大規模作戦が敢行されるなか、何故か横須賀鎮守府からリンガ泊地への転属を命じられた第十四駆逐隊。しかし、そこに待っていたのはたった2人の艦娘と1人の年老いた提督のみだった。向こうは休暇できたと思っているみたいで……!?というお話。
リンガの老提督と叢雲の気心知れたやりとりにきゅんきゅんする。艦娘の中でもまた少し違ったポジションである「旗艦」と提督の距離感が透けて見えるお話でした。あと、リンガ提督の口から語られる横須賀・呉両提督の掘り下げありがとうございましたものすごいご褒美でした。
相変わらず要所要所で陽炎達の仲良しっぷりにニヤニヤさせられる一方でバトルになればアツい展開を魅せてくれる。どこか訳あり感を感じる鎮守府で釈然としないまま過ごす内、横鎮提督が彼女たちをどうしてリンガによこしたか、真の敵の姿が見えてくる展開が面白かった。そしてまともな裝備どころかバケツすら満足にない状態から、7人の駆逐艦と1人の揚陸艦だけで敵に立ち向かう展開がアツかった。叢雲の代わりに一時的に旗艦を務める陽炎という立ち位置も面白かったです。
それにしても、今回はいろいろな意味であきつ丸に美味しいところを持って行かれた気がしてなりません!あれはズルい……。