[著]三上 延 [絵]純 珪一
グロスマンに記憶を封じられ、金色の戦器の使い手として古滝市に現れた礼菜が、テリオン“イレーナ”として人間を襲い始めた。礼菜と戦えない拓也の姿を目の当たりにした日向子は、礼菜の狙いが自分にある事を利用して囮になろうとするが…
礼菜vs日向子はラスボス戦扱いになるのかなあと思っていたので、割合あっさり和解してしまった事には少々拍子抜けでした。レディ・バレットとかの言動によって、徐々に追いつめられていく礼菜の描写がかなり良かったので、ちょっと残念。グロスマンめが余計な事を…。グロスマンに記憶を封じられ、金色の戦器の使い手として古滝市に現れた礼菜が、テリオン“イレーナ”として人間を襲い始めた。礼菜と戦えない拓也の姿を目の当たりにした日向子は、礼菜の狙いが自分にある事を利用して囮になろうとするが…
正直記憶を完全に封印してしまうよりも育ち始めていた日向子への嫉妬を核にして操った方がより
しかし、礼菜と日向子の対決は予想していたものとは別のものになってしまったけど、凄く面白かった。日向子と拓也の関係も凄く好き。あと主人公周りの脇役達が本当に良い味出してます。特にこんなところで今まで全く空気キャラだった高橋がいい味出してきたのには感服(笑) そして毬子と友典には是非幸せになって頂きたいです。
このシリーズ自体が、王道的というか、堅実というか(悪く言えば「地味」というか)に面白いストーリーなのですが、今回は妙に奇をてらってるというか…なんとなく脳内で勝手に想像していた「最終回」への伏線が今回の話で一挙に解消してしまって、あと1巻でどう終らせるのかがかなり想像つきません。絶対に動くと思っていたレディ・バレットは結局動かなかったし、礼菜もあっさり取り返しちゃったしなあ…てっきり“聖婚”とかいうのに絶対必須な人物だとばかり思っていたんですが。
良くも悪くも先が見えなくなってしまった今回。最終巻でどうまとめてくれるのか楽しみです。
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電撃文庫・3月の感想5
■三上 延×純 珪一『天空のアルカミレス? カストラの虜囚』 ★★★★☆
【クランテリオン】の拠点【城】への手がかりを探す拓也達の前に、
グロスマンによる精神支配を受けた礼菜が帰ってきた。記憶を封印され、
テ
天空のアルカミレス 4 カストラの虜囚
天空のアルカミレス 4 カストラの虜囚
著者 三上延
イラスト 純珪一
レーベル 電撃文庫
ダブルヒロイン激突。
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