奏(騒)楽都市OSAKA(上) | 今日もだらだら、読書日記。

奏(騒)楽都市OSAKA(上)

[著]川上 稔 [絵]さとやす(TENKEY)

ゲーム化もされた「都市シリーズ」第四作。
近畿動乱で日本が東西に分裂してから13年後、東西の均衡を崩すべく大阪で開発された言詞加速器「IXOLDE」の機動を阻止する為、再び動乱の幕が開く。


ゲームと同時製作されたことを考慮してか戦闘描写が物凄くゲームっぽい。特に技能(テック)を唱える姿はRPGの戦闘中にコマンドを選択するイメージとオーバーラップします。小説を読んでいるのに「ゲームをプレイする感覚」が味わえる美味しい作品(例によってあのイマイチ説明不足気味の設定に慣れるまで苦労しますが…)。逆に、ゲーム版は小説を読んでいるときのような感覚に陥ります。本当にこの辺のつくりはうまいです。

ストーリーは己の“詞”を持って特殊能力を使い、戦う少年達の中で自分の詞を持たない主人公が奮闘するといった話(はしょりすぎ)今までの都市シリーズの中では一番訳わからない設定が少なくて判りやすいかも(前作までの設定が多少踏襲されているので、というのもあるけど)

とりあえず下巻の展開に期待ということで。
どうでもいいけど主人公がモテモテな飛場に見えます(笑)
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