普段の本編とあまり変わらないお話+2年B組修学旅行話+碧陽学園の生徒会の選挙システム誕生秘話+αを収録した外伝シリーズ第三巻。
良くも悪くもいつも通りな短編についてはもう素直に楽しんだというか特に語る事はないのですが、やはり面白かったのは修学旅行と生徒会システム誕生秘話。修学旅行話はもう、巡の視点から見える杉崎の姿(※やや乙女フィルター装備)が可愛くて可愛くて、ニヤニヤが止まらなかった。そして杉崎はつくづく女殺しだ……普段の対同級生用のおちゃらけた態度とは逆の紳士的な杉崎だったら間違いなくモテモテだろうに。…まあ、なんていうか、普段の杉崎はわざとおちゃらけてフラグぶちこわしている印象すら受けるんだけど。
そして10年前の生徒会を、当時の生徒会役員の日記という形で描いた「始まる生徒会」
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なぜだ、なぜ女(←ネタバレ)なんだ!!!!!
いえ、知ってたんです。うっかり先に挿絵を見て気づいてたんです。でもその現実から目をそらしたくなるほど日記が……自分的に男子萌えだったから……畜生おおおおおおおお!!!!!!!!
希咲を取り合う二人をあわせた三角関係も激しく萌えだったんだけど、うっかり暇だったからカマクラ作っちゃうとか……なぜか読者想定して書かれてる日記とか……おもわせぶり全開なのにやる気ないとか………バレンタインでチョコいっぱいとか……おかえしとか……冷酷にみせかけてツンデレで独占欲丸出しな生徒会長とか……努力型のいい人で明らかに気のある親友とか……もう希咲、男でいいじゃないか。男でいいじゃないか。大事なことなので2回言いました。
とりあえず色々他にも面白かったポイントはあったのですが希咲が女だった(ネタバレ)という現実があまりにもつらかったので本日の感想はこの辺で終了したいと思います。
生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3
著
葵 せきな絵
狗神 煌「反吐が出る。生徒会がキライだ。碧陽学園が大キライだ」私立碧陽学園生徒会―そこは、美少女メンバー四人が集う楽園だが、その楽園が形成されるまでの道のりは、苦難に満ちていた。かつて、碧陽学園に存在した闇…金、権力、暴力を手に、すべてを覆いつくさんとする深い闇。それを打破した人物とは―!?たまにはシリアスもいいじゃない、ファンタジア文庫だもの。と、思いきや。デレないツンデレ・凶暴アイドル・微妙超能力者・BL美少年と行く、奇想天外ぶらり湯けむらない京都の旅(つまり修学旅行)も収録。そして、なぜ真冬は表紙でスク水なのか。夢か幻か読者サービスか、その謎に迫る!…ってことはいつも通りか。 (「BOOK」データベースより)
コメント
『生徒会の火種』の感想レビュー(ライトノベル)
富士見ファンタジア文庫のラノベ、『生徒会の火種 碧陽学園生徒会黙示録3』(葵せきな先生原作、狗神煌先生イラスト)が発売中です。
表紙は真冬のスク水姿。
あざとい!だが、そ...