[著]伊吹 秀明 [絵]四季 童子 格闘オタクで、ストリートファイトをひそかに趣味にしている葉桜栄斗。そんな彼の前に現れた凄腕のファイター「トルネード」の正体は、なんと住み込みで働いている家のお嬢様・円乗寺七味だった!?父親から逆立ちして戦うブラジルの格闘技・カポエラを叩き込まれた彼女の姿を見て、栄斗はあることを思いつくのだが… |
カポエラ使いでいまどき小学校高学年でも穿かない白のレースのぱんつを穿く美少女・円乗寺七味がぱんつを見せまくりながらストリートファイトしたり、何故か学校で開催されることになった天下一武道会(違う)に参加するというお話です。とりあえず作者がパンツ好きなのは良くわかった。
なんていうか、良くも悪くもパンツのために物語が構成されており、そこに繋がって行くための動機やら行動がちぐはぐに思える。主人公がなぜ突然格闘技同好会を結成たり武道大会を開催しようと思ったのかとか、主人公に無償の愛を注いでいた少女(しまぱん)が突然良く判らない事を言って離反したりとか、そこに至るまでの動機立てが全体的に不十分で、何もかもが唐突なので戸惑いました。まあ、この物語においてはカポエラとか天下一武道会とか同好会を作るとか
同姓としてはとりあえず、普段からそんなことしてるならパンツの上になんか穿けって思うわけですよ。どこかのビリビリ少女みたいに、見える危険性があるならパンツの上から短パンでもスパッツでも、白のレースパンツに対応して紺パンでもなんでも穿けばいいじゃないですか。スカートで逆立ちしたまま白ぱん丸出しで居眠りをこいて、主人公にそれを発見されて頬を染めて怒り出しても怒り出しても説得力が無いというか、実は狙ってるのか?としか言えません。というかせめて自宅に居る時くらいズボンはけよ!!!まあ、丸見えになってるからといってパンツをはいたお尻を突っつこうとする主人公も変態としかいいようがありませんが。パンチラというにはこの作品は恥じらいが、はじらいというものが決定的に不足している!!!ほんと、出てくるのは変態と恥女ばっかりだな!!!
とりあえず女性が読んではいけないものを読んでしまった気分だ…
これならまだ、エロゲとか美少女文庫の方が全然いけるよ!
BL並みの無茶ぶりにもう苦笑しか出てこないというか、ありえなさがまさにパンチラファンタジー。
まあ四季さんのパンモロ絵が見たい人は是非どうぞ。
…やっぱラノベで絵師買い・表紙買いはやらないほうがいいなー…
そういえば、これを読んでいる最中、ずっと脳内に浮かんでいたのが、
いつぞや偶然深夜のケーブルテレビで偶然見たパンチラアニメ「AIKa」でした。
調べたらHJ文庫はかつてこのアニメのノベライズを出してるんですね、限定版にパンツつけて。
…作者というよりも、HJ文庫編集部がパンツ好きなだけなのかもしれません。
「Special Panties Version」じゃねえよ!!と全力で突っ込みたい。
AIKa R-16 TURNING MISSION Special Panties Version (HJ文庫 す 1-1-1)山内 則康 ホビージャパン 2008-02-25 by G-Tools |
コメント
ここまでこき下ろされていると逆に興味が湧くのが不思議ですな。でもパンツ見たさにラノベ買ってる訳じゃないからな〜。
うーん、でも私が全体的にパンチラの不自然さに目が行ってしまって、他があまり目に入ってなかっただけというのも考えられるので案外読んでみると面白いかもしれませんよ?。
個人的には、男性がこういう本を読んでどういう感想になるのか気になるので、気になるようなら是非w
>パンツ
昔の名言を引用するならば
「(女の子の)パンツがキライな人(男子)がいて?」
あるいは最近ですと「(女の子の)パンツがキライな男子はいませんっ!」というあたりでしょうか?
ちなみに作者さんは上質な仮想戦記物を書く作家として結構有名な方なのですが、以前にもネコミミ美少女による戦車隊モノとか書いているので驚くほどではなかったり。
むしろ作家の意図を一瞬で理解する編集部のほうに問題がありそうな気がしないでもない。
>「(女の子の)パンツがキライな人(男子)がいて?」
なんとなくわかるきがしますが、個人的にはやはりパンツはチラ位の方が…パンモロはあざとい気がして!
…ってもう、単純に自分の趣味の問題な気がしてきました。
ネコミミ美少女による戦車隊モノ…いろいろな意味で凄そうですね。
個人的には「男の(パンツという)夢を見事に書ききった作者」「作者の意図を一瞬で理解した編集部」「最適なパンt…挿絵を描ききった絵師」が共鳴して三重奏を奏でてしまったような気がしてなりません…いや、私はあんまり合わなかったですが、ここまで「パンツ」なラノベって、ある意味凄い作品だと思いましたw