“文学少女”と飢え渇く幽霊 | 今日もだらだら、読書日記。

“文学少女”と飢え渇く幽霊

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

文芸部のポストに投函されていた謎の手紙。
犯人を捕まえる為、夜の学校に張りこんだ二人は
自分のことを「幽霊」だと名乗る謎の少女と遭遇する。


相変わらず遠子先輩やななみのキャラクターと、遠子先輩の文学的薀蓄が冴え渡るシリーズ第二段。薀蓄を垂れるあたりはMissingの空目を髣髴させますが、遠子先輩の文学の薀蓄は表現が文学的で、凄く良い。

っていうか遠子先輩の表現が上手すぎで、このシリーズ読んでるとお腹空いて来るのは私だけですか。
このシリーズ、決して夕食前に読んではいけない(笑)

本当にこの遠子先輩の表現力にあやかりたい所です。こういうブログを書いてると特に。ああいう表現がスラスラ出てくる遠子先輩、憧れる。あやかりたい…!!
そして例によって例の如く「嵐が丘」を読みたくなりました。

ストーリーは、もう各所で言われている所だけど本当に終盤がすばらしい。
雨宮蛍と黒崎の決して結ばれない片想いの結末。
二人を見守り続けた少女の、誰にも聞かれることの無い独白。
そして文芸部に投函された手紙の真の意味…。
きっと「彼女」にとっては最善であっただろうけど、涙無しには語れない、物悲しい物語でした。

とりあえず、続編が物凄い楽しみです。

コメント

  1. ”文学少女”と飢え渇く幽霊


    ”文学少女”と飢え渇く幽霊
    野村 美月, 竹岡 美穂

    『嵐が丘』は読んだことあります。

    出版社/著者からの内容紹介
    文芸部部長・天野遠子。自称“文学少女”。彼女は、実は食べ物の代わりに物語を食べる妖怪だ。彼女の後輩・井上心葉は、常に彼女に振り回され、「おやつ」を書かされている。そんなある日、文芸部の「恋の相談ポスト」に「憎い」「幽霊が」などと書かれた紙片や、数字を書き連ねた謎の紙が投げ込まれる。文芸部への挑戦だと、心葉を巻き込んで調査をはじめる遠子だが、見つけた「犯人」は、「わたし、もう死んでるの」と笑う少女で!?学園ミステリー、ビター&スイートな第2弾!

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