ページ 182 | 今日もだらだら、読書日記。

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メイド刑事

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発売:2006.4
発行:ソフトバンククリエイティブ
[著]早見 裕司 [絵]はいむら きよたか
色々なところで言われてて今更同じこと言うのもなんだけど
スケバン刑事+家政婦は見た+水戸黄門」な
萌えにみせかけた燃え小説。
元レディース(というか元関東連合総長)の少女がメイドになって
自分を救ってくれた警察庁長官のご主人様の手助けをするために
潜入捜査を行う、という話。

水戸黄門や特撮アニメのノリな典型的燃え展開が最高。
勧善懲悪モノにストーリー展開なんて飾りです。
とりあえず燃えられればいいとおもいます!
むしろテンプレート化した燃えというかなんというか。
最後どうなるかわかってる水戸黄門を毎週ついち楽しみにしちゃうのと
同じようなもんでしょうか。キメ台詞とかあると更に良いです。
大きく見なすと「禁書目録」とかもこのタイプに入ると思う訳ですが。

国家公認の特殊メイドとか「メイドの一里塚」とか
全体的にツッコミ所満載ですがそれがまた良し。
レディースというか古き良きスケバンというかの、
ケジメとかそんな考えが全編通して主人公の思考の根底にあったりして
それがまた非常に清々しいです。

個人的には一番すきなのはIT企業のネットオークションの話。
「それで、もえってなんですか?

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しにがみのバラッド。 9

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発売:2006.8
発行:メディアワークス
[著]ハセガワ ケイスケ [絵]七草
個人的お気に入り度数
今回はなんか微妙。凄く微妙。
読んでたら後半に向かうにつれ、すばらしい勢いで尻すぼみ。
「え?なにやってんのこれ??」と疑問系だらけのままあとがき。
なんか間違った方向で後味が悪い。
というか後半の数編をどう読んでも右から左に抜けていく。

最近このシリーズ本当にツボに来るか全く駄目かの二択だなあ。
4巻くらいまでは「構成とイラストがキノのパクリw」とかけなしつつも
キノとは全く違う魅せ場が多くてかなり好きな作品だったのですが…。

「ニノ」
「しにがみ。」だと思わなければ好きなんですが。
6巻の3話目と同じで「しにがみ」シリーズではやって欲しくない方向の話。すなわちバッドエンド。

「午後の猫。」「金魚の泪。」
「午後の猫。」が一番好きかも。「金魚の泪。」は今までの話の劣化焼き直し版という感じで。

残りはいらn…もとい、全面的に微妙。

なんかもうこのシリーズはモモの正体とか死神対決とかやらないで
毎回少年少女のほの痛いボーイミーツガールとか恋愛物語とかやってればいいとおもう。
なんか本当にモモの過去話とかその辺が蛇足。

キノにも同じこと言えるけど、一番最初に作られたテンプレからズレた話を書こうとすると駄目な感じがする。「学園キノ」は神だけど(待て)

といっても「金魚の泪。」を見る限りテンプレ通りにやっても序盤の勢いはない感じ。5巻くらいまでは本当に好きなシリーズだったんだけど、そろそろ買うのやめようかな…。

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ランブリング・カレイド〈星穹の女帝〉戦

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発売:2006.3
発行:エンターブレイン
[著]高瀬 彼方・[著]黒鉄アクセル [絵]日吉丸 晃
「カレイド」という魔法染みた特殊能力を使う少年少女たちの物語。
近未来SFな学園バトルモノかと思って読んでいたら、
能天気でおちこぼれな主人公が学園の<女帝>と呼ばれる凄腕カレイド使いの
先輩に勝つため地獄の猛特訓をする…という
バリバリのスポ根モノでした。

カレイド使いは「彼士」と呼ばれるパートナーの力を引き出さないとならず、
その力は“信頼”によって生まれる…っていう設定の割には
カレイド使いも彼士も全体的に非常にあざとい…っつーかお前ら
全く信頼し合ってないだろって生徒が多すぎなのが多少気になりました。
主人公がカレイドバトルに幻滅するきっかけとしての描写だと思うんだけど。

あと、鬼コーチこと斬九朗のキャラが激しくイカしてるんですが、
文章的なイメージからすると侍っぽい筋肉質な巨漢系美青年を想像してたら
実際の挿絵では風吹いたら飛びそうな美形キャラで
どうしてもイラストとキャラクターが一致しなかったり。
どうも喋り口や考え方と容姿・「美青年」って描写がちぐはぐなんですよねえ。

しかし何はともあれ葛藤あり恋愛沙汰ありギャグあり…の
学園モノの基本はしっかり抑えてて、とりあえず熱い。
あとカレイドバトルの描写が好きです。
真剣なバトルの中でもスポーツとしての一定のルールがあって
殺しあうのではなく戦いながらも華麗な技を競う…って所があり
凄く戦いの場面を想像するとワクワクする。
この熱さとカレイドバトルだけでも読む価値あったっていうか

個人的にこういう設定ならカレイド使いも彼士もたいした能力は無くて
信頼の力だけで全国レベルの相手と渡り合うコンビとか見てみたいです。
つか続編が出るなら是非そういうキャラを出して欲しいです。

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ひとめあなたに…

[著]新井 素子

1週間後、巨大隕石が地球に衝突して地球が滅亡するというニュースが流れる。地球最後の一週間、電車も止まり無法者が横行する狂乱の中…「あたし」こと圭子はひとめ逢いたいと江古田から鎌倉の恋人の家まで歩いていくことを決意するのだが…
 

巨大隕石がどうの人類滅亡がどうのというとハリウッドばりのパニック小説を想像してしまいそうですが、その人類最期の一週間の人間達の心理を描いたラブストーリーです。人類を滅亡から救う為に正義の味方がいっくぞーとかその幻想を打ち砕くとかそういう話ではありません(笑)

とりあえず「チャイニーズスープ」最強って感じなのですが。甲田学人さんの作品のような描写的肉体的なグロさではなく、心理的なグロとでもいうのか…。鼻歌交じりに自分の旦那を解体して煮込んじゃうシーンの印象が強すぎて何度読んでも他の話が印象に残らない(笑)

読んだ直後だとチャイニーズスープよりも「走る少女」の方が印象に残ってるんだけどな。誰もが自分達の運命を悲観する中「あたし、幸せよ」といって死んでいった少女の姿が妙に綺麗に思えた。

どこか狂ってるけど儚くて綺麗な物語。
季節も夏なのでこの機会に推してみますよ!

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夏に読みたいラノベを考えてみる

以前から自分がマイナー嗜好だとは自覚していましたが遂に数値的にマイナーだと認定されてしまいました。
でも、むしろつきつめるとラノベサイト杯で7票以上支持のあった作品を1つも読んでない私はもっとマイナー嗜好の方に配置されても良いのではないかと思うのですよね。他の方は推してないだけで1?2作品は読んでるだろう…というかこの場合「マイナー」というより「偏食家」っていうのかな(笑)

そんなこんなで仕事中の気分転換にラノベリングを眺めてたら
同じサイトさんでこんなエントリーを発見したので考えて見ました。

夏に読みたいライトノベル

…といってもシリーズモノの1巻だけとか除外なので、殆どでてこない…
シリーズしばりがなかったら「消閑の挑戦者2」とか「インフィニティ・ゼロ-夏-」「フルメタルパニック!揺れるイントゥ・ザ・ブルー」とか挙げてみるんですが。

とりあえず思い浮かんだのが以下の3つ。


オンライン書店ビーケーワン:少女には向かない職業少女には向かない職業

発売:2005.9
発行:東京創元社
桜庭 一樹著

posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 3
オンライン書店ビーケーワン:ひとめあなたに…ひとめあなたに…

発売:1985.1
発行:角川書店
新井 素子〔著〕

posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 3
見事にグレーゾーンの連発ですね!
ノベライズに越境作品に角川「文庫」。
そもそも新井素子ってラノベ…?とか思ったんだけど「ライトノベルファンパーティ」さんでは新井さんのインタビューとか載ってた記憶があるので敢えてラノベ扱いで。「トロピカルパフェ事件」がラノベならきっとこっちもラノベだよ!!

とりあえず他にも色々浮かんだのですが「空」と「海」を連想する作品は自分的に全面的に「夏っぽい」らしいです。とりあえず舞台が夏だったものだけ選出してきました。「最後の夏に見上げた空は」とか「海辺のウサギ」は既に載ってたので除外。

あと微妙なラインなのが「グリーン・レクイエム」でした。
やはり「海」のイメージが強烈だったんで思い出したんだけどざっと確認した限り「グリーンレクイエム」は夏。でも続編の「緑幻想」が大分微妙なライン。というかこれはラノベなのk(略)でも普通の人の第一印象は「いちめんのなのはな(=春)」だとおもうので除外で…。

ちなみにこの中で一番オススメなのは「ひとめあなたに…」。
世界最後の1週間を前にした人々の話。
チャイニーズスープの話は新井素子作品の中でも有名な話になるんでしょうか?


せっかく挙げたので、「ひとめあなたに…」を久しぶりに読み返そうとおもいます。

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DEATH NOTEアナザーノート ロサンゼルスBB連続殺人事件

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発売:2006.8
発行:集英社
[著]西尾 維新 [原作]大場 つぐみ / 小畑 健
凄く面白かった!!
…けど、なんか感想を書くとすぐにネタバレ領域になってしまいそうで、
感想書くのが難しい…。

メロの語りによって語られる、南空ナオミがLと共に解決した事件の話。
原作と全く違うメロの語り口が印象的です。原作のラストも踏まえて考えるとメロの粗雑な行動や喋り方ってわざと作られてたものなのかなー、と邪推してみたり。

そしてナオミかわいいよナオミ。ツンデレでドジっ子だなんてなんて事!!
しかし普通に「ツンデレ」とか「ドジっ子」なんて言葉が出てきてしまう辺り、
色々な方向で素敵過ぎる。

竜崎の奇想天外な行動に笑いつつ、「あ?でも絶対こいつこんなキャラだよね」って思えちゃうところが凄い。映画版にしろ小説版にしろ、Lのイメージが全く崩れてない所に驚愕です。独特すぎてあの味をそのまま再現するのは難しいのではないかと心配していた部分なので、原作そのままのキャラクターを見るとホっとします。ラストの展開は、デスノートの原作を読み込んでいる人ほどどんでん返しに引っかかるんじゃないかなという感じで非常に良いです。

しかし、推理小説を読み慣れていない所為もありますが(元々何かを推理する能力が無いので、推理小説の類は苦手なジャンルなのです)ラストの謎解きが全くわからないまま終わってしまい、そこだけが消化不良かな、と感じました。ラストのトリックだけでいいから図解して欲しかった。とりあえず、「サムターン鍵」からしてまず脳内に全くイメージ出来ないんですよね…私には。
まあ別に密室トリックが理解できなくても話の大筋は理解できるのでいいんですが。

なんだかメロ的にはもう2話ほど語りたい事件があるっぽいので、是非そちらもノベライズして戴きたいです。なんだかんだいってもやはり面白かった!

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涼宮ハルヒの動揺

オンライン書店ビーケーワン:涼宮ハルヒの動揺涼宮ハルヒの動揺

発売:2005.4
発行:角川書店
[著]谷川 流 [絵]いとう のいぢ
文化祭、雪山などのこぼれネタを中心に5編からなる短編集。

「ライヴアライヴ」のハルヒがとにかく好印象。
ただ我侭で自己中で猛烈な女だけではない、ひたむきで前向きなハルヒの姿が非常に可愛いです。影の薄いヒロインだけど、この作品の女性キャラの中ではこの上なくヒロインらしい女の子だと思うんだけどなあ。
やはり3人の中では長門が一番好きなんだけど、「ヒロインとしてのハルヒ」をもっと見たい。

「ライヴアライヴ」のハルヒ、
「ヒトメボレLOVER」の長門、
「朝比奈みくるの憂鬱」の朝比奈さんとヒロインの見せ場が多い一冊です。
「猫はどこに行った?」で古泉の珍しい姿が見られることも含め、
各キャラに焦点の当たった1冊といえるかも。

特に「ヒトメボレLOVER」ラストの長門の呟きには激しく萌えた。

「朝比奈ミクルの冒険」は賛否両論ありそうな話だったけど、
ギャグ短編としては上質だと思う。久しぶりに声出して笑いながら読みました。
全く脈絡の無い、ツッコミどころ満載のストーリーと各所に入るキョンのツッコミが笑える。

しかし「猫はどこに行った?」の緊張感の無さはなんとかならないかなあ…既にネタと判っている寸劇とはいえ各キャラクターに緊張感がなさ過ぎる。トリックも夏と比べて全然稚拙だし、謎を解くシーンもハルヒと鶴屋さんが勝手にどんどん解決してしまってキョン含め読者全くのおいてきぼり。出来レースとはいえもう少し犯人を追い詰める緊張感とか謎が少しずつ解けていく爽快感が欲しかったなあ。

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涼宮ハルヒの暴走

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発売:2004.10
発行:角川書店
[著]谷川 流 [絵]いとう のいぢ
書き下ろしの中編1作を含む短編集。

「エンドレスエイト」
早い話が夏休み最後の2週間がエンドレスループしてしまう話。
ループ期間が2週間でちょっと長いからとはいえ、こういう無限ループもので最後の1回分の話しか語らないのは生クリームの乗ってないショートケーキみたいなもんだよ。
特に「歌月十夜」を思う存分楽しんだ後だから思うのかもしれないけど一万何千回?も同じ二週間を繰り返した(ネタバレ)のにもかかわらず、その切迫感みたいなのがイマイチ伝わってこないんだよなあ…。読者置いてきぼり感ありまくり。
これなら無理に繰り返させなくてもいつもの「ハルヒが夏休みにやり残したことがある所為で世界が危ない云々」って展開の方が盛り上がった気がする。

「射手座の日」
コンピューター研とパソコンを賭けてのゲーム対決。
今回の作品の中ではこれが一番好き。長門可愛いよ長門。
ドン底からの大逆転劇は読んでてスカっとしますね。
しかし、結局この作品のヒロインって誰よ。
いつから長門がヒロインに…?

「雪山症候群」
「孤島症候群」の雪山Ver。
前回と同じミステリーツアーになるはずが雪山遭難という事態に。
個人的には長門は脇役だからこそ輝くキャラだと思うんだけどなあ…。
近頃扱いが正ヒロインにしか見えません。
長門を心配するハルヒが可愛いかった。あと鶴屋さんが良い味出しすぎ。


「エンドレスエイト」は長編で出した方が盛り上がったと思うんですがどうですかその辺。でもこの作者さんで「エンドレス?」を長編で書いたら正直ダレまくりそうなのも事実。それを考えると短編で正解だったのか…ううーむ…。

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ムシウタbug 4th. 夢並ぶ箱舟

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発売:2006.8
発行:角川書店
[著]岩井 恭平 [絵]るろお
posted with 簡単リンクくん at 2006. 8. 1
次第に明らかになる摩理の遺したモルフォチョウの謎…など、
全体的に本編と同じく重めのbugシリーズですが

すいません霞王可愛いよ霞王。

爽やかにムシウタ特有の重たい雰囲気を蹴散らしていく貴女が素敵です。
お嬢様の癖にはすっぱで野蛮な貴女が素敵です。
時々エセ外国人くさい猫被り全快お嬢様言葉になる貴女が素敵です。
いやもう正直ムシウタシリーズじゃ霞王が一番好きかも(*´д`)=3

内容的には「夢守る魔法使い」がムシウタらしくて好き。
結局万人にとって絶対的な正義なんて無いんだなあと実感させられました。
なんとなくですがMOTHER3でとある悪役を倒した後、彼の部屋でその死を悼んでいるネズミの独白を思い出しました。絶対だと思っていた悪を倒した後にその死を悼む人間を見て冷や水を浴びせられたような気持ち。その人間が、自分が今まで大切にしてきた相手だったらその衝撃は計り知れないものだろうなあ、と。

「夢閉ざされる塔」も亜梨子達の友情の深さが伝わってくるようで同じくらい好きです。

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涼宮ハルヒの消失

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発売:2004.8
発行:角川書店
[著]谷川 流 [絵]いとう のいぢ
名作と名高い(?)第四巻。
1?3巻までと本質的に違うものを感じた。いや、これマジで面白い。
それまでの3巻は全体的に面白いんだけどそれだけというか、結局冗長なイメージが拭えなかった。
対して4巻はぐいぐい話しに惹きこまれる感じ。一気読みしてしまいました。

涼宮ハルヒが消え、消えたはずの朝倉涼子が復活し、長門はただの引っ込み思案な眼鏡っ子になり、朝比奈先輩は手の届かない先輩に、古泉は転向してこない…突然そんな平穏な並行世界にひとり取り残されたキョンが世界を元に戻す為奮闘する話。
間接的には3巻の「笹の葉ラプソディ」の続き。改変されてしまった世界の辻褄を合わせるために再び過去に飛んだり…と息もつかせぬ展開が続きます。

いや、確かに思いっきり初々しいアナザー長門も可愛いんだけど今回はとにかくキョンが美味しい所をもっていきまくってます。
改変された…ある意味自分が望んだ筈の世界よりも「自分の知っているSOS団」が居るハチャメチャな元の世界を選択するシーンは不覚にも胸が熱くなった。熱すぎる。
そしてやっぱり長門可愛いよ長門。アナザーもいいけど無感情な行動の中に少しずつ感情みたいなものが見え隠れする長門が本当に可愛かった。

しかし、一つだけ。表紙やイラストページで物凄い出張ってる割には朝倉の見せ場がなさ過ぎるなあと…表紙とかで半ネタバレしてるようなものだから、ラストでああいう登場の仕方をしてもあまりインパクトがない。
もっと「良い人」っぷりを見せ付けて最後で落とすとかハルヒを探すのに協力してくれるとか…とにかくもうちょっとストーリーにかかわるような動きが欲しかったかなと。

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