メイド刑事(デカ) 発売:2006.4 発行:ソフトバンククリエイティブ [著]早見 裕司 [絵]はいむら きよたか |
「スケバン刑事+家政婦は見た+水戸黄門」な
萌えにみせかけた燃え小説。
元レディース(というか元関東連合総長)の少女がメイドになって
自分を救ってくれた警察庁長官のご主人様の手助けをするために
潜入捜査を行う、という話。
水戸黄門や特撮アニメのノリな典型的燃え展開が最高。
勧善懲悪モノにストーリー展開なんて飾りです。
とりあえず燃えられればいいとおもいます!
むしろテンプレート化した燃えというかなんというか。
最後どうなるかわかってる水戸黄門を毎週ついち楽しみにしちゃうのと
同じようなもんでしょうか。キメ台詞とかあると更に良いです。
大きく見なすと「禁書目録」とかもこのタイプに入ると思う訳ですが。
国家公認の特殊メイドとか「メイドの一里塚」とか
全体的にツッコミ所満載ですがそれがまた良し。
レディースというか古き良きスケバンというかの、
ケジメとかそんな考えが全編通して主人公の思考の根底にあったりして
それがまた非常に清々しいです。
個人的には一番すきなのはIT企業のネットオークションの話。
「それで、もえってなんですか?」