シリーズ完結編。幾度も結衣の発作に巻き込まれるうち、現実と空想の区別がつけられなくなってしまう「現空混在症」に罹患してしまった景。自らが空想して作り上げた「結衣のいない世界」に引きこもりがちになった景を現実に引き戻す為、蒼井は結衣と協力してとある芝居を計画する。
最後までどちらが現実でどれが空想か、伏線も意味ありげな設定も全てを曖昧にしたまま霧の向こうへ。足元が覚束なくなるような不思議な読後感を持つ物語でした。あと最後まで森崎まじイケメン。正直わからないまま終わった部分の方が多いんだけど、曖昧ななか唯一これが「景と結衣の物語」として完結した事だけがはっきりしていて、これが一番この作品らしい終わり方だったなと納得してしまう。
しかし、これ典型的な“セカイ系”だなあと思ってしまうのは色々と解らないまま読者置いてきぼりに進行する物語といい、随所に挿入される楽屋裏のような「空想の世界」と「舞台上の物語」が並行する様子といい、なんだか新世紀エヴァンゲリオンを思い出してしまったからか(ちょうど直前に新劇見てたからかもしれない)。
「おめでとう」「ありがとう」で終わりそうな話だな、とおもってたら大体間違ってなかった!
キーワード:本田 誠 (11 件 / 2 ページ)
空色パンデミック Short Stories
学校にやってきても頻繁に空想病発作に見舞われ、別人になってしまう結衣。めんどうくさいから極力関わらないようにしようとしてるのに、景はなんども彼女の発作の“登場人物”にされてしまい……というお話。「空色パンデミック」シリーズの短編集です。
最後の話を除いて、1巻のクライマックスで結衣が劇場型になる前のお話。特定作品をベースにした空想病発作なのでとりあえず皆でキャラになりきってお話を完結させなきゃ!!という展開なのですが、結衣のもともとの性格や周囲との人間関係を合わせて少しずつ話が脱線していくのが面白い。だいたいどの話でも最終的に青井を踏まえた三角関係になってしまうのにニヤニヤ。あと森崎がどの話でもハイスペックな活躍しすぎでふきだす。
1編目のベースになった「耳をすませば」、3編目のベースになった「メタルギアソリッド3」はよく知らないので話の展開をいっしょになって追いかけるしかなかったんだけど、2編目の「新世紀エヴァンゲリオン」は色々な意味で思いいれのある作品だったので原作展開とズレていくのもふまえてとてもニヤニヤしながら読んでた。別作品の要素や派生作品も踏まえつつアレンジを加えているのがまた面白くて。っていうか「新劇」ネタまで絡ませてオチをつけてくるのが巧妙すぎる。コックピット代わりに使ってた筐体は“戦場の絆”ネタかな?
本編は割と早い段階で結衣が劇場型になってしまい、かなり重たい展開が続いてそちらはそちらで好きなんだけど、こういう軽い話がもうちょっと読みたいなあと思っていたのでとても面白かったです。むしろこのネタでもう一冊短編出してほしかった気がするけど流石に期間的に厳しいか…
空色パンデミック3
1巻、2巻も凄かったけど3巻は更に輪をかけて構造が複雑になってる!「現実」を侵食する「空想」が幾重にも絡んで、どこからどこまでが現実での出来事なのか判らない。
ていうか作中にそのものズバリが出てしまうとは思わなかった。“空想病”を活かした、とんでもなく斜め上なメタっぷりに「これはそういう作品だ」と理解していても意表をつかれる。あとがきまでシンクロしてるのには思わずニヤリとしてしまいました。
物凄く面白かったけど、これまで以上にその辺の構造が複雑だったせいで、1巻2巻のように綺麗に落とし切れてない印象を個人的には受けました。スッキリ綺麗に終った、というよりはヘトヘトになりながらなんとかゴールラインにたどり着いた感というか。ある意味この感覚が独特で面白い、といえばそうなんですが……エピローグでのひっくり返しは、最後のほうになると「またか!!」って感じだったし。
しかし、この作品で一番かっこいいのは文句なしに森崎だろうと思う。青井も良い脇役なのですが、本来端役のはずの森崎が毎回ちょっとの出番で美味しい所を全部持って行ってるように思えてなりません。もっと森崎に出番を!!
空色パンデミック2
発作的に自らの空想の世界の住人になってしまう「空想病」の少女・結衣と彼女に気に入られてしまった普通の高校生・景が繰り広げるボーイミーツ「空想少女」第二段。今回は前巻からの続きで、解決していた結衣の「空想病」による影響が実は未だ現実世界に影響を及ぼしていて、景は再び世界を救う為水面下で奮闘することに……というお話。
前巻以上にどこまでが空想でどこからが現実か判らないお話になってきました。最後でキレイにオチはついたけど、「実はやっぱり●●でした」ってオチにはなったもののどこまでそのオチで解釈していいのか全く書いてない!読んでいる側からすると同時に物凄く煙にまかれた感が否めませんでした。いえ、この煙に巻かれる感じこそがこの作品最大の魅力なわけですが。
こんな、空想と現実の境界線がつかめない状態で結衣への恋心が「結衣自身によって強制されたものではないか」と不安になってしまう景なのですが、そんな景の不安を打ち払うような森崎との会話が凄く良かった。1巻のエピローグから、森崎はマジでいい男すぎる!!「俺に構わず先に行け!!」なやりとりも好きなのですが、「その方がかっこいいじゃん」な理論展開にはとてもにやりとした。
そしてまた最後の一行で爆弾が投下されてるよ!!とりあえず3巻も凄いらしいので楽しみです超楽しみです。
空色パンデミック1
発作的に自らの空想の世界の住人になってしまう「空想病」の少女・結衣。高校受験の日に偶然彼女の「空想」に巻き込まれてしまった主人公は、何故かその後も彼女につきまとわれることに。なんだかんだで彼女の空想につき合わされていくうちに……というお話。
ちょっと不思議要素を孕んだ、それでも普通の少年少女達が繰り広げるボーイミーツガール……だとおもって読んでいたら、後半以降の展開に度肝抜かれた。結衣の空想が世界に広がり、空想が現実を侵食し、どこまでが『空想』でどこからが『現実』かわからなくなっていく。足元が揺らいでいくような感覚。空想が空想のまま終らず、周囲の人たちの認識を捻じ曲げて現実までをも書き換えていくのが凄かったです。
そしてこの作品のキモは色々な意味で最後の1Pだと思うのです。いえ、あまりにも自然に書かれているので最初全く気付かなくて、読書メーターの感想を見ていて読み直して噴出したのですが!!この落ちてるように見せかけてちっとも落ちてない最終ページ凄い。もうなんていうか「最終ページが本編」と断言してもいいくらいじゃないか。
2巻がここからどう展開していくのか、とても楽しみです。
読了記録まとめ[2012年11月分]
11月の読了冊数は12冊でした。
今月読んだ漫画
2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:22冊 / 読んだページ数:4789ページお金がないっ 3 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
雪弥どんだけ魔性だよ!!異性一人もいないのに同性に惚れられすぎでふいた。しかもっていうか監禁だのゴーカンだの盗聴だのが普通にでてきて周囲犯罪者の巣窟すぎてすごい。
お金がないっ (4) (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
ストーカーの変態に襲われたと思ったら助けてくれた人もストーカーの変態だった。な、なにをいってるのか解らないと思うが俺にもry。狩野とこの事件の犯人、よくストーキング中に出くわさなかったなと心底どうでもいいことが気になってしまった。しかし、1巻読んだとき狩野の残念なヘタレドS視点が多くてそこがめちゃくちゃ面白かったのに2巻以降はすっかり普通に雪弥視点だなあ…(多分普通の読者が求めてるのそこじゃないからな)
碧海のAiON 11 (ドラゴンコミックスエイジ)の感想
最後の会話をしてる時間軸に気がついて泣いた…この演出は泣ける。一緒に年とっていっても良かったのに!全て終わってからでないと「もういいんだ」って思えなかったのが切ない。良い終わり方でした。
ルートダブル - Before Crime * After Days - √Current (講談社BOX)の感想
√Currentというタイトルになっているものの、√Cの内容は導入程度であとは√Doubleの前半(最初の悪意除去まで)。元々√Dの内容が他と比べて特出して長く、√Cの内容は短い上にアレなので、丁度良い長さだったかなと。グランドエンディングに行くんだとしたらフラグ部分のシナリオは全部拾うんだろうけど、全部拾おうとするとそれでも√Dは長くなるはずなのでどのへんまで拾ってくるのかが楽しみ。個人的には加筆部分で超テンション上がった!これは√Dでの加筆が楽しみ…!!
お金がないっ 5 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
ずっとイヤイヤいってた綾瀬はともかく、狩野さんがまだその段階(性別近辺)でもだもだしてたことにふいた。もうてっきり「性別なんて関係ない」ととっくに吹っ切っているものかと。綾瀬の女装は普通に女子女子しすぎて面白みがたりない…!!オカマバーのスタッフたちの葛藤やなにやらはとてもおもしろかった。
GENESISシリーズ 境界線上のホライゾンV<上> (電撃文庫)の感想
P.A.ODAやM.H.R.R.とのバトルが本格的になってきていよいよストーリーも本題に入ってきたんだな、と思いつつ、しょうじき戦闘、戦闘続きの今巻は若干辛いものを感じてしまった。正純の小粋な(笑)ギャグを挟んだ交渉シーンをもっと!成実とウッキーがすっかりアツアツで、忍者とメアリのいちゃいちゃも大変美味しく点蔵もげろ。それにしても下巻表紙見たときにも思ったけど女装トーリが予想以上に本格派でびっくりした…なんかここにきて殆ど挿絵に出てこなかった女装トーリの大判振る舞いなんですけどなにがあったんですか。
ROBOTICS;NOTES 瀬乃宮みさ希の未発表手記 (電撃ゲーム文庫)の感想
めちゃくちゃ面白かった!!けど本編の核心中の核心すぎて、ゲーム未プレイの人がうっかり手を出してしまわないか心配するレベル。終盤の鳥肌っぷりは本当にヤバイ。しかし、それはそれとして姉馬鹿すぎるみさ希さんが残念かわいい。
魔法少女育成計画 restart (前) (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想
相変わらず全力でえげつないな!『ここでこうしたら最悪だよな』ってポイントを的確に突いてくる安定感があって清々しいまでのえげつなさが素敵。キャラクター一新しての新展開と思わせておいて、さりげなく前作からのフラグも絡ませてくるのがニクイ。キャラ的にはプフレお嬢様がとても好きだけど後編のいいところで盛大に死にそうだよね…
STEINS;GATE 閉時曲線のエピグラフ 【書籍】(小説のみ)の感想
ドラマCDβの内容を絡めてくるとおもってたけど、あっちとは微妙に違う世界線扱い?色々な意味で序盤も序盤というかんじなので次巻に期待。リア充になろうとしてなりきれてないオカリン可愛いかった。
GIANT KILLING(25) (モーニング KC)の感想
羽田の過去話とスカルズとチームのぶつかり合いアツくて、普段見えてこない人たちの本音が覗けて楽しかったけど、若干その羽田自身が「居心地の悪い」「サツバツとした」空気作っちゃってる感ある気がするのがなんだかなあ…というきもちに。色々な意味で次巻予告のラストのあの人がどう仕切ってくるのか楽しみ。やり方は違えど皆が「チームのため」と思ってて、それでもすれ違っちゃうのが寂しいな。
僕と彼女のゲーム戦争 (電撃文庫)の感想
本読みとしてもゲーム好きとしても凄く共感できて面白かった!物語にのめり込みすぎて物語の世界に引き込まれちゃう主人公が食わず嫌いしていたゲームに触れ、本とは違ったゲームの物語としての自由さに惹きこまれて行く様子が楽しい。しかし、この主人公の場合FPSよりRPGの方が向いてそうな気がしゲフンゲフン。
境界線上のホライゾン?4コマ公式アンソロジー (電撃コミックス EX 179-1)の感想
おもしろかったー!基本的に2巻までのネタメインだけど、さりげなく最新刊までのネタも出てくるのがとてもポイント高し。キャラやネタの偏りも殆ど(※若干オパーイネタおおめ)なくて武蔵メンツの誰かが好きなら間違いなく楽しめるかと。個人的に迷さんの話で床転がりました公式でBLネタありがとうございますありがとうございます…!!
氷雪王の求婚 〜春にとけゆくものの名は〜 (コバルト文庫)の感想
冷徹な皇帝が、嫁いできた破天荒なヒロインに惹かれ、徐々に雪解けしていく様子と、当事者達の残した手記という形で“後世”の視点から少しずつ明かされていく二人の物語の結末にゾクゾクさせられる。すごくおもしろかった!
僕と彼女のゲーム戦争〈2〉 (電撃文庫)の感想
新キャラ登場+因縁の敵とFPS対決。宵闇の魔術師さんが良い中ニ系社蓄で笑いが止まらない。FPS・TPSは一切やったことないんだけどそんなの気にならないくらい楽しめた……けどあとがきの後のラグ解説は正直置いてかれまくりだった感じ。個人的に、天道が任天堂好きっぽい発言を匂わせているので、次はそっち系の対戦アクション話もやってほしいなあ(1巻でちょびっとスペランカー出てきたけど)
マギ 15 (少年サンデーコミックス)の感想
主役3人が修行回まっただなかな間に紅家内の内紛がたいへんなことに。久しぶりの白瑛さんや懐かしのメンツにニヤニヤしたのも束の間いろいろと急展開だった!しかし炎兄の周囲をうろちょろしてる紅玉ちゃんがかわいい。
おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)の感想
レティまじ男前。いつか仲良くできる時が来ると信じて、仲の悪い兄妹を装う3人が可愛くてかっこよくてたまりませんでした。グイード兄様の微妙な天然具合にもニヤニヤする!
お金がないっ 6 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
本編よりもファンタジーパロの番外編で笑った。レベルMAXで「腹上死」てwww 本編は……元々ド王道なのでいろいろとマンネリ感がが。
空色パンデミック4 (ファミ通文庫)の感想
「これ最後におめでとうおめでとうで終わりそう」とか思ってたら案外間違ってなかった気がする。どこからが現実でどこまでが空想なのか読者の認識までも曖昧にして、結局あれとかこれとかどうだったのどうなったのと思いつつも、新規に広げられた伏線も曖昧のままに。それでいて、なんだかいかにもこの作品らしい終わりかただな、と納得してしまうような何か。あと森崎は最後までイケメンであった。
紫色のクオリア 2 (電撃コミックス)の感想
「1/1,000,000,000のキス」編。原作が原作だけに若干(というよりもものすごく)文字部分が多く、原作未読者には入り辛いかもと思う部分もあるんだけど、それ以上に物語が動いてからのマナブの疾走感に圧倒される。原作の再現度の高さも凄いんだけど、百合にエロにSF(1巻と比べメカ分少ないのが残念)と綱島志郎全開という感じで原作ファン・綱島ファン両方の視点から見てとても美味しくいただけました。原作読者にも、未読者どちらにもオススメしたいです。そしておまけ漫画の天道が可愛すぎて可愛すぎてしんだ。
PandoraHearts(19) (Gファンタジーコミックス)の感想
最後が…!!!(言葉にならない)オズやアリスの正体をはじめとしてまた色々と衝撃の事実が明らかになりどんどん突き落としてくる展開だけど、そんな中で久しぶりのエコちゃんや、最後のあの人の勇姿に心が震わされた。最近突き落とされて次巻へ…な展開ばかりだったので物凄く久しぶりに光が見える終わりかただった気がしたけど、しかしその分次巻でどーんと突き落としてくるとかありそうなのが恐ろしいところで……。
僕と彼女のゲーム戦争3 (電撃文庫)の感想
なんか「僕と彼女達のゲームハード戦争」になってきたぞ…任天堂ヒロインと箱ヒロインとセガヒロインで…。フィッシングゲームの話がいろんな意味で異色で面白かった。そしてハーレム形成されつつあるのに見事すぎるほど見事に肝心の天道先輩とフラグ立たないな!!割と駄目人間具合が先行してた気がする先生が司令塔として大活躍してるのに地味にニヤニヤ。
H+P(9) ‐ひめぱら‐ (富士見ファンタジア文庫)の感想
このペースと巻数でいまだネタが尽きないのには感嘆を覚えるが、回想扱いでトレクワーズでの話やりすぎでなんでカタルギア行かせたんだプロローグエピローグしか本筋進んでないw エロコメ的には、若干というかかなりレイシア偏重気味で、レイシア好きじゃないと正直きつい。あとアルトの空気化が露骨すぎてなんか涙でてくる。
読書メーター
読了記録まとめ[2012年10月分]
完全に忘れてた。読了冊数は13冊でした。
2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:31冊 / 読んだページ数:7656ページ / ナイス数:134ナイス
ROBOTICS;NOTES 1 キルバラッド・アノテーション (角川スニーカー文庫)の感想
フラウの一人称だと、原作でもちょくちょく表面に出てきてた腐妄想とかだだ洩れ状態なのにとてもニヤニヤするな。海翔からは見られないツイぽの「フラウのタイムライン」が物凄く面白いというのもあるけど、典型的非コミュオタ系腐女子なフラウの、一見ひょうひょうとしているような言動の裏に隠された迷いや戸惑いが本当に可愛い。あと眼鏡と八汐先輩の薄い本はよ。
ROBOTICS;NOTES プロジェクト・プレアデス (ファミ通文庫)の感想
昴が一度の挫折を経て、正体を隠して「ROBO-BAN」で再び優勝するまでを描いたスピンオフ前日譚。彼が父親を欺いたままホビーロボットを開発し続けられた理由とかプレアデスになった経緯とか凄く面白かったけど、原作を見る限り完全に一人でホビーロボット弄りをしてるんだとおもってたので普通に身内の協力者に恵まれてる状況はやや違和感があったかも。この終わりかたなら少なくても真帆や直樹とは何らかの形で関係を保持していただろうと思うし。もう少し上手いこと、原作開始当初の「現在」につなげて欲しかったかなあ。
ハイキュー!! 3 (ジャンプコミックス)の感想
西谷さんマジ男前!!!ばらばらになっていたチームが、少しずつ一つにまとまっていく流れがたまらないそして試合中の日向への影山の一喝がもう殺し文句すぎてやばかった…。
わたしに××しなさい!(10) (講談社コミックスなかよし)の感想
逆ハー全開な見開きに萌える前に噴いた…こ、こういうのは扉絵だけにしてほしいw もう完璧に時雨ルート確定という感じなんだけど、時雨が本気になってきたせいで雪菜がいまだに「恋愛ごっこ」のノリで通そうとしてるのが少々きつい。あと一歩で恋を自覚しそうでできない姿はとてもかわいらしいんだけど、同時に時雨に対しても晶に対しても恋愛ミッションを隠れ蓑に真面目に向き合うのを避けてる感を受けて「ちゃんと向き合ってあげて」という気持ちになる。ドルチェの件や小説の身バレ問題も含め、あともうちょっとで色々動きそうではあるんだけど
薄氷あられ、今日からアニメ部はじめました。 (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想
正直、アニメ製作における創作に関する云々とかそれを作る上での部員達の青春的な何かを期待してたので終盤の展開にがっかりした。なぜ一番肝心の、部員たちのみによるアニメ製作エピソードをダイジェストにしたし。
はたらく魔王さま! 6 (電撃文庫)の感想
祝・アニメ化!ここはひとつマクドナルト・ドコモ・ユニクロとのコラボを是非お願いします!!//千穂ちゃんまじ男前。魔族・人間・天使の枠組みを越えて少しずつ露わになる真奥の新しい「世界征服」のビジョンが興味深い。考えなしにフリーターしてるわけじゃないんだなあ。あとサリエルが愛に一直線すぎて腹筋辛い。
死神姫の再婚 2 (B's-LOG COMICS)の感想
カシュヴァーン様にもこんなに残念じゃないただのイケメンだった時代が(略)漸くルアークがでてきたくらいのところまでで、かわいいし丁寧なコミカライズだけど進行遅いなあとちょびっと思ったり。
おこぼれ姫と円卓の騎士 (ビーズログ文庫)の感想
姫様マジ男前!!生まれ持った異能みたいなものはあっても極力それには頼らず、2人の優秀な兄の方が自分より王に向いてるのではないかと思いながらも良い女王になれるよう精一杯努力する姿がかっこよかった。過去/未来の生まれ変わりの王達と話せる設定面白いなあ。
(仮)花嫁のやんごとなき事情 -離婚できなきゃ大戦争!?- (ビーズログ文庫)の感想
壁ドン!!!!!これはいい壁ドン!!!!!すっかりフェルにデレデレなのに、しっかりと彼女をドSに弄ぶ旦那様が据え膳前でお預け喰らって悶々としてるのがもうほんとたまりません壁ドン!!ストーリーはまだまだこじれそうな感じだけどっていうか最後に出てきたあの人……
死神姫の再婚 -怪物王子の死神姫- (ビーズログ文庫)の感想
お腹痛い→お腹壊れる→お腹壊れた→お腹すいた←new! カシュヴァーン様がアリシア世界一可愛いよいいすぎでもうほんとに…おめでとうございました!
男子高校生のハレルヤ! (GA文庫)の感想
名門女子高の中で女装男子と性別不明のバカどもが繰り広げるドタバタ騒ぎ。性別が行方不明すぎてカオス。途中完全にベツモノになってたけどとても面白かったです。ところで、イラストというよりもむしろ全体的な装丁・デザイン部分で全力で露骨に俺妹をオマージュしようという意思が見受けられるんだけど、いったいどういう効果を狙ってそういうことをしたのかが良くわからなくて物語と全く別の場所で消化不良を感じた。なんか発売前にパクリの汚名という悪評流されてイメージを落としただけな気がするんだけど…
オレを二つ名(そのな)で呼ばないで! (このライトノベルがすごい! 文庫)の感想
ラブコメ薄め、高校生達が異能に振り回されつつドタバタ楽しくバトってる感じでとても楽しかった!バカやってるだけでなくちゃんと熱血で青春な要素もあるのがとてもよかったです。猫執事はギリギリだとおもってたけどイラスト見たら割りとギリギリセウトだとおもうので一匹ください。学園内限定箱庭的な異能空間で若干某ラノベを髣髴するけど、あれよりも異能バトル押しで、似た題材でも違うことをやってる感じ。
空色パンデミック Short Stories (ファミ通文庫)の感想
森崎ハイスペックにもほどがある。発作で特定作品のなぞらえをやっていく展開なんだけど、本来の人間関係やら性格が絡んで色んな所に脱線していく姿に笑った。TVA版のエヴァ+αなネタでさりげなく新劇までからませてくるのが巧妙すぎる。
ROBOTICS;NOTES?ロボティクス・ノーツ?(1) (富士見ドラゴンブック)の感想
キャラ解釈でモヤモヤすることが多かった。あと、とあるキャラが消えてかわりに他のキャラにそのキャラの設定を上乗せしてるのがちょっと気持ち的にきつい。そこはあらゆる意味で絶体に消しちゃいけないキャラだろ…
好きっていいなよ。 1 (デザートコミックス)の感想
ちょうどアニメ最新話まで。アニメがえらい性急に二人の仲が進展していくように見えたんだけど、原作だとそこまでの違和感なくて、やっぱり若干削ってる部分あるんだなあなどと。若干デレるの早い気はするけどなんだかんだでデレていくめいが可愛い。しかし「今のは挨拶代わりのキス」あたりの黒沢君の男子力にはうっかりふく。
そらのおとしもの (16) (カドカワコミックス・エース)の感想
流れるように喧嘩の仲裁からフラグ構築までを一挙にやっちゃう智樹さんマジパネエっす…(ごくり)しかし、カオスのフラグも回収してないのにこれ以上フラグ立ててどうするんだ!
うそつきリリィ 9 (マーガレットコミックス)の感想
修学旅行の話が!!先輩が男前女子すぎてしんだ!!直太の意外な一面にもときめく。
境界線上のホライゾン4〈下〉?GENESISシリーズ (電撃文庫)の感想
色々な人達の、再起の回。トーリの決意とか二代の再起とかネシンバラ解凍とかウルキアガ嫁GETとかいろいろあって楽しかったけど、最後の『狐の嫁入り』がほんとに泣ける……//色々な意味で触手がおかしなフラグを立ててるのと、景勝様がかわいすぎて目が放せませんでしたがなんだかんだで最大破壊力だったのは挿絵も含めまして成実さんの ?おっぱい!!!/ ではないかと。 ラストのウルキアガの“嘘”にニヤニヤしすぎて頬の筋肉やばい。
バラ色の聖戦(9) (KC KISS)の感想
所用で序盤読んだらなんか止まらなくなってしまって一気読み……とりあえず2巻くらいからずっと「早く旦那と離婚しよう!!」としか思えなかったので9巻で漸く円満離婚してくれてほっとしました。職場ではデキるひとなんだろうけど、とにかく旦那の家でのクズっぷりが光りすぎてフラストレーションすごい。美鈴さん関連のエピソードでほろり。
神のみぞ知るセカイ 19 (少年サンデーコミックス)の感想
ラストのちひろが切ない。でも、“女神”として“攻略”されなければいけなかった歩美をはじめとした女神を内に秘めたヒロイン達と、最後の最後で攻略対象ではない「一人の女の子」としてフってもらったちひろ。どっちが幸せなのかは少し考えてしまうな。
やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。3 (ガガガ文庫)の感想
さりげなく雪乃さんのデレが見え隠れして、ちゃんと青春ラブコメしてるじゃないですかやだーばくはつ!けなしつつもなんだかんだで仲良しーな八幡と材木座にニヤニヤした(だがパン1だ)。あとラストの平塚先生せつない……。
お金がないっ 1 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
凄い昔に何かの折に小説のほうは読んだことあったんだけど、漫画版が攻視点だと聞いて。……で、よんでみたら物凄い狩野が残念でふいた。綾瀬の天然純白っぶりは正直あまり好みじゃないんだけど、天然に振り回されて徐々に残念な人になっていくドSさんはとても好みだw
お金がないっ 2 (バーズコミックス リンクスコレクション)の感想
「ありえないシチュエーション」と言われてとりあえず雪弥とのいちゃラブ新婚家庭を思い描いてる狩野さんがまじ残念…(※褒めてる)色んな意味でやってることはアウトー!なのに、ここまでこう、可哀想になる攻って希少だ。小説の1巻の話を随分長い事やるんだなあ。
読書メーター
読了記録まとめ[2011年3月分]
3月のラノベ読了冊数は19冊でした。久しぶりに読んだ。
「Pandora Hearts」の最新刊が凄すぎて思わず本誌で続き読んだらますますすごかった。アニメしか見てない人も未読の人も今からでいいからぜひとも読んでほしいです面白くなるのがちょっと遅いですが基本的には6巻くらいからが本番だよ!!貼りめぐらされた伏線を丁寧に回収していくのが本当に凄い作品です。
ラノベでは「ムシウタ」の最新刊が本当にすごかった……そしてノベライズだけど「シュタインズゲート」の完結編も本当にすごかった……
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読了記録まとめ[2010年8?9月分]
今月も時間がない!!
10日に開催される「COMICCITY SPARK5」合わせの原稿中で今回もギリギリ綱渡りな今日この頃いかがお過ごしですか。今回は薄いコピー本を作っていく予定なのでイベント参加される方は是非覗きにきてやってください。多分今回もギリギリまで睡眠時間を削って力尽きている姿がみられるのではないかと思われます。
さてさて、毎年恒例の「このライトノベルがすごい!2011」Webアンケートは本日が締め切りです。私も滑り込みで今朝投票してまいりました。まだ投票間に合いますので、我こそはラノベ好き!!と言う人は是非投票してくると良いのではないかと思います。
個人的な見どころは
3年連続トップ死守なるか!?第三の性別:木下秀吉(バカテス)
VS
トップ奪還なるか!?ムッツリ傭兵:相良宗介(フルメタ)
であると言ってみます。
相変わらず男子部門以外見えてません。
以下は8?9月の読書メーターログ+α。
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「私の好きな」ライトノベル・オールタイムベスト・75(草稿)
ラノベオールタイムベスト100の話題を見かけてからずっと「自分のオールタイムベスト100を作りたい」と思っていたのですがいつもの調子で紹介入りで記事化すると地獄のように長い記事になるので体力があれば夏コミで本にしようかな……と思っていたのですが、そのうち普通に「自分のオールタイムベスト100」の流れが界隈に来たので取り急ぎ出します。コミケで紹介本……というのは割と真面目に考えているのでもし覚えていたら夏コミ1日目のFC小説島をチェックしてみてくださいね(まだ本が出るとは言ってない)
なお、100タイトル選ぶつもりで85まで選んだところで「これは無理に100にするよりもここから少し削ってまとめたほうが正しいな……」という気持ちになってきたので75に削って出します。夏コミで本当に本にするなら改めて100にするかもしれないし50くらいまで更に削って出すかもしれない。そして好きな順・刊行順ではなくだいたい私が読んだ年代順です。
1990年代
1:神坂一「スレイヤーズ」「このジャンル」を認識した始まりの一作2:山本剛「魔導物語」良きノベライズ
3:神坂一「闇の運命を背負う者」
4:新井素子「グリーン・レクイエム」続編の「緑幻想」が特に好き。
5:あかほりさとる「セイバーマリオネットJ」
6:久美沙織「MOTHER2 ギーグの逆襲」MOTHERがBROTHERになってしまう。
7:北条風奈「小説TWINSIGNAL」シンガポール行きたくなる!!!2巻が特に好き。
8:神坂一「ロスト・ユニバース」
9:庄司卓「倒凶十将伝」
2000年代
10:時雨沢恵一「キノの旅」11:中村恵里加「ダブルブリッド」オールタイムベストスリーには余裕で入る
12:椎野美由貴「バイトでウィザード」
13:甲田学人「Missing」
14:神野オキナ「シックス・ボルト」
15:杉原智則「頭蓋骨のホーリーグレイル」
16:有沢まみず「インフィニティ・ゼロ」
17:鈴木鈴「吸血鬼のおしごと」
18:木ノ歌詠「カラっぽの僕に、君はうたう。 フォルマント・ブルー」
19:川上稔「AHEADシリーズ 終わりのクロニクル」電子書籍化待ってる…
20:賀東招二「フルメタル・パニック!」
21:岩井恭平「消閑の挑戦者」
22:岩井恭平「ムシウタ」
23:三上延「シャドウテイカー」このへんの三上延作品セット買い。
24:後藤リウ「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」この本があったから18年待てたんだとおもう
25:藤原祐「レジンキャストミルク」殊子先輩が好きだ
26:風見周「殺×愛 ─きるらぶ─」
27:高殿円「カーリー」
28:土橋真二郎「扉の外」
29:喬林知「まるマシリーズ」三男派
30:虚淵玄「Fate/Zero」
31:林トモアキ「戦闘城塞マスラヲ」
32:井上堅二「バカとテストと召喚獣」
33:水瀬葉月「ぼくと魔女式アポカリプス」
34:菊池たけし「アリアンロッド・リプレイ・ルージュ」TRPGリプレイの中ではこれが一番好き。
35:神坂一「ドアーズ まぜこぜ修繕屋」神坂一挙げすぎってそろそろ思ってるよね。わかるよ。
36:小野上明夜「死神姫の再婚」
37:葵せきな「碧陽学園生徒会シリーズ」正式名称を使うめんどくせえオタク
38:田口仙年堂「吉永さん家のガーゴイル」最後の名乗りのカタルシスよ
39:平坂読「ラノベ部」平坂先生のリレー小説描写は神
40:田口仙年堂「魔王城」電子書籍化して!!!!!!!!
41:杉井光「さよならピアノソナタ」火目の巫女とどっちにするか悩んだ
42:田尾典丈「ギャルゲヱの世界よ、ようこそ!」
43:うえお久光「紫色のクオリア」
44:壱月龍一「ラ・のべつまくなし」
45:渡島健康「魔王様げ〜む!」
2010年代
46:本田誠「空色パンデミック」こっちも電子書籍化して!!!!!!!!47:あざの耕平「東京レイヴンズ」
48:海羽超史郎「STEINS;GATE‐シュタインズ・ゲート‐」続編「比翼連理のアンダーリン」が特に好き
49:柳実冬貴「Re(アールイー): バカは世界を救えるか?」
50:森 美紗乃「奥様は貴腐人 旦那様はボイスマイスター」
51:かじいたかし「僕の妹は漢字が読める」異色の萌えディストピアSF
52:和ヶ原聡司「はたらく魔王さま!」
53:大樹連司「ボンクラーズ、ドントクライ」甘酸っぱくてほろ苦い青春の三角形。
54:夕鷺かのう「(仮)花嫁のやんごとなき事情」
55:渡航「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」
56:榎宮祐「ノーゲーム・ノーライフ」
57:賀東招二「甘城ブリリアントパーク」続きが読みたい……
58:壁井 ユカコ(GoRA)「K -Lost Small World-」男二人の依存関係とすれ違いと
59:ツカサ「銃皇無尽のファフニール」
60:羊太郎「ロクでなし魔術講師と禁忌教典」
61:望公太「最強喰いのダークヒーロー」
62:speakeasy(さがら総・橘公司・渡航)「クオリディア・コード」前日譚も本編も全部違う味わいがある
63:望公太「ラノベのプロ!」良い幼馴染ラノベだった
64:瀧ことは「腐男子先生!!!!!」書籍版完結してよかった……
65:師走トオル「ファイフステル・サーガ」
66:瘤久保慎司「錆喰いビスコ」3巻までしか読んでないんだけどその3冊がメチャクチャに好き
67:衣笠彰梧「ようこそ実力至上主義の教室へ」
2020年〜
68:二月公「声優ラジオのウラオモテ」69:七夕さとり「悪役令嬢レベル99 〜私は裏ボスですが魔王ではありません〜」
70:有象利路「サキュバスとニート」このへんの有象利路作品も著者セット枠。
71:紫大悟「魔王2099」
72:七斗七「VTuberなんだが配信切り忘れたら伝説になってた」
73:鏡 貴也「伝説の勇者の伝説」令和になってから読んだ。
74:南野 海風「魔術師クノンは見えている」
75:とくめい「アラサーがVTuberになった話。」