ネコソギラジカル(上) 十三階段 | 今日もだらだら、読書日記。

ネコソギラジカル(上) 十三階段

[著]西尾 維新 [絵]竹

匂宮出夢と激突して以来行方の知れない“人類最強の請負人”。その対戦をセッティングした責任を感じるいーちゃんだったが、そんないーちゃんの元に“狐面の男”率いる「十三階段」の一人が現れる。これ以上他人を巻き込まない為、そして十三階段の情報を集める為にとある人物と接触するいーちゃんだったが…彼らの“物語”は終わりに向けて一気に【加速】する!

ものすごい鈍足ペースで消化してきた「戯言シリーズ」も遂に最終章。の上巻。

みいこさんも凄く良い味出しているのですが魅惑のロリ娘・闇口崩子ちゃんが大活躍。大好きな「戯言遣いのお兄ちゃん」のため、奴隷となって(?)全力で頑張ります。そのためなら戯言遣いのお兄ちゃんに致命傷だって与えちゃいますよ★兄貴分の萌太君も、出番は少ないけど良い味出してますね。ただ、今までのこのシリーズの傾向からするとどうにも死亡フラグの伏線っぽくも見えてヒヤヒヤしてしまいます…姫ちゃんの二の舞にだけはなりませんよう…。

そして味方についた元十三階段・匂宮出夢と、最高のタイミングで復活する“最強の請負人”哀川潤。特に潤さんの復活シーンはほんとに美味しいところ持って来すぎ、かっこよすぎ。本気でシビレました。しかし、潤さんも今回ばかりは色々と不安な部分が見え隠れして、今後の展開が心配です。

それにしてもあれだけ思わせぶりしておいて退場者多すぎの“十三階段”。特にノイズ君なんかあれだけかっこよく登場しておいて、あれで出番終了だったら指差して笑いますよ?

とりあえず上中下巻の「上」なので、まだまだこれからと言うカンジの内容ですね。ただ、まだまだ謎は多いものの、初っ端から魅力ばっちり引き込まれます。ラストではいーちゃんの過去に関係が深そうな十三階段の“十三段”も現われ、そろそろシリーズ通しての謎だったいーちゃんや玖渚の過去が暴かれそうな感じ。次巻を読むのが楽しみです。
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