死神姫の再婚 恋するメイドと愛しの花嫁 | 今日もだらだら、読書日記。

死神姫の再婚 恋するメイドと愛しの花嫁

 

仮装に隠したあなたへの想い――! 最強夫婦の誓いをこめたシリーズ第9弾!!
うららかな日和のアズベルグ地方で、「春」を謳歌する者が一人……ティルナードとついに婚約することになったメイドのノーラだ。アリシアの怪我も良くなり、全員でレイデン地方へ向かう準備をしていたのだが、そこに王家から「怪奇」を主題にした仮装舞踏会への招待状が送られてくる。様々な仮装に身を包み、王宮へと渋々向かうカシュヴァーンたち一行にゼオルディスが連れてきたのは、スタンバール家の令嬢でティルの婚約者……!? 赦されない贅沢と、あなただけへの「想い」を知る第9弾!!

いよいよノーラと婚約することになったティルの所に、直前でゼオ王子が横やりを入れて来て……というお話。

ティルとノーラの身分違いの恋の行方ももちろん気になるのですが、ゼオルディス王子一派とライセン一派の対立が浮き彫りになってきました。来るべきその日を見据えながら、血の繋がりに拘らない絆を確かめ合い、共に歩むことを誓うカシュヴァーン達の姿に胸が熱くなりました。一方で、同時刻にゼオ王子達一派もいよいよ覇権をめぐって動き始めて……次あたりで本格的に激突するのかなあ。いよいよ物語も佳境に差し掛かってきた感じ。

まあしかし、それは置いておいても巻を経るごとに加速するカシュヴァーンの妻バカぶりが最高すぎる!!まさしく文字通り「恋は盲目」状態になってしまって、トレイスやノーラやルアークのしょっぱい視線もなんのその、アリシアの美しさを他の男に悟られてしまわないよう必死なカシュヴァーン様が割と残念な方向にほほえましい。

しかしその一方でカシュヴァーンと出会ったことで少しずつ自らの恋心を自覚していき、年頃の少女らしい恥じらいを見せ始めたアリシアが可愛いのなんの。旦那様とのイチャイチャも少しずつグレードアップしていって、「お腹痛い」も「お腹が壊れる」までグレードアップ。もうほんと、二人のイチャイチャっぷりを見てるだけでも幸せいっぱいになれそうなこのシリーズ。今回も本当にごちそうさまでした。

というか皆がいる前で旦那さまを「懐柔」するべく「色仕掛け」を敢行して返り討ちに遭うアリシア可愛すぎるだろおおおおお!!!!!(ゴロゴロゴロゴロゴロ)

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