まりあ・ほりっくアンソロジー | 今日もだらだら、読書日記。

まりあ・ほりっくアンソロジー

   
原作
遠藤 海成

『まりあ・ほりっく』の世界を、五人の作家が独自の切り口で描き出します!かなこがデジカメを手に入れたら、心霊写真が写っちゃった!?(『加虐的除霊のおはなし』)ある雨の日、穂佳さんは可哀想な毛ガニを拾ってしまい…(『ツンデレ少女と脱走したカニのおはなし』)くまたん先生に頼まれた桐さんは、放課後の学校でかなこを捜すが…(『かなこさんをさがせ!』)隆顕さまがほんとにジゴロになっちゃった!?(『悪魔に憑かれた女の子のおはなし』)壊れてしまったかなこを茉莉花が一刀両断!(『ISLAM DUNK』)お馴染みのキャラが繰り広げる、ひと味違ったまりほりワールド。 (「BOOK」データベースより)

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百合娘で美少女に目がない主人公・宮前かなこが女装してお嬢様女子校に通う少年・鞠也の正体を偶然知ってしまって…というドタバタラブコメ「まりあ・ほりっく」を題材に、MF文庫Jの人気シリーズを手掛ける作家&絵師達のコンビで書きおろした短編をまとめたアンソロジー。

参加されてるコンビの作品で読んだことあるのは「えむえむっ!」と「ラノベ部」、作者単体だと日日日作品は既読、というくらいでしたが、「まりほり」をやりながら各作者の作風が押し出されたお話になっていて、原作をある程度知ってないと楽しめない部分はあるもののまりほりファンとしても各シリーズのファンとしても楽しめる印象でした。

個人的にはやはりえむえむっ!コンビの「加虐的除霊のおはなし」が一番好きだったかな。違和感なさすぎ…

「加虐的除霊のおはなし」 松野秋鳴&QP:Flapper(「えむえむっ!」)
幽霊に取り憑かれた(?)かなこを、鞠也と茉莉香が徐霊しようとするお話。
さすが「えむえむっ!」の松野さんと言うべきか、鞠也と茉莉香のドSっぷりに全く違和感がありません。かなこさんの一人称で進行する物語も全く違和感がなく、普通に原作の一編を読むような気持で楽しめたかも。

しかし、これの違和感のなさが半端なかったため、後に続く短編がかすんで見えてしまった気が…これは大トリにもってくるべきだったと思うんだけどなあ。

「ツンデレ少女と脱走したカニのお話」 志瑞 祐&絶叫(「やってきたよ!ドルイドさん」)
穂佳さんが何故か雨の中、カニを拾ってドタバタするお話。
普通にほのかさんって誰とかいって、人物紹介ページを確認したりなんかシテナイヨ!

なぜかカニに情が移ってしまった穂佳&かなこが寮長先生ことGODの目から蟹を隠そうとするのですが、「なんでカニ?」というツッコミを始めとして、不条理すぎる様々な展開を勢いで押し切る感じの一編。オバカで笑える。

「かなこさんをさがせ!」 平坂 読&よう太(「ラノベ部」)
行方不明になったかなこさんを探す桐さんの話。なんか綺麗に落としてたけど、なんだかんだとこの3人、かなこのことあんまり「友達」だって思ってないよね!?知り合いという部分に強調表現がされてたり、色々3人の中でのかなこの(いろいろとあんまりな)位置が伝わってくるお話でした。

平坂先生はバー●ャルボーイと触手に愛を注ぎ過ぎです。

「悪魔に憑かれた女の子のおはなし」 志茂 文彦&緋賀ゆかり(「乙女革命アヤメの!」)
お堅い先輩・石馬隆顕様が突然プレイボーイ(プレイガール?)になる話。
とりあえず最初から最後まで百合全開。オチもきちんと百合で締める徹底ぶり。女子校ならではの歪んだ恋愛関係に満ち溢れてます。そういうのが好きな人は読めばいいよ!

「ISLAM DUNK」 日日日&鈴見敦(「魔女の生徒会長」)
かなこさんが突然萌えキャラ化して、鞠也たちがなんとか戻そうとするお話。
茉莉香さんの一人称で物語が進むのですが、なんか色々とカオス。

何はともあれそのオチはないわーって思った。