ロクでなし魔術講師と追想日誌 7 | 今日もだらだら、読書日記。

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ロクでなし魔術講師と追想日誌 7

 

グレンと結婚した相手は――教え子たちの花嫁の座・争奪戦!?
突如セリカが開催したグレンの花嫁コンテスト。さらに、未来でグレンの子供をチェック!? ドキドキなシスティーナ、気合が入るルミア、食い気優先リィエル。結婚相手は誰に!? 特務分室の絆を描く書き下ろしも!

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原作がシリアスになればシリアスになるほどこっちのキレ具合が上がっていく気がするのはどうしてか…ラブコメとしてもギャグとしてもどっちもキレッキレで面白かった!!そしてなにより、過去編の輝かしさが凄い。これまでずっと重い話が続いていたのはあるけど、彼らにもこういう瞬間があったのだ……というのにはどうしようもなく救いを感じる。

コメディ推しからラブロマンスまで、このラブコメ推しがすごい

システィーナ&ルミア&リイエルのヒロイントリオに加えてイヴ参戦と、珍しくラブコメ度数高めの一冊。グレンの嫁決定戦が開催される「最強ヒロイン決定戦」からはじまり、システィーナ達が未来で自分の娘と出会う「未来の私へ」で閉めるの、色々な意味で構成が強いなという感じ。セリカの親バカ炸裂+乙女心が暴走したルミアがうっかり乗っかってしまうグレンの嫁決定戦とかもはやラブコメを通り越して狂気を感じるんですけど、要所要所で必死にもっと前に進みたいというルミアの必死な思いが透けて見えるのが良かった。未来の娘の話はオチの「ですよね〜〜〜」感がすごいけど、こちらもなかなかの狂気感。

そんな中、イヴがメインの短編「秘密の夜のシンデレラ」の甘酸っぱさが凄い。学院ではデキる女教師として通っているイヴがその外面を維持するために期間限定で秘密の副業をする…というお話なんだけど、世間知らずのお嬢様だった彼女が同じ店の新人ボーイ・ダレスのアドバイスを受けながら夜の街で成り上がっていく姿が爽快だし、そんな生活の中で少しずつダレスに惹かれていく姿が甘酸っぱくて仕方がない。

まあ男の正体は推して知るべしなんですけど(あれだけ自信満々な二人が全くお互いの正体に気づいていないのがまた…!!)、あれだけ甘酸っぱいオトナの恋物語をやりながら、魔法が解ければ元の二人に戻ってしまうというタイトル通りのシンデレラのような関係性が最高に楽しかったです。いやほんとうにシスティーナ達内輪もめしている場合ではないとおもうんですよね……。

この話、これまでの中でも最高に好きな短編だったんですが、グレンのは自業自得とはいえイヴの赤貧生活を見ていると学院側はもうちょっとお給料出してあげてもよいのではとか思わなくもな…いやでも確かに、一流の服も一流の化粧品も無限にお金がかかるもんな……。

特務分室、その栄光の一日

書き下ろしの過去編「特務分室のロクでなし達」は特務分室に入る前のクリストフと特務分室の面々がとある事件を解決した時のお話。

これまでの過去編が一貫して誰かの挫折や絶望を描いたお話が多かったこともありますが、特務分室の面々が一同に会して犠牲を出さずに事件を解決するこのお話がめちゃくちゃに楽しかった!!過去編では家の関係で良くも悪くも本領を発揮できないことの多かった特務分室時代のイヴが突発的な事件への対処で自由に司令塔として動けているのもそうなんですけど、あのジャティスが味方になるとこんなに頼もしいものかと。絶望的な状況をいともやすやすとひっくり返していく特務分室の面々が眩しすぎて、そりゃクリストフも王室親衛隊を蹴って特務分室に入っちゃうよなあ。

グレン本人やイヴの口から語られる「特務分室時代」ってどうしても彼らの人生の暗黒期みたいな印象が強かったんですけど、そんな彼らの過去にこんなにも眩しい一瞬があったのだいうことが本当に嬉しくて、とてもよかったです。あとほんとうに味方になったジャティスが心強すぎてまた共闘できたりしないもんかなと期待してしまう。いやアイツ17巻はアレだったけど絶対ひょいっと復活するって信じてるからな……。

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