[著]風見 周 [絵]G・むにょ
神による「カーテンコール」が行われ、滅びゆく世界。
滅びをとめる方法はただひとつ、不死身の体を持つ主人公、椎堂密が相思相愛の相手に殺されること。密は高校に通いながら自分を殺してくれると言ってくれたとある女性を待ち続けるが…
おおよそ富士見っぽくない表紙ですが中身も富士見というより電撃的に感じてしまったのは気のせいでしょうか?神による「カーテンコール」が行われ、滅びゆく世界。
滅びをとめる方法はただひとつ、不死身の体を持つ主人公、椎堂密が相思相愛の相手に殺されること。密は高校に通いながら自分を殺してくれると言ってくれたとある女性を待ち続けるが…
クール通り越して「冷酷」な主人公の心情に最初まったく感情移入できず、
基本的に主人公に感情移入しながら読む私にはちと辛い作品。
でも中盤以降、なんだかんだと御託を並べながらも自分の「日常」を失いたくないと
奔走し、そんな自分の行動に少し戸惑っていくあたりは好き。
いろんなところでも言われてましたが、
ツンデレお嬢様がものすごく良いです。ああツンデレ可愛いよ。
一応正統なヒロインと思われる少女が出てくるのが最後の最後だったり
もろに「次回に続く」なストーリーなのですが
割と面白かったです。
でも個人的には幼馴染の子を正統ヒロインにしてほしかったです(殴)