銃皇無尽のファフニール11 プリズマティック・ガーデン | 今日もだらだら、読書日記。

銃皇無尽のファフニール11 プリズマティック・ガーデン

 

ミッドガルへの侵攻を乗り切り、新しい生活を迎えた悠たち。そして学園に、キーリ、ヴリトラ、紫音、ジャンヌが転入してくる。新たな仲間を加えた学園生活は、ゲーム対決や浴衣でお祭りなど、とても賑やかなものになりそうだった。だが、平穏な日常は長くは続かない。様子のおかしいヴリトラ。彼女と深月の間に漂う不穏な空気。そして悠は深月からとある告白をされる。甘い余韻の中、悠が出した答えは―。「汝は既にこの“闇”と出会っているはずだ」それは終わりではなく始まり。加速していく終末への時計。もしもこの想いが偽物でも、このまま闇に呑まれたとしても、その手だけは離さない―。アンリミテッド学園バトルアクション第十一弾! (「BOOK」データベースより)

その薄い本売ってください!!!!!
 ついでにどこからともなくロキ少佐の存在をリークしよう(提案)
 フィリルの腐女子設定、とらの特典小冊子であったなそういえば…。

 キーリ、ヴリトラ、ジャンヌ、紫音を正式な転入生と迎え、心機一転で送る学園生活メインの箸休め回というかイチャイチャハーレム回。前巻までが重かっただけにここぞとばかりに日常を謳歌する姿が微笑ましい。部屋割りの話とか、レトロゲームの話とか、年相応な彼女たちのじゃれ合いが見れるのに思わずにこにこしてしまう。

 9巻前後の展開で完全にハーレムルートに入ったと思ったんだけど、どちらかというとやはり「全員が家族になった」みたいな関係が近いのかな。要所要所で彼女たちの微妙な線の引き合いを感じて面白かった。どんな決断をしても最後まで味方で居てくれると断言するリーザは本当に良い女ですね。「全員を選んだ」けど、それとは別に「ひとりに決め」てほしい、という深月の言い分もなんかわかる。リーザとのやりとりも含め、ある意味それは彼女たちのすべてを背負うことになってしまった悠への精一杯の気遣いなのかもしれない。

 そして、ジャンヌちゃんの転入騒動に「わかるー」しか言えない女子校育ち。このタイプはほんとモテるからしかたないな……(女子校だと)。制服挿絵がおっぱい解禁後のジャンヌちゃんしかなかったのが大変に残念です。あそこの挿絵はもっとジャンヌが男子っぽい感じで、もっと悠とBLBLしててもよかったと思うんですよ……。

 そんな平穏な日常の裏で、前巻ラストから引き続き妹の深月を巡る不穏な動きが。事態を察したヴリトラが表向きの平穏を維持しつつ悠との接触を図ろうとするのですが……散々空回りしたあげく手に入れた少女漫画知識を元に謎のツンデレアピールを始めるのには噴いてしまった。頑張り所はそこじゃないwww

 それにしても、またラストがやるせないし、急展開過ぎて……メインヒロインは私もイリスだと思っているのでアレなんだけど、この流れでここからイリスエンドに持っていかれると深月が可哀想すぎるし、どうなってしまうんだ。今まで以上に最終的な着地点がわからなくなってきたなぁ。

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