「お前を……お前をサポートしにきたぞぉ、こんちくしょお——————————!」
「ええええ!?なにこの異様なツンデレ!ちょ——ええぇえええええ?」
生徒会室でただ駄弁ってるだけな生徒会シリーズ第八弾はそろそろクライマックス突入の兆しを見せつつもまさかの「あの人」が再登場+なにこの素晴らしいツンデレっぷり。ベタな展開ではありますが、かつての敵がなんだかんだ言いながら仲間(?)になる展開には燃えざるをえない。
「ハーレムを作る」という野望が、「皆を幸せにする」という独りよがりではなく「あくまで俺の幸せの為」と割り切った所は個人的には好印象。幸せにする為最大限の努力はするけど、特定の誰かを「一番」に出来ない愛し方が相手を傷つけないはずが無い。自分だけではなく相手を傷つける覚悟までした上で「それでもハーレムルートを目指す!!」というのならばもう、どこまでも行っちゃって下さい、としか言えないよな。まぁ、自分だったら付き合おうとは到底思えない、とは思うけれども。そして遠まわしな枯野の激励の言葉に、胸が熱くなる。ほんと、こいつ再登場したらよいキャラになりやがって……。
本編のほうでは前々から短編の方でデレの兆候があった深夏がほぼ陥落状態。「回収する生徒会」でお互いにヤキモチを焼きあう二人の姿にニヤニヤしました。ある意味、4人の中なら一番お似合いなのは深夏だと思うんだけどなあ。そして「本音の生徒会」ではまさかのあの人が内心デレッデレだったと発覚!!言葉や態度とはウラハラのホンネぶりにニヤニヤが止まりませんでした。
真冬ちゃんはある意味杉崎の同類ポジションで落ち着きつつある気がするので、あとはいよいよ会長攻略か!?というか、そろそろクライマックスに突入しそうな勢いですが、全何巻シリーズになるのか、それが問題だ。
鍵がちゃんとエロい格好で表紙に登場してくれるのか、それが問題だ!!
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『生徒会の八方』の感想レビュー(ライトノベル)
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