ょぅじょ(と残念な人)が増えた!!
ひょんなことからようじょ 死神のお姫様に魂を食べられてしまった高校生3人が生命を返してもらうため、ようじょのお守り “姫護者”となる不死者コメディ第2巻。
死神姫・クリクリに続いて、ょぅじょ 天界のお姫様・エルエルが登場して彼らの引き起こした「イレギュラー」騒ぎでひともんちゃく……というお話なんだけど、とにかくエルエル側の付き人二人の残念具合が酷い(褒めてる)。 変態紳士という名のロリコンを患う残念すぎるイケメンと、男子高校生同士の絡みが大好きな腐天使の組み合わせってどういうことなんですか!!腐天使はもっと男子同士の絡みを促進させていいのよ!!!(聞いてない)
それにしても、メインのストーリーも良いけど高校生5人の仲良し具合が美味しいなあ。特に前巻で健太郎と文吉に命を救われる形となり、仲良し4人組に加わる事になった双六と4人のやりとりがイチイチ美味しかった。個人的には(一葉さん的な期待もやや含めつつ)男子3人の仲良しっぷりがもっと見たい。
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俺の妹がこんなに可愛いわけがない8
「私と付き合ってください」新たな局面を迎えた恋愛模様。そして―「きょうちゃん。―おこるよ?」「貴様等、そこに並んで正座しろ!」「恋人ができたそうですね、お兄さん」俺の全方位土下座外交が幕を開けた。幼馴染みに三年ぶりのマジギレ予告をされたり、あやせに火あぶりにされかけたり―「五更日向です。―こっちは末っ子の珠輝」新たな登場人物も加わって高校生活最後の夏休みは毎日が大騒動だ。そんなある日、黒猫が『運命の記述』と題された予言書を見せてきて…?予言書に秘められた少女の“願い”とは!?兄妹の関係にも一大転機が訪れる、シリーズ第8弾。 (「BOOK」データベースより)
桐乃とのアレのあとで黒猫からの爆弾投下……というわけで、色々とどうなるか不安だったシリーズ第8巻だけど、最終的に凄く綺麗に落ち着いたなあ。
“白猫”になったり“神猫”になったり……と、京介と付き合うことになって物凄く舞い上がってる黒猫が可愛すぎるんだけども、同じくらいに大切な親友と大好きな兄貴の間で板ばさみになる桐乃が可愛すぎる。黒猫と桐乃がお互いをどれだけ大切に思っているのかが伝わってきて、可愛くて仕方がなかった。黒猫が描いた『運命の記述』の最終ページが示すように、彼女としては「京介と付き合う」ってことは同時に二人の横に桐乃が居ないと成立しない話になってるんだろうなあ。不器用な愛情が、本当に可愛い。
そして兄貴は巻を追うごとに残念になっていく(褒め言葉)。土下座しまくったり、自分のコスプレが叩かれてるのを見て凹んだり、あやせの呼び出しに尻尾振って飛んでいったり、黒猫とのやりとりに舞い上がったり……と残念な気持ち悪さも最高潮です。京介は一度自分を鍛えなおす為に御鏡とお付き合いしたらいいんじゃないだろうか(瀬菜を悦ばせる意味でも)
京介が黒猫の“人生相談”を受ける……と見せかけて、最終的には色々な面で成長した桐乃が京介の“人生相談”に乗って一肌脱いであげるという、初期の「俺妹」と鏡合わせのような展開がとてもよかったです。兄貴の背中を押す桐乃が死ぬほどかっこよかった。これは良い最終回(←あくまで比喩表現であり、本当に完結したわけではありません)
しかし、個人的には綺麗にまとまりすぎて次巻以降どうするんだろう?という疑問が……
読了記録まとめ[2011年4月分]
4月のラノベ読了冊数は6冊でした。
殆どよめなかったのはスパコミの原稿でわたわたしてたのもありますが、主に第二次スパロボZが来ちゃったせい。
コードギアスとかグレンラガンとかガンダムダブルオーとか(自分は見てなかったけどマクロスFとか)、ここ数年の人気ロボットアニメが一気に参戦してくれたので正直たまらんです。まだ序盤なんだけどカミナとルルーシュのやりとりが気になりすぎて生きるのがつらい。狙撃手組は狙撃手同士判りあっちゃっててやや複雑な気持ちになります(終盤の展開的な意味で)
あとは色々な所で話題になってるけど、刹那とヒイロの同境遇無口キャラコンビの掛け合いが面白いです。何故ここに宗介が居ない(真顔)
月末は「ハチミツとクローバー」マラソン。とても面白かったけど、この物語を最初から最後まで一気に読むのはまるでトライアスロンに挑戦するようなものでした……登場人物たちの強い想いが時にあまくて、時に重くて。ラブコメかとおもっていたけど、むしろ青春物語というか成長物語というか、そんなお話でした。面白かった。
読書メーターのまとめツールのデザインがイマイチ気に食わなかったのでマクロ一括置換で手直し。
記事の最後に覚書でいじったところをまとめてあります。
ていうか、せめて独自クラスを設定しておいてくれると弄り易くなるんだけどなー。
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いつか天魔の黒ウサギ 紅月光の生徒会室3
「いつか天魔の黒ウサギ」の短編シリーズ第三巻。イズミはすっかり短編側でもレギュラー化してるのに、セルジュ&ハスガ兄弟は相変わらず空気だなあ……
とりあえずケース3「男子の秘密のハードディスク」が俺得すぎて困った。ひょんなことから月光と大兎がヒメアの作った異世界にふっとばされてしまうお話なんですが、散々罵りあいながらもなんだかんだで仲が良い二人のやりとりと、敵が出てくればやっぱり罵りあいながらもしっかりお互いの立場を把握しつつコンビネーションを発揮する二人の姿に萌えた。その二人をニヤニヤ見守る女子陣の暢気具合も可愛い。っていうかあそこに混ざって男子組を見守りたい。
しかし、今回一番ツボに入ったのはケース4「早退します、雨だから—」であるといわざるをえません。猫に翻弄される月光が可愛すぎるうううううう!!!散々悪態をつきながら、この人間違いなく猫好きですよね!!猫にすら自分の気持ちをまっすぐに表せない月光がマジツンデレ可愛い。
そろそろ短篇の時間軸が本編未読部分メインになってきたので、いい加減放置していた本編も読まなきゃなあ……
それゆけ! 宇宙戦艦ヤマモト・ヨーコ[完全版]3
外伝optシリーズ1巻『薔薇のストリーム』と本編5巻『合わせ鏡のラビリンス』を収録した完全版第3巻。
『合わせ鏡のラビリンス』が4巻収録予定の『時計仕掛けのラビリンス』に続いているので、どうせならそこは1冊で読みたかったなあ…!って気持ちもなくはなかったのですが、opt1収録の『謀略のテレパシー』がさりげなく本編に絡んでくるからこの収録順じゃないとダメなんですよね。NESSの内部争いも本格化する中、テンツァー達がいよいよヨーコ達の正体に感づき始めたり、オールドタイマーがいよいよヨーコ達に絡んできて、ちょっとシリアス度の高い1冊でした。ただし『薔薇のストリーム』は除く。
なんだかんだで仲良くなっていくヨーコ達とレッドスナッパーズの皆様の姿にニヤニヤ。文化祭の準備をなし崩しに手伝わされる彼女達がとても可愛い。描き下ろしで普段とは違った姿を覗かせるロートや『薔薇のストリーム』でのあの人たちとの絡みなどなど、なんだかんだでレッドスナッパーズがとても可愛い1冊でした。そしてさりげなくゼンガーに協力する裏で、自らの行動に疑問を感じ始めるシルヴィが印象的。
しかし、全体的にシリアスな話が続く中で、しょっぱなに収録されている『薔薇のストリーム』のはしゃぎっぷりが輝きすぎてる……まどかのあの発言は、初版刊行時にリアルタイムでアニメっ子だった世代にはほんとニヤニヤが止まりません。ええ、リアルタイムで見てましたから!無印からSuperSまで見てましたから!!
元ネタがわからない!という平成っ子はとりあえず「タキシード仮面 名台詞」で動画検索するといいんじゃないかな!
Re(アールイー):4 バカは世界を救えるか?
「……君がコーイチか」
全てを知った上で、明日菜はアルルがそう呼んでいたように、光一の名を呼んだ。
受け継いだ約束を??彼にもう一度返すために。
急展開のシリーズ4巻。前巻で真実が明かされたときも衝撃だったけど、明日菜の回想という形で語られる「一周目の世界」の姿が衝撃的。そしてそこから続く、終盤の展開に呆然。面白いっていうかもう、なんというか、この展開は凄い。
『シェード』という言葉の意味と、「一周目」の光一達の姿を見た時の衝撃といったら。かつての世界の記憶をたった一人受け継いだ明日菜がどれだけの想いで『シェード』をつくり、この7年の間アルルの為だけにひたすら報われない孤軍奮闘を続けてきたのかと考えると、胸が苦しくなる。
一方で明日菜の記憶を覗いてしまったことで真実を知った光一が周囲の人々に励まされ叱咤され、再び立ち上がる姿が印象的でした。本当にどこにでも居る臆病な少年でしかないから、重すぎる現実には打ちのめされるし凹むし逃げ出したくなったりもする。それでもへっぴり腰でも前を向いて、日常と非日常、相反する両方を守ろうとする姿が熱く、頼もしい。
光一が「非日常」を愛するのと同じくらいにどれだけ「日常」を愛しているかが前半でたっぷり描かれているからこそ、終盤の展開が辛かった。ありとあらゆる意味で奪われていく「日常」の姿に、ただただ呆然とした。そして最後で明らかになったラスボス……『神』の正体がええええええええそうくるのかああああああ!?
しかし、こんなに面白いのに次巻で完結って……!!
光一の幼馴染達、明日菜と板介、すっかり光一と仲悪コンビとして定着した「能力泥棒」さん、そして思わぬ本性(?)を覗かせた矜持のアルル溺愛っぷり……と、メインキャラだけでなくサブキャラもどんどん魅力的になってきて、彼らの活躍をもっと見たい!と思うんですが……番外編でも短編集でもいいので、もうちょっと彼らの動く姿が見たいです。ついでにどんどん影が薄くなっていくロリ宮にも光を当ててあげてくださいお願いします。
レイセン File2:アタックフォース
話自体は普通に面白かったんだけど、書き下ろしの番外編の分量が多すぎて本編があまりにも物足りない。前半の新たな敵「フォース」との顔合わせや修業話が面白かっただけに、肩透かしを食らった気分が否めませんでした。
番外編も面白いことは面白かったんだけど、「レイセン」本編とは雰囲気が違いすぎて…うーん……短編集とかなら、気にならなかったんでしょうけど。本編・番外編で今回大活躍した葉多恵さんは「ミスマルカ興国物語」からの出張キャラらしいですね。
2巻が色々な意味で中途半端なところで終わってるので、3巻でどういう風なところに落としてくるのかが気になります。
機巧少女は傷つかない5 Facing "King's Singer"
シリーズ第五巻。機巧魔術/自動人形とそれを巡る学院や各国の動き、学院内部の各勢力の動きが活発になってきて盛り上がってきました。
4巻の展開を経てより絆を強くした雷真と夜々のやりとりにとてもニヤニヤするんだけど、それ以上に仲間たちとのやりとりがたまりません。女子周辺はちゃくちゃくと雷真を真ん中に据えたハーレム化が進んでいるわけですがそんなことより最近めっきりデレが表面化してきたロキとかロキとかロキとかロキとか。(ついでに、シャルの腐化はどこまで進んでしまうのかも気になるところ……)
機巧魔術を封じ、人形のコントロールを奪ってしまうという強力な能力を持った敵に対し、限られた戦力と時間の中で立ち向かうという展開がとてもアツかったです。新キャラ・エリアーデ教授とエヴァンジェリンの疑似親娘関係も凄く良かったなあ。雷真のパワーアップフラグも見えて、次巻は修業回かしら、とか余計な期待。
しかし、メインだったはずの夜会はいよいよ一時中断かあ……2巻以降ずっと影が薄い影が薄いって思っていたら!システム自体は面白いと思うので、後の巻で復活するならもっと夜会メインで話を組み立てたお話も見たいです。次巻で打ち切りか?という話題も一時流れたけど、あとがきをよく読むと別にそういう意味ではないように思えるので、とりあえずひと安心。
戦国アンジェリーク 太陽の国と炎の使者
しかし、次にエルンストから発せられた言葉は、意外すぎるものだった。
「クラヴィス様が、毘沙門堂にこもったまま出てこられないのです!」
な ん か じ わ じ わ く る
アンジェリークのキャラが武将になっちゃった☆というコーエーの二大得意分野「乙女ゲーム」と「歴史物」の悪魔融合。おもいっきり怖いもの見たさで買ってしまってすいません。歴史を題材にした乙女ゲーがウケてるから便乗とかそんな流れなのかもしれませんがなにかこれは……違う気がします!!!戦国時代なのに明らかに日本人じゃない人達がキャッキャウフフしてるこのぬぐえない違和感をどうしたらいいのか。とりあえずお前ら日本人なのか外国人なのかはっきりしてください。
物凄く違和感のある名前と風貌の人たちが戦国時代を舞台にキャッキャウフフするお話です。良い意味でも悪い意味でも本当にそれだけです。歴史物の得意なコーエーだから、もうちょっとこう歴史ネタを絡ませてくるのかなあと思ったけど予想以上に歴史分薄い気がする。つかこいつら戦国武将なのにまったく戦ってないんだけど、いいの?(原作はコミック版の方みたいなので、そっちでは戦ってるのかもしれませんが…)
基本的には本来のキャラクター名呼びになるので読んでるうちに名前に関する違和感は慣れてしまうのですが、時折差し込まれる挿絵とかがやっぱり違和感でじわじわ笑いがこみあげてきます。とりあえず名前に関しては「千・ルヴァ・利休(せんの・るヴぁ・りきゅう)」の、本来一続きで読まないといけない名前を強引に区切りました感と、「フランシスコ・リュミエール・ザビエル」の微妙な韻のふみ具合がとてもツボに入りました。もうフランシスコ消していいよ、みたいな。
イロモノ的な意味で一番じわじわ来たのは上杉編ですが、一番物語として面白かったのは支倉遣欧使節として伊達政宗本人が海を渡っちゃう伊達編かな。歴史ネタとのリンクも多かったし、伊達・オスカー・政宗様のクサいセリフの数々は戦国とか関係なくとてもこっぱずかしくてとてもよかったです。キャラクター的にも、一番違和感なかったような(※ただし、髣髴した脳内イメージは戦国BASARAの奥州軍である)
読了記録まとめ[2011年3月分]
3月のラノベ読了冊数は19冊でした。久しぶりに読んだ。
「Pandora Hearts」の最新刊が凄すぎて思わず本誌で続き読んだらますますすごかった。アニメしか見てない人も未読の人も今からでいいからぜひとも読んでほしいです面白くなるのがちょっと遅いですが基本的には6巻くらいからが本番だよ!!貼りめぐらされた伏線を丁寧に回収していくのが本当に凄い作品です。
ラノベでは「ムシウタ」の最新刊が本当にすごかった……そしてノベライズだけど「シュタインズゲート」の完結編も本当にすごかった……
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