[著]喬林 知 [絵]松本 テマリ 合流を果たしたユーリ達の前に死者の軍団を引き連れて現れたのは、聖砂国皇帝のイェルシーと死んだ筈のヨザックだった。傷ついた村田を人質に取った彼らは、サラレギー、ユーリとの身柄交換を迫る。進退窮まったユーリはある決断を下し… |
毒女アニシナ様の大活躍もギュンターの大暴走も本当にオマケ程度しかなくて、“魔王モード”有利の大岡裁きモードもないまるマシリーズってやっぱりなんか味気ない。ラストバトルとか読むのかなり辛かったんですけど。その割りに終わり方もなんだか様々な点でスッキリしなくて…全体的に「これは私がまるマに求めてる展開ではないなぁ」というのが第一の感想でした。やっぱこのシリーズは適度にシリアスにそして適度にギャグな路線を貫いて欲しい。
魔王モードについては、なんか今後の展開をまたちょっと匂わせるような使い方で、色々また暗い話になりそうな予感。もうあの“魔王様”は大岡裁きだけやってればいいのに(待て)。ていうかコンラッドの実父の話とか思いっきり忘れてて、読んでて混乱した…。
聖砂国編では相当行き詰っていたようなので、とりあえずシリーズにオチがついたことだけでも喜ぶべきだろうか。次の本編シリーズではまたもとの明るい路線に戻る事を期待してます。来月の短編は読むとしても、次の本編シリーズの方向性次第ではいい加減切るかも…また聖砂国みたいな展開になってリアルタイムで追いかけようとしたら正直読むの辛いと思うし。