終わりのクロニクル 6下 発売:2005.11 発行:メディアワークス [著]川上 稔 [絵]さとやす(TENKEY) |
発見してから一気に最終巻までつっぱしったところなのですが、とりあえず落ち着いてこちらから感想を…!!
各Gとの再交渉を終え、TOP-Gとの覇権をめぐり各G・各国UCATを交えての会議を開催する事になる全竜交渉部隊。まあこの会議が全体的に凄い鳥肌立つほど好きです。まずブレンヒルトと佐山の交渉の所では、ほんと二人の凛々しさに鳥肌立て、京のツンデレ妻っぶりに惚れ直し、単なる癒し系だとおもってた4th-Gのケモノたちの台詞にゾクっとし、最後7th-Gの飛場の台詞で吹きそうになりました(笑)なんというか、飛場と大城は血でも繋がってるんじゃないかと思うくらい立ち位置が似てますね。そして世界発生の謎に対する答えは本当に新鮮に驚けました。
ページ数の長い小説は、全体的にどこかしら中弛みが起きる事が多い気がするんですが(特にガンガン読者の私はハーメルンの中盤やだんだんつまらなくなっていったグルグルとかが忘れられない…)本当にこの小説は読めば読むほどストーリーにのめりこんでいけます。ぶっちゃけページ数も比例して増えているはずなんですが。
そして最後のシーン…今までどんなことがあっても自分のペースを崩さなかった佐山の悲痛な叫びが本当に痛々しくて…ある意味、色々な意味で人間を棄てていた佐山が見せた、初めての「人間らしい」姿だった気がします。
そして遂にストーリーはクライマックスへ。
ある意味このシリーズが(「AHEADシリーズ」は続くとしても)終わってしまうのは本当に名残惜しいです。本当に、忘れられない作品となりそうです。