“るご” の検索結果 | ページ 3 | 今日もだらだら、読書日記。

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しずまれ! 俺の左腕

 
NOCO

善良なリア充である高校2年生の篠中紳士は、ある日謎の飛来物と衝突、異世界の魔王に憑依されてしまう! 紳士の左腕を乗っ取った魔王は、その恐るべき力を用いて……ネトゲ三昧!? 「くくく、携帯をよこせ! まとめサイトを見るのだ! 」「やめろ魔王! くっ、しずまれ僕の左腕……! 」リア充から一転、邪気眼へとクラスチェンジしてしまった紳士の運命は!? 『伝説兄妹! 』のおかもと(仮)が贈る、笑いと感動の庶民派ラブコメディ、いよいよ開幕!

宝島社様より献本をいただきました!

 リア充高校生が爆発したら、左手に魔王が憑依していた。な、なにをいっているかわからねえとおもうがry←あらすじ

 左手に憑依した魔王は無類のゲーム好きだった。ことあるごとに左手を操ってはネトゲやソーシャルゲーをやりこもうとする魔王を抑えようとする主人公・紳士だけど、その行動が結果的にどうみても邪気眼にしかみえなくて……という周囲とのディスコミュニケーション具合が楽しい。

 そんな奇妙な一身同体生活を送るうちに魔王の可愛いところが少しずつ見えてきて、いつしか……という流れは少々強引に思えたけど、魔王への気持ちを自覚した後の紳士の恋する男子高校生具合はたいへんニヤニヤできました。彼女を護る為に強くなろうと思って空回りし、魔王と引き離されても彼女を助け出す為に頑張る男子高校生の妄想力マジ最強。

 個人的には、魔王を追う勇者や警察の特殊部隊が動き出してからが本番かなあという印象。浪人生で超豆腐メンタル系ヤンギレ勇者・赤井川兎や頭髪に不安のある大鳥局長とのやりとりが楽しかった。シリアスバトルの最中にヅラだの浪人だの入ってイチイチ脱力させられるグダグダ具合は好き嫌いわかれそうだけど、個人的には結構好きです。

 あと、幼なじみの2人が可愛すぎる。邪気眼認定されてクラスメイト達が距離を置いても、引きながらも以前と変わらぬ付き合いをしてくれる二人の友情って実は凄く貴重なものだとおもうんですが、正直恋する幼馴染暴走特急・巻名ちゃんが濃厚すぎて友情とか幼馴染とのほのLOVEとか感じてる場合じゃない感。健気可愛いんだけど、健気可愛いんだけどいろんないみで強キャラすぎる!!!



相棒とわたし

 

旧貴族のエッドは、大地のエネルギーを喰う核獣を狩る滅核獣師になるため、幼馴染みのラッセと共に準軍学校に入学した。相棒として彼の隣りにあることを信じていても、戦士として、そして女としては少しだけ自身がなかった。けれど王制復活を目論む反乱により、ラッセが核獣の王として覚醒してしまう。冷たい眼差しのラッセに、エッドは相棒としての覚悟を秘めて対峙し…。 (「BOOK」データベースより)

 人類が生み出した災害・核獣を打ち払う滅核獣師の資格を取るため、スノリ準軍学校に入学したエッドとラッセ。かけがえのない相棒である二人だが、エッドは女性であるが故にいつかラッセと共に戦えなくなることを恐れていた。そんな時、学校を核獣が襲うという事故が起きて…というお話。

 男女の相棒もの!なにかあるごとに互いを「相棒」と呼びあうエッドとラッセにニヤニヤがとまらない。

 なんの疑問もなく今までもこれからも当たり前のようにエッドと相棒で居られると信じているラッセとは対称的に、いつかラッセと相棒でいられなくなる日を恐れるエッドの水面下でのすれ違いもよかった。互いの関係性に執着して身動きが取れなくなるとか、青春すなー!吹っ切れてラッセへの素直な思いをぶつけるクライマックスも美味しかったです。

 しかし、メイン2人もよかったけど、エッドと同室で可憐な男前少女・マリアと至上なる閣下がかっこよすぎて悶える。時に厳しくしかし優しく生徒達を見守る教師とか正義すぎますね!


ヤツの眼鏡は伊達じゃない

 

生徒会副会長の二上衛一郎は「SS級オタク」「伝説の男」と呼ばれる凄腕のオタク。彼の眼鏡の光るところ、もはや敵なしとまで言われていた。そんな衛一郎を一方的にライバル視する、幼馴染の桐ケ谷百合の差し金で、次々と刺客が襲いかかる。アニメ、ゲーム、さらにはリア充!?そしてコスプレ勝負まで!果たして衛一郎はそのすべてを凌げるか!?―。 (「BOOK」データベースより)

 他の高校よりもちょっとオタク率の高い都立城南高校で「SS級オタク」「ギャルゲ主人公」をはじめとした様々な別名を持つ副会長・ニ上衛一郎。彼の元には助けを求める後輩やらオタク勝負を挑んでくるやつらが次々と現れる。それもこれも実は、とある人物の差し金で……というお話。

 ジャンル「オタクバトル」らしい。バトルやら何やらで事あるごとに展開される主人公のオタク論が楽しくて、そういうのが好きな人なら楽しめるのではないかと。個人的にはギャルゲー以外のオタクネタに焦点を合わせた「神のみぞ知る世界」という印象だった。色々無理があるんじゃないかと思う部分もあったけど、そういうのが気にならないような勢いで畳み掛けてくるオタク論が楽しい。時々物凄くグサっと刺さるけど!

 そしてこれだけ眼鏡男子押しなのにしょっぱなで眼鏡属性disがはじまって何事かと思った!その後も事あるごとに眼鏡ネタで笑いを取ろうとしてくるのが色々な意味で「眼鏡男子」への歪んだ愛情を感じて素晴らしい。もっとラブコメ寄せの話だとおもってたんだけど、どっちかというと高校生同士のワイワイ楽しい感じとかオタクネタに偏ってて楽しかった。

 なお、個人的にベスト挿絵は終盤の執事副会長です。っていうか表紙も含めて全体的に衛一郎の挿絵が多かったのは凄く嬉しかったのですがなぜ女装に挿絵がつかないのか。もう遍くラノベは全ての女装シーンに必ず挿絵を付けるようにって条例を作ればいいと思う。あとなんで伊佐治の挿絵がないのかと小一時間HJ文庫編集部を問い詰めたい。

 後半でいよいよ黒幕(笑)の幼馴染が登場してからは「バカップル爆発しろ!!」ぷりも酷かったですね!!お互いツンツンしてるのに外から見るとどうみてもバカップルな二人の姿にニヤニヤが止まらない。

 ……しかし、オタクネタ・眼鏡男子ネタ・バカップルネタが揃って楽しかっただけにエピローグの引きは余計だったなあ……なんかあまり話を大きくせずに校内でワイワイオタクバトルしててほしい。


はたらく魔王さま! 3

 
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魔王城(築60年の六畳一間)の庭に、異世界からのゲートが開く。そこから現れた小さな少女は、魔王を“パパ”、勇者を“ママ”と呼んだ。まさか二人がそんな関係だったなんて…とショックを受ける芦屋や千穂。だが、一番混乱していたのは魔王と勇者だった。少女は魔王城で預かられることになり、真の意味で大黒柱となった魔王は、子育てに挑戦。さらに、親子(?)三人でのおでかけもあったりで、恋する女子高生・千穂は、やっぱりヤキモキしてしまうワケで―?フリーター魔王さまが繰り広げる庶民派ファンタジー、波乱必至の第3弾。 (「BOOK」データベースより)

 日本にやってきた異世界の魔王&勇者とその仲間達が六畳一間で繰り広げる庶民派ファンタジー第三巻。今回は魔王を“ぱぱ”、勇者を“まま”と呼ぶ子供アラス・ラムスがやってきて……!?というお話。

 少しずつ、物語が核心部分に触れてきました。真奥の過去が明かされたり、恵美の持つ聖剣の正体が明かされたり。呑気に人間界で某ファーストフード店のA級クルー目指してて本来の目的忘れてるのかと思ってたけど、結構真奥もいろいろ考えてるんだなあ。なんだか魔界側にも天使側にも事情がありそうでまだまだ一波乱起こりそうな展開。

 しかしそれはそれとして、アラス・ラムスの爆弾発言から一時的に「夫婦」として振る舞うことになった真奥・恵美と彼らを取り巻く人々のドタバタが微笑ましすぎてニヤニヤが止まらない!恵美の立場にヤキモチ焼きつつも色々とほっとけない男所帯の子育てに色々アドバイスしてしまう千穂ちゃんのお人よしっぷりも可愛いのですがまさかの芦屋恋愛フラグ(ただし本人無自覚)に今後の展開を期待せざるをえない。自分のこととなると途端にわたわたする梨香可愛いです。

 一番可愛かったのは誰がなんと言おうと漆原だったんだけどね!!押しいれに避難するニート堕天使可愛いよことあるごとに皆からいらない子扱いされてむくれるニート堕天使残念可愛いよ家計が火の車なのにピザの宅配頼んでる漆原可愛いよ時々しか役に立たない漆原かっこかわいいよ!!!終盤の元大天使長の貫禄を見せ付ける漆原が可愛すぎて生きるのが辛いレベルです本当にご馳走様でした。

 漆原が押しいれの中から芦屋を懐柔して足につかってピザ食いながら事件を解決する「堕天使のメモ帳」(※神様のメモ帳のオマージュ)はまだですか!!


Zぼーいず/ぷりんせす 3

 
るご

「死神の仕事をしてもらいます」サリが告げた新たな仕事―それは、生者から命を奪うこと。「冗談じゃねえ、ふざけんな!」“姫護者”としての仕事にも慣れてきた健太郎たちだが、これにはさすがに反発する。だが、今回はどうやらワケありらしい。寿命が尽きたはずなのに元気な老婆。しかもその人は、高校の担任、張飛の知り合いで―!?姫護者たちは悩む。命とは何か。命を失った不死の自分が、命にどう向き合うべきか…。ハートフル不死者コメディ第三弾。(「BOOK」データベースより)

 姫護者として経験を積んできた3人にサリが依頼してきたのは「死期を過ぎているのに生きている人間の命を刈り取る」こと。しかもその相手は担任・超飛の恩人ともいえる人物で……というお話。

 姫護者を名乗っていてもただの人間である自分たちが命を扱うという事の重みに悩みながらも、様々な人と出会い成長していく子供達とそれを優しく見守りながらも譲れない自分のエゴを通す為に立ち向かう大人のぶつかりあいが熱かった。敵のあの人の一連の行動と発言が暖かすぎる。

 そして今回が物凄い面白かっただけに、完結の2文字が寂しすぎる。「完結」ってことになってるけど見事な「俺たちの戦いはこれからだエンド」といいますか打ち切り臭がね……なんかあまり大きな話にしなくていいから、ご近所の不思議事件を解決する的な小さめスケールの話で細々と続いて欲しかったなあ。ミロクも完結間近みたいだし、次シリーズが読めるの楽しみにしてます。

 それにしてもあとがきの

『元々はゾンビになった野郎どもがキャッキャウフフするBLみたいな話だった』
  ↑なにそれ見たかった


 あとがき冒頭のコメント見て真っ先にこう思いましたっていうか1巻のあらすじ見たときにてっきりそういう話だと思ってましたいやさすがに「BLみたい」は予想外でしたけど!!


踊る星降るレネシクル

 

空手家VS.ひきこもり。個性で戦う「ミカホシランキング」が行なわれているミカホシ学園。レンヤは、ともに格闘術を学んだ少女、瑞貴を追ってこの学園にやってきた。闘いが全てに優先するミカホシの世界にとまどうレンヤの前に、不思議なほっぺを持つ少女、すまるが現れる。「お礼なんか言わないから。こんなことされても、ランカーバトルで手かげんなんかしないからっ!」彼女の真っ赤になったほっぺに、文字が浮かび上がる。『うれしい!』『ありがとう!』。二人の出会いから生まれるのは黄金の星か、屑星か!?GA文庫大賞“奨励賞”受賞のハイテンション学園ストーリー。 (「BOOK」データベースより)

過去の事件がトラウマとなり戦えなくなってしまった主人公が、かつての幼馴染を追いかけてやってきた街で落ちこぼれ少女の“師匠”を頼まれて……というお話。

傷つける事を恐れて戦いから逃げている主人公・レンヤと母の影を追い求め、どこか空回りしているヒロインその1・すまるが少しずつ精神的にも肉体的にも成長していく姿がとてもよかった!!最初は弱かったすまるがレンヤの何気ない一言によって劇的に成長し、最後はレンヤを引っ張り上げる役割を果たす事になるクライマックスが本当にヤバイ。もう1人のヒロイン・幼馴染の瑞貴とのやりとりにも随所でニヤニヤが止まりませんでした。

主人公2人も美味しいんだけど、個人的には事あるごとにレンヤに愛を囁きまくるすまるの幼馴染・乾が大変美味しい。万人を愛する“両刀使い”っぷりもさることながら、自らの能力故に悩み、葛藤する姿が大変良かったです。最終決戦目前の彼の独白を聞いた後で中盤の展開を読み返すと、彼のレンヤとすまるへの“愛”が決して形だけのものじゃないと伝わってきて、胸が熱くなる。それにしても、メインヒロインズはそんなことないのにこの作品脇役女子キャラの腐りっぷりが酷い。「腐海の女王」とか、まさしくそのまんまですね!!

個人的には「レネシクル」を使った異能バトルシステムが物凄く面白いのに、結局メインの3人が割とまともな格闘術で戦っちゃってるせいでその辺の面白味を味わいきれなかったのが唯一残念でした。もうふやカタナみたいな異色能力のバトルがもっと見たいなあ。その辺は続編に期待。


Zぼーいず/ぷりんせす2

 
るご

今度はとつぜん幼女が増えた!? 「生き返ってやる! 絶対に!!」決意を胸に“姫護者”になった健太郎たち。姫のクリクリ(三歳)のお世話にも慣れたある日、遊び場で小さな女の子と出会う。「……く、くるしゅうない……」それが、”イレギュラー”を巡る新たな事件のはじまりだった! 「下僕のみなさん、お仕事です」「だから、ひと言多いんだよ!」そんな時、クリクリが何者かに攫われる。生徒も教師もゾンビのように彷徨う学校で、一体何が起こっているのか――!? ハートフル不死者コメディ第二弾!

ょぅじょ(と残念な人)が増えた!!

ひょんなことからようじょ 死神のお姫様に魂を食べられてしまった高校生3人が生命を返してもらうため、ようじょのお守り “姫護者”となる不死者コメディ第2巻。

死神姫・クリクリに続いて、ょぅじょ 天界のお姫様・エルエルが登場して彼らの引き起こした「イレギュラー」騒ぎでひともんちゃく……というお話なんだけど、とにかくエルエル側の付き人二人の残念具合が酷い(褒めてる)。 変態紳士という名のロリコンを患う残念すぎるイケメンと、男子高校生同士の絡みが大好きな腐天使の組み合わせってどういうことなんですか!!腐天使はもっと男子同士の絡みを促進させていいのよ!!!(聞いてない)

それにしても、メインのストーリーも良いけど高校生5人の仲良し具合が美味しいなあ。特に前巻で健太郎と文吉に命を救われる形となり、仲良し4人組に加わる事になった双六と4人のやりとりがイチイチ美味しかった。個人的には(一葉さん的な期待もやや含めつつ)男子3人の仲良しっぷりがもっと見たい。


Zぼーいず/ぷりんせす

 
るご

今日からいきなり3歳児の下僕!? 田口仙年堂が贈るハートフル不死者コメディ、第一弾!
「おなかすいた――――――!」 ある日拾った迷子の幼女は、何と死神の王の娘。命を食われた健太郎と文吉は、死神姫の眷属『姫護者【クレイドル・ガーダー】』になってしまった。命がない=死なない体=ゾンビ。そして立場は姫(三歳)の下僕。「冗談じゃない!! 元に戻せっ!」 けれど瞳クリクリの可愛い笑顔にほだされて、なし崩しにワガママに振り回されてしまう二人。「だからオレ達は下僕じゃねえ!!」 一方、その頃街では通り魔事件が起こっていて――。

些細なことをきっかけにして幼い死神姫・クリクリに魂を食べられ、“姫護者(クレイドル・ガーダー)”と呼ばれる存在になってしまった普通の高校生・健太郎と文吉。殺しても死なない/怪我しても痛くない/すぐに治る身体になってしまったことに戸惑ったりしつつ、無邪気なお姫様の「子育て」に振り回される日々を送っていたが……というお話。

人間の理から外れた存在になってしまっても、あくまで普通の高校生な主人公達の悩みや葛藤がすごく良かった。“姫護者”なんて大そうな名前がついていても「死なない」「痛くない」以外はあくまで普通の高校生で、世間を騒がせてる“通り魔”なんかにはかなうわけない。身近な友人が死後の世界に旅立とうとしていて、何かが出来そうなのに何もできない。そして大切な人を目の前で理不尽な形で失うことになって、自分たちは死なないのに見ていることしかできなかった二人の悲痛な思いに胸が痛くなる。

「死神姫」であるクリクリを狙う勢力の存在をはじめとして、今後にいろいろ含みを持たせたシリーズ導入編という感じでありましたが、重い設定ながら重くはなりすぎず、田口さんの作品特有のハートフル疑似家族成分は見失わない感じでとてもおもしろかったです。

まだまだょぅじょなお姫様とその従者のサラ、そして「姫護者」となった面々のかかわりとか、ゾンビになった男子組のキャッキャウフフ具合とか、とにかく今後がとても楽しみ。


読了記録まとめ[2011年2月分]

2月のラノベ読了冊数は10冊でした。久しぶりに2ケタ乗せたよ!積読もちょっと崩したよ!やったねたえちゃん!
(でもファミ通文庫とガガガ文庫が残ってるよ!)

マンガは再読祭をしたり何故か突然BLマンガ祭をしたりと様々な意味でバラエティ豊かでした。
商業BLは年に1回くらいの不定期で「読もうかな周期」が来ます。
そういう時期がほんとにあります。不思議です。

オススメされたもの2つ+表紙絵見て気になったものの3作品を読んだのですがどれも物凄く面白かったです!もどかしい関係はよいもの。
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