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ラノベ部2

[著]平坂 読 [絵]よう太

高校に入って1週間ほどたった頃、付き合っていた彼氏に振られたばかりの美咲が幼馴染である竹田の家に現れる。彼女は突然「ラノベ部」を作りたいと言いだし、竹田に3冊のライトノベルを渡して去って行くのだが……“軽小説部”創設秘話も収録したシリーズ第二弾。
   個人的お気に入り度数
ライトノベル部こと「軽小説部」の面々が部室で他愛もないことを語り合ったりする学園小説。今回は何故か部室でコスプレしたり新キャラが登場したり、ラノベ部の設立秘話が明かされたりします。

相変わらずラノベやマンガ・アニメ関係のパロディ台詞やラノベ好きには「あるあるwww」なネタが満載で、じわじわと笑いがこみ上げてきます。特に暦&リアの本棚とインターネットに関するやりとりには首がもげるほど同意したい。本棚に本じゃなくてぬいぐるみを飾るなんてリア充すぎる!インターネット時間泥棒すぎる!!!あと今うちの本棚3段で入れてるのでマジで板抜けが心配です!

コスプレの話とリレー小説の話、「入れ替わり」の話がお気に入りです。コスプレの話はラストの暦の行動がホントに可愛いなあ…!!というか、事あるごとに皆の知らない所で文香の挙動1つ1つにキュンキュンしてる暦の姿に、こっちまでキュンキュンしてしまいます。綾先輩がコスプレしていたキャラ(もえ●ん)は、最初普通にストパンだと思ってました。あと竹田にコスプレさせようとしてギアスのコスチュームを薦める→「女子の制服しかない!」→「違う、間違っているぞ!」の流れは秀逸すぎて噴いた。リレー小説は個性丸出しの部員達の文章のむちゃくちゃな繋がりにニヤニヤした後、ラストの文香パートで盛大に決壊。入れ替わり話も綾先輩の腐女子妄想を真似ようとして何がなんだかわからないことになってる文香の発言に笑い転げてました。

あと、「メタフィクション」に関する考察が普通に面白かったです。普段から意味をあまり理解しないでなんとなくーで使っている言葉というのもあるけど、やはり最近良く話題になるキーワードだから面白かったというのもあるかも。そしてさりげなくメタ考察の中にラノベパロが入ってるあたりが流石過ぎる。(“他の小説に実名で登場する”“かーずSPとアキバblog”=まんま「俺妹」の某有名台詞ですよね?あまりにもさらっとまざってるので最初ぜんぜん気づかなかったよ!!)

本編の合間に挿入される1年前のお話は、1巻の文香と似たような経緯でラノベに(文香よりも遥かに深く)ハマってしまう竹田の姿にニヤリとしたり、綾と美咲の腹を探り合うような会話にニヤリとしたり、ラノベをバカにする他の部の先輩をマシンガントークでやり込める堂島に萌えまくったり。いいなぁ、堂島、いいキャラだなあ…!!章タイトルの使い方も上手かったです。そしてラストの美咲と竹田の会話にはなんだかホロリときた。お互い「かけがえの無い相手」だと同じように思っているはずなのに、それでもその想いの向け方がまるで違っていて…。さばさばした二人のやりとりが印象的でした。

竹田が「ジャンルにとらわれない」と評したライトノベルそのものと同じように、部に入ろうと思った経緯も読書に対する姿勢もそれぞれ全く違う彼らが、和気藹々とそれぞれの好きなモノについて語り合う姿が1巻よりも明確になったように思えて、とても面白かったです。あと暦の可愛さは異常。竹田と文香の仲を応援したいと思いつつ、暦のひそかな恋が実ってほしいと思ってしまう複雑な乙女心!!(笑)3巻も楽しみにしてます。

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