姫護者として経験を積んできた3人にサリが依頼してきたのは「死期を過ぎているのに生きている人間の命を刈り取る」こと。しかもその相手は担任・超飛の恩人ともいえる人物で……というお話。
姫護者を名乗っていてもただの人間である自分たちが命を扱うという事の重みに悩みながらも、様々な人と出会い成長していく子供達とそれを優しく見守りながらも譲れない自分のエゴを通す為に立ち向かう大人のぶつかりあいが熱かった。敵のあの人の一連の行動と発言が暖かすぎる。
そして今回が物凄い面白かっただけに、完結の2文字が寂しすぎる。「完結」ってことになってるけど見事な「俺たちの戦いはこれからだエンド」といいますか打ち切り臭がね……なんかあまり大きな話にしなくていいから、ご近所の不思議事件を解決する的な小さめスケールの話で細々と続いて欲しかったなあ。ミロクも完結間近みたいだし、次シリーズが読めるの楽しみにしてます。
それにしてもあとがきの
『元々はゾンビになった野郎どもがキャッキャウフフするBLみたいな話だった』
↑なにそれ見たかった
あとがき冒頭のコメント見て真っ先にこう思いましたっていうか1巻のあらすじ見たときにてっきりそういう話だと思ってましたいやさすがに「BLみたい」は予想外でしたけど!!