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2023年に読んで面白かったラノベ10+1選

今年は!書いたぞ!!年内になァ!!!
というわけで今年もあと2時間ほどですがいかがお過ごしでしょうか。私事ながら昨日コミックマーケット103に遊びに来てくださったかた、ありがとうございました。なんだかんだで珍しく年末が早めに収まったので久しぶりに旧年中に今年のまとめを書いております。

本年、概ね50冊程度とちょっと控えめな読了冊数に収まってたのですがその合間に小説家になろうでひたすらシャンフロを読んでたりしたので読書ペース自体は落ちていないハズ……(どちらかというとブログの更新頻度の低下が酷かった)とはいえ結構わかりやすく手を出せないまま終わった新刊・脱落したシリーズが多かったので来年はもう少したくさん読んでいけるといいなあ。過去作やなろうにも読みたいものがたくさんある……。

今年読んで面白かった新作・新シリーズ

かざなみ「私と陛下の後宮生存戦略 ‐不幸な妃は巻き戻れない‐」→感想
このイケメンの顔芸がすごい2023大賞
死ぬと1日前に巻き戻る能力を持つヒロインとそのループを唯一感知出来る皇帝陛下が運命の出会い!キレ散らかしながらヒロインのデスループを阻止するイケメン陛下のめくるめく顔芸!!!冷静に考えるとめちゃくちゃ重い設定なのにそれがひたすら笑いに代わっていくというとんでもないお話でした。イケメンの奇声と顔芸がみたい人は是非。コミカライズも最高でした。
夕鷺 かのう「かなりや異類婚姻譚 蛇神さまの花嫁御寮」→感想
ヤンデレヒーローの執着で夜も眠れないけど最後は暴力で解決する
婚約者に惨殺される未来を回避するため、未来視の能力を持つヒロインが奮闘する異類婚姻譚。好きになったら一途すぎてヤンでる旦那様を始めとして曲者揃いの登場人物達に頭を抱えながらも必死にフラグ管理する姿が最高に微笑まかわいかったです。やたらスッキリして終わるラストめっちゃ好き。
ゆいレギナ「100日後に死ぬ悪役令嬢は毎日がとても楽しい。」→感想
約束された「死」に向かって凛々しく歩む姿が美しい
100日後に約束された自らの終わりを受け入れて自らが愛した人々が少しでも笑って暮らせるよう奔走する令嬢の物語。気高く美しいその生き様が最高に良かったし、彼女の死を大きな心の傷としながらも彼女の遺志を受け継いで生きていく周囲の人々の姿が印象的でした。2冊で綺麗にまとまってるのもポイント高かった。
赤城 大空「【悲報】お嬢様系底辺ダンジョン配信者、配信切り忘れに気づかず同業者をボコってしまう〜けど相手が若手最強の迷惑系配信者だったらしくアホほどバズって伝説になってますわ!?〜」→感想
タイトルの圧が強すぎておハーブですわ
主人公視点だと「普通」に思えることが、コメント欄の視点を通すと冗談みたいな「規格外な無双プレイ」になっちゃってるギャップがシンプルに面白く、めちゃくちゃ笑えるお話でした!(タイトルが長すぎるのでコメント短め!!)
朝依 しると「VTuberのエンディング、買い取ります。」→感想
すべての「推し」で悩めるオタク達に捧ぐ物語
炎上によって「推し」という心の支えを失った主人公が炎上ブロガーとして様々な問題を抱えるVtuberに引導を渡していく物語。物語を通して見えてくるオタクの数だけある「推し」の形、それに引導を渡しながら自らの心に何かを問い続ける主人公の姿が印象的でした。1巻単体でも良かったけど2巻の続け方がまた好きで、続きが楽しみ。
下垣「自作3Dモデルを売るためにサキュバスメイドVtuberになってみた」→感想
クリエイターの難しさと世間の狭さを実感する物語
クリエイターとして成功したいのにVtuberとして大成功してしまい…という葛藤が大変良かったし、それはそれとして男子高校生がエッチな見た目のVtuberとしてえっちな目線を向けられるのはえっちで良かった。ネットとリアルが密接に絡み合う世間が狭い展開も楽しかったです。ところでカクヨム見たら2巻には女装ネタが入るそうなんですが続刊はまだですかね???

既存シリーズ

羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典24」→感想
もう今年はこれの完結なくしてラノベを語れない
オールキャストで繰り広げられる魔王フェロード&天の智慧研究会との決着、グレンの本当の力が明かされる宿敵ジャティスとの決戦、そして……どんどんギアの上がっていく展開がひたすら凄かったし、そこからの絶望的な最後の戦いがヤバかったし、そこからのめちゃくちゃハッピーな大団円エンドが最高でした!!今年は本当にロクアカの完結を抜きにしては語れない。
紫 大悟「魔王2099 3.楽園監獄都市・横浜」→感想
2年ぶりの新刊、魔王と勇者の背中合わせの共闘が最高でした!!
めちゃくちゃ好きだったけど2巻打ち切り……になっていたとおもってたシリーズがまさかのアニメ化引っ提げて戻ってきた!!3巻は仲間達全員が大活躍するクライマックスもさることながら、これまで以上に魔王と勇者の関係性が濃厚で、大変に良かったです。かつての宿敵が背中合わせで戦う展開、もう好きしかない。
南野 海風「魔術師クノンは見えている 4」→感想
クノンとジオエリオンの関係性でご飯3杯行けるので
様々なしがらみなんか気にしないでひたすら魔術探求に精を出す主人公とその級友達がとにかく楽しいこのシリーズ。魔術談義まわりだけでも十分楽しいのに3巻からクノンにジオエリオンという親友にしてライバルが爆誕してしまったのでもう大変でした。4巻の直接対決最高すぎるからみんな読んで。これまで以上にクノンが台風の目になっていきそうな2年生編にも期待!!
二月 公「声優ラジオのウラオモテ #08 夕陽とやすみは負けられない?」→感想
声優ライブのこういう演出に弱すぎるオタク私
先に進むほどギアを上げていく「声優ラジオ」なんですけど8巻のオリオンvsアルフェッカライブの演出が本当に本当に好きで……もうアイドルコンテンツの声優ライブに行ったことあるオタクとしてあの世界のオタクに感情移入してしまったので私はもう駄目です。あんな演出されたら光る棒振れなくなっちゃうでしょ!!好き!!!
硬梨菜「シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜」→感想
今年後半ずっと読んでたなろう小説大賞
アニメ化もしたしすごい今更だし書籍化していないのでこのブログでは全然話題にしてないんですが、11月12月はずっとシャンフロを読んでました…いやもう何年もジワジワと読みすすめてるんですけどディプスロさんがめちゃくちゃ私の好きなタイプの主人公のライバル枠でして…「竜よ、竜よ!」の前半戦が好きすぎるんですがこれは…アニメもコミカライズもめちゃくちゃ最高なので未読の人は読んでみて欲しい。