蒼穹のファフナー | 今日もだらだら、読書日記。

蒼穹のファフナー


[著]冲方 丁
[絵]平井 久司

某深夜アニメのノベライズ。
何度見ても主人公が黒髪のシン・アスカにしか見えない、あの番組ですよ(待て)…すいません、私の第一印象はそんなもんでした。

自分の読むものが偏ってる可能性は否定しませんが、「平和な学園生活が急に戦場に」ってネタ、バトロワ以来増えたのかなあ…。というか全体的な展開が、どうにも同じ電撃文庫の「シックス・ボルト」を彷彿しちゃって(汗)

「かなりの鬱アニメ」というのは見ている方の感想などである程度聞いていたのですがいきなり級友が容赦なく死んでいったり、今まで共に戦っていた仲間が敵として襲ってきたり…ある意味オーソドックスな鬱展開の連続という感じが否めないですが(というかこの辺もろに「シックスボルト」と同じ展開…/笑)

普通こういう作品の主人公って言うのは「愛と勇気と根性」でその場を乗り越えるもんですが(古い?)
この作品では怒りなど負の感情が力になるという設定。個人的にはこの辺がかなり新鮮に感じました。
ファフナー搭乗時の主人公のブチキレっぷりがかなり怖い。

んまた、ストーリーの大部分が、大分先の主人公の回想によって進んでいくので改装前の部分で微妙にネタバレしちゃってる部分があり、
それを「○○はどうしてこうなったんだろう?」と興味を持って読み進むような形で、こんなストーリーの展開の仕方もあるんだなあとか思いつつ読んでました。

(2006/04/05追記)
その後DVDでアニメ版全部見てしまいました(笑)
今読み返すと、アニメ版に興味を持たせる持たせる程度の情報露出で、アニメ版に興味を惹かせようとする、「ノベライズ」本来の目的としては成功ではないかと。
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