[著]神坂 一 [絵]岸和田 ロビン クローゼットを開けたらヘンな植物がびっしり生えていた。これは堪らない…と今日もおかしくなった世界を必死に治して回るミヤ。そんな姉の姿を横目に、リスの姿の妹・チサは複雑な思いを抱えていた。「世界を修繕するのって、本当に良い事なの?」…と。そんな彼女の思いをよそに、勘違いしたミヤはシュリンと二人で修繕に向かい…… |
その場のノリで魔王を倒してしまうミヤに対して勢いでは勝てないと思ったチサが何故か百物語で勝負を挑んだり、ラスボスが も の す ご く ショボかったり……とヘンな部分で妙な方向に突っ走るノリはまさに『いつもの』神坂一。そして終わり方がいまいちすっきりしないのもいつも通り。良くも悪くもいつも通り。1巻でこてこてのギャグをやられたあとに、このしんみりした終わり方というのがなんとも違和感を感じてしまう…。
…うん、この人の作品、凄く好きなんだけど、どうしても終わり方が好きになれないんだ……。ヤミサダの3巻は丸々いらないと思ったし、スレイヤーズ本編の終わり方もあまり好きではなかったし、…それなりに納得した終わり方したのはロユスニくらいか…でもあれも、漫画版で脳内補完しなかったら正直キツかったような…。
ミヤの発禁魔法少女は是非ともどんなカンジなのか見てみたかったです。
あとやっぱり反響あったのは触手か。触手だったのか。
コメント
ドアーズ(2)
DOORS II 新たなる敵を修繕せよ! (角川スニーカー文庫 46-19)神坂 一 角川書店 2008-03-27売り上げランキング : 351Amazonで詳しく見る by G-Tools 相変わらずの無茶苦茶ぶりが非常におもしろかったんですが…… あやまれ! ジュール・ベルヌに! アイザック・アシモフに! ..
[感想][★★★★☆][神坂一]「DOORS(2) 新たなる敵を修繕せよ!」
「できるかどうかは問題じゃない!理論が通れば、即ちそこにSFは——」 「在る!」 お前それで良いのか? あらすじ 車に足が付いていたり、暑さ対策で毎日怪談話をテレビで流しっぱにしたり、梅雨時になると街中を巨大な植物が多い尽したり—どうみても「普通」ではないのだ