“文学少女”と神に臨む作家 上 | 今日もだらだら、読書日記。

“文学少女”と神に臨む作家 上

[著]野村 美月 [絵]竹岡 美穂

ななせと付き合い始めた心葉はそれなりに幸せな日々を送っていた。ところが、そんな二人の間を流人が裂こうと画策し始める。一方、かつての“井上ミウ”の担当編集をしていた男性も心葉に接触を図る。そんな最悪のタイミングで、遠子先輩から激しい“裏切り”の言葉を向けられ、愕然とする心葉に追い討ちをかけるように事態は動いていって…
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本編完結編となる卒業編にして“文学少女”天野遠子の物語、前編。

そうかぁ?シリーズ最強のヤンデレは流人くんだったのかー。
今まで文学少女界のヤンデレ代表だった朝倉美羽のとってきた行動が子供の悪戯に見えるほど本気で怖いよ本気の流人くん。心葉の行動を読んで常にタイミングバッチリに行動を仕掛けてくる流人くんの姿に、もうホラー的な恐ろしさすら感じる。更に“死にたがり”こと竹田さんがサポートに回って、なんというか最悪のコンビが結成されてしまいました。もうなんていうかあれですね、男のヤンデレって流行ってるんですか?(違う)

流人くんの手の上で思うがままに転がされ、みるみる追い詰められていく心葉が不憫でなりません。やめて流人くん!心葉のヒットポイントはもう0よ!! また、遠子先輩の“裏切り”の言葉もなんというか……もうちょっと言うにしても、タイミングや言い方があるでしょう、としか言いようがない。ただ「読みたい」という以上に深遠な理由があるんだろうけど、あまりにもあのタイミングは心葉がかわいそう過ぎる。

遠子先輩の両親と、彼女を引き取った流人の母親・櫻井叶子の3人がかつてたどった道、そして叶子描く物語『背徳の門』、そして現在の心葉・ななせ・遠子の関係の奇妙な一致がとても不吉な何かを指し示しているようでなりません。物語は次回で完結・最終巻とのことで、「月花を孕く水妖」でのエピローグを信じれば…非常に重いラストが待っているようにも。少しでも3人が幸せになるような結末が訪れますように。

…それにしても、遠子先輩の「本を食べる」性質とか、流人くんの最後の爆弾発言とかって、実際のところどうなんでしょうね。本を食べる遠子先輩という設定からして、ある程度の不思議要素が世界設定に織り込まれているであろう事はなんとなく想像つくんですが…。

コメント

  1. hobo_king より:

    私はななせが潮が満ちる様に怖いです・・・。

  2. うらら より:

    ななせはどちらかというと、被害者体質なところがあるので
    ヤンデレ化よりもそちらが心配です…覚醒流人になんかされるんじゃないかとか。
    なんにせよ、早いところ下巻が読みたい…!

  3. 文学少女と神に臨む作家

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  4. (書評)文学少女と神に臨む作家・上

    著者:野村美月

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