愛玩王子 | 今日もだらだら、読書日記。

愛玩王子

[著]片瀬 由良 [絵]凪 かすみ

飼い犬・ハリーが口に咥えていた指輪をなんとなく指に入れてしまったら、指輪が抜けなくなってしまった。さらに指輪の持ち主と主張する10cmサイズの“魔界の王子様”が現れて!?その王子様が言うには、その指輪を王子の伴侶となる女性以外が身につけると死んでしまうらしい。指輪をはずすために魔界に行く羽目になった比奈だったが…?

おうぢかわいいよおうぢ。

「読了本棚」さんの感想が気になって手にとって見ました。タイトルを聞くとどう見ても少コミ系ですが(小学館だし…)、中身はほのぼのとしたかわいらしい少女小説でした。

本当に典型的な「少女小説レーベルのライトノベル」って文体で、読んでいてものすごく懐かしくなってしまった…女の子の口語体一人称なんて、新井素子以外では読むの久しぶりすぎる。故・ティーンズハート辺りに居ても違和感のなさそうな文体でした。

典型的なツンデレで中々本心を打ち明けられない王子と、ちょっと恥じらいが薄くてドンカンなヒロイン・比奈の掛け合いには終始ニヤニヤしっぱなし。特に崖から落ちそうな比奈を励まそうとしてドサクサに紛れてお嫁に貰ってやるっ!と叫びだすシーンには、緊迫感も忘れて大爆笑。王子の「心に決めた人」の話はちょっとそうなるんじゃないかなーと読めちゃった部分もありましたが、むしろその辺はお約束な展開ってことでアリ。

指輪の呪いで10cmサイズになってしまった王子の可愛さはもう半端じゃないのですが、それ以上に魔界の面々が可愛い。コワモテ…と思わせて実はめっちゃくちゃ子煩悩な魔王パパンには和まされまくりました。しかし個人的に最もツボヒットしたのが側近のフォルカスです。そのクールな顔で魔王パパンのオヤツを盗み食いして涼しい顔してるとか、こぶしを握り締めて「ラブパワーですよ!」とかほざきだしたり…とにかく行動と顔にギャップありすぎですから!!!こんな素敵な魔界なら私も住み着いてしまいたい!というくらいのんびりした世界に癒されます。

正直10cm王子が可愛すぎだったので王子は最終回まで大きくならなくていいよもうとか思いましたが、ツンデレの上に俺様属性まで加わった王子はそれはそれでなんか良し。ラストの辺りの俺様炸裂な言動には萌えさせてもらいました。しかし、比奈じゃないけどやっぱ10cm王子のほうが(略)

続編があれば、やはり学園ラブコメになってしまうんでしょうか(笑)ちょっと見てみたいけど、その際は時々でいいから10cm王子に戻ってやってください。そりゃもう切実に。お願いします(笑)

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コメント

  1. 読了本棚 より:

    愛玩王子

    愛犬が拾った指輪をうっかり指に嵌めてしまった比奈。するとなぜか指輪が抜けなくなってしまった大弱り。その上、愛犬が次に加えてきたのが10センチにも満たない小さな少年。この指輪の持ち主であり、魔界の王子様なのだという。指輪に込められた呪いを解く為に王子と共に..