メイド刑事 4 | 今日もだらだら、読書日記。

メイド刑事 4

[著]早見 裕司 [絵]はいむら きよたか

刑事事件がこの半年で1件も起きないという、奇跡の数字をはじき出した姉尾県。一見平和そうに見えるその街は県警の桜木本部長が権力と恐怖によって人々を支配する街だった。更に不穏分子を暗殺集団によって排除しているという噂まであり…調査のために桜木の元に乗り込んだ葵は警官殺しの濡れ衣を着せられて警察から追われるハメに…!

これは3巻後書きで予告されたとおり、見事な「年末1時間スペシャル」ですね(笑)

シリーズ初の長編。普段は絶対に表に出てこない御主人様や朝倉老人や曜子達昔のレディース仲間までが絶体絶命の葵を助ける為、表に立って大活躍します。普段のシリーズとは違い、大ピンチな葵を助けようと皆が立ち上がるという展開はまさに「一時間スペシャル」。特に御主人様こと海堂と桜木の対決が凄くアツい。普段クールなイメージがある海堂だからこそ、あのやりとりにめちゃくちゃ燃えました。

しかし、やっぱりインパクト強いのは曜子と3000人のレディース仲間達大暴走(笑)あまりの圧倒ぶりにもう場面を想像するだけでもニヤケ笑いが止まりません。前半の大ピンチな展開から、後半一気に逆転していく場面はめちゃくちゃスカっとします。

しかし、姉尾県の事は時期的にも凄く考えさせられるテーマだと感じます。
個人的に怖いのはそういう政治を行った桜木もあるけど、恐怖政治を恐怖政治だとすら思っていない住人の方。自分達に害が及ばなければ多少というかかなりの締め付けを行っていてもちょっと窮屈に思うくらいで、その恐ろしさに気づかないものなのかしら。しかし桜木を見ていると色々とデスノートの夜神月を思い出しますねー。

何から何までお約束な展開の連続で、でもテンポ良く展開されるストーリーはまさにジェットコースターに乗っているようなハラハラ感でした。ちょっとキメ手になったのが敵からの貰い水なのが非常に納得行きませんが、そろそろ葵達の大反撃があるのを楽しみにしたいです。
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コメント

  1. ラノベなPSP より:

    ナニコレwww【メイド刑事 4】

    え?久しぶりの読書ということで。
    壁紙作るのに時間がかかって更新が遅れてしまいました。

    [https://www.bk1.co.jp/product/2761234/p-holyknight1146 メイド刑事 4]

    '''これってまるで特高(警察)じゃねぇかwww'''

    っていうぐらいに飛躍した設定とともに物語が始まっているので、
    '''ぶっちゃけ今回は『地雷踏んじゃったか』と思いながらも読みました。&...