなりシリアスな展開に。同等の戦闘力を持つ彼女たちを破る方法があれ、というのはかなり切ないものが。プロトライムの最期にもちょっとホロリとしてしまうものがありました。