ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2 | 今日もだらだら、読書日記。

ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編2

 

「オレはおまえが退学になることは絶対に許さない」
新1年生の仕掛けを回避した綾小路。だが「取れるはずのない満点を綾小路が取った。俺は……手品を見てるみたいだ」数学試験の満点獲得が波紋を広げる。そんな中、試験の結果を受け堀北鈴音が生徒会入りを要望する。来るもの拒まずの南雲はそれを受け入れるものの色々な思惑が絡むようで……。 軽井沢との仲が少しずつ深まるなど、状況が変化を迎える中、全学年で競いあう無人島サバイバル試験の夏休み開催が発表された。戦いはグループ戦で上位3グループに莫大な報酬が与えられる一方、下位グループは退学ペナルティを受ける。前哨戦として上陸前にグループ作りが許可された結果、全クラスを巻き込んだ人材獲得合戦が始まる!

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全学年を巻き込む無人島特別試験──の前哨戦。動きこそ静かだけど1年から3年までのこれまで登場したキャラすべてが縦横無尽に動き回る展開で楽しかった。各クラスの情勢の変化、そして動きの見せなかった“ホワイトルームからの刺客”や高円寺が動く気配を見せて、次巻での試験本番に期待しかない。それにしても、石崎のアホの子ぶりがめちゃくちゃに可愛いな〜。

本気を見せ始めた綾小路に対する、クラスメイト達の動きが印象的

波乱だらけで始まり綾小路の数学満点獲得という衝撃の結果で幕を閉じた特別試験から暫く経ち、夏休みを1ヶ月後に控えたタイミングで次の特別試験が告知された。それは、夏休みを舞台に繰り広げられる去年経験したものとは全く別の、全学年・全クラスで競い合う無人島サバイバル。試験のためには事前に同学年の生徒3人以内でグループを組んでおく必要があり、早速学園すべての思惑を巻き込む“人材獲得合戦”が始まるのだった。

しょっぱなから綾小路グループ内でギスギスしてて最高に興奮す…胃が痛かったです。なまじ秀才であるがゆえに綾小路の満点がどれだけ「ありえない」ことか解ってしまい苦悩する幸村と、同じような形で綾小路の運動能力面での才能を察してそれでも冷静に綾小路のフォローのために動ける須藤という正反対の動きが印象的でした。須藤は自分が絶対に綾小路に勝てる部分(バスケ)までは崩されていないのもあるけど、本当にこの1年を通して成長したし、めちゃくちゃかっこいい男になったよな…。綾小路が握力で60出したのだいたい須藤のせいなんだけどな。一方の幸村も、最初こそ動揺して綾小路を糾弾する側に回ったりもしたけど、それでも自分の中の複雑な感情を押さえつけて、(おそらくそのハイスペックが数学だけじゃないと気づきながらも)これまで通りに「良き友人」であろうとする姿に胸が熱くなりました。まだまだ色々不穏な伏線はあるけど、彼らの1年間の心の成長を改めて思い知るエピソードだったなあと。

そして、今回のメインは再び開催されることとなった夏休みの無人島サバイバル───を目前ににした前哨戦。動きの少ない静かな物語でありながら、名実ともにダークホースとなった綾小路の周囲で1年から3年までこれまで登場したほぼ全てのキャラクター達の思惑が交錯していく展開は相変わらず情報量が多いし忙しいけど最高に面白い。他クラスを蹴落とすことに注力するか、それとも協力して他学年を妨害して高額ポイントの独占を狙うのか。縦横無尽な動きが面白かったです。

クラス・学年入り乱れた縦横無尽な「水面下での戦い」

一之瀬率いるBクラスと龍園率いるCクラスが入れ替わったことによって学年内の関係が大幅に変化。坂柳率いるAクラス対龍園の新Bクラス、一之瀬率いる新Cクラス対Dクラスの対決構図が表面化する。正直こうなると石崎じゃないけど龍園さん&綾小路の共闘展開を改めて期待してしまうな…。一方、板柳率いるAクラスと一之瀬率いるCクラスの共闘はカモにされる未来しか見えない怖い。それにしてもここにきて割とクラスの変動がちょくちょくあるので固定のグループ名付けてほしい……。

ホワイトルーム生との戦いにクラスメイトを巻き込まないためにグループを介さない、自分に何かあれば一発退学な単独行動を決意する綾小路、そんなにクラスメイトに思い入れあったの!?スケープゴートを用意するくらいするだろってって思ってたんですけど(失礼)、正直綾小路は単独で動いた方が面白い図が見れそうではあるんですよね。いやでもこれだけやっといて最後でしれっと地文を裏切って血も涙もない戦略立ててくるのが綾小路なので油断はできないけど……(思い返される3巻のラスト)(連想して11.5巻の挿絵)。

それにしても軽井沢とキスできなかったのを地味に根に持ってる上にその後の挽回を軽井沢の方から仕掛けさせようとするところとか、ものすごい面倒くさい男っぽくて趣深いですね。いやこれ本当に綾小路のことクールで謎めいててかっこいいとか思ってる軽井沢さんにこの一面を告げ口してどんな反応するか見たい。軽井沢さんはあいかわらずかわいい。

3学年すべてで動きがありそうな次巻、これまでと違った勢力図の中で綾小路以上に底が知れない男・高円寺の本気が見れそうだったり久しぶりに櫛田も動きそうだったり、なにより月城・ホワイトルームからの刺客との最終決戦の舞台にもなりそうな気配で本当に期待しかない。っていうかラストでその正体明かしちゃっていいんですかーーー!?

ところで石崎がアホ可愛いんだがどうすればいい?

正直11.5巻くらいから石崎ほんと可愛いやつだなと思ってたんですが今回須藤が圧巻の成長を見せつけたせいもありめちゃくちゃ石崎がアホかわいい巻でしたね。Dクラスのアホのこ担当・山内&須藤がアホの子枠を卒業してしまったので今回特に石崎が光ってた気がする。今回の巻の感想を端的に3行でまとめると「石崎初のカラーイラストおめでとう」「石崎がアホかわいい」「石崎とアルベルトとひよりと綾小路の挿絵が可愛い」になります。

アルベルトは色んな意味で面白すぎるから次の短編集あたりで一度メイン回作って欲しい。綾小路のツッコミがまたじわじわくる。

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